革命反対派の意見
「私はここに来る前、熊本城に避難していたの。
そこではみんなが協力していて、ここのような支配体制もなかったわ。
だけどある時、勢力が二つに分かれたの。
このままここに避難していようとする派閥とここを出て四国の安全地帯に行こうとする派閥。
私や熊本城でのリーダー格的な人はどちらにも就かずみんなの意見を尊重しようとしてた。
でもある日、安全地帯に行きたい派閥がバリケードを壊して外に出たの。
そのせいでゾンビ達が安全だった城内に侵入してきた。
城内にいた人達はどんどんゾンビ化していってね。
そこでそんな状況を変えようとリーダー格の人達がゾンビを誘導し、自分諸共ゾンビを一つの部屋に閉じ込めたの。
その後結局、安全地帯に行った奴らが食料をほとんど持ってっちゃって、生き残った人達も熊本城を出たわ。
そうして仲間がやられながらゾンビから逃げ回っていたら、この桜島に辿り着いた。
これが私がここに来るまでの話」
「あの一つ良いですか?」
「なんだい?」
「どうして安全地帯とは真逆のこちら側へ?」
「単純にゾンビが安全地帯に向かう方に沢山いて進めなかったからよ」
「そうだったんですね」
「それでどうしてこの支配体制の方がいいんですか?」
「それはね、武力や権力が一点集中すると支配は起きるけど、その代わりに内部での争いはほとんど起きなくなる。
ほらさっきも言ったけど内部で争ったら最悪な結末になるだけなのよ。
だから私は支配体制はあるけどある意味平和なこの状況の方がいいのよね」
「そう言うことだったんですね」
「お話ありがとうございました」
「別に大したことないわ。でも最後に一つだけ聞いておきたいの」
「なんですか?」
「あなた達、革命でも起こそうとしているの?」
「そ、そんなことしませんって」
「それに私達は観光客です。しばらくしたらここから出ていくので。革命を起こす理由はないんですよ」
「そう、なら良かったわ」
「はい。今日はありがとうございました」
そうして私達は泰子さんの部屋をでた。
「どうしよっか」
「民主主義にのっとるなら革命は起こした方が良いんだろうけど」
「泰子さんの言うことも間違ってないし」
「何より光達って実質部外者だからね」
「まぁ細かいところは明日焔達とも相談して決めようか」
そうして私達は、、、、
「あれ?そう言えば私達の寝床ってどこ?」
「問題起こして連中に連れてかれたから、帰って来ないと思われて準備されてないとか?」
「あり得そう」
「とりあえず今日はキャンピングカーで寝よっか」
そうして私達はいつも通りキャンピングカーで眠りに着いたのだった。




