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体温  作者:
2/2

~屋上で~ 1


 「スキ」


真夏の屋上。

ボクは告白を受けていた。


 「ゴメン、僕そういうの嫌やから」


即答で、ストレートに伝える。

ボクは人を好きになった事がない。というか好きになるという気持ちがわからない。

無償の愛とか、純粋な気持ちとか、信じるだけ無駄だと思う。


 「お試しでいいから、付き合ってっ」


相手の女はしつこく粘る。

こういう時は絶対に相手の女は諦めないだろう。


 「本当に、お試しでいいんか?」


お試しで付き合ってその時にまた断ればいい。そうしたらこの女も諦めてくれることだろう。

というのがボクの考えだった。


 「付き合ってくれるん?」


 「そっちが良ければな。但し、1か月だけやぞ。その間に僕が君の事を好きになったら正式に付き合   うって事でええか?」

 

 「うんっ。頑張るな!よろしく、晴喜君」

 

 「こちらこそよろしくな、進藤」


とりあえず、ボクらはお試しという期間限定で付き合うことになった。



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