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職業体験(強制)

島を見て行くと多くの人が農作業などの仕事をしていた。


そして仕事をしている人達を監視するように連中と同じ格好をして銃を持っている奴らもいた。


「ここでは我々が仕事に食料などを全て管理し、安全安定の暮らしを実現しているのだ」


まぁ、要するに小さなソ連ってことね


「お前らは今から我々のボスのところへ行く。決して無礼のないようにしろよ」


「分かりましたー」


この呑気な返事じゃあ即刻処刑だろうなぁ


そうして数分ほど歩くと屋敷のような場所にきた。


「ここだ」


私達は靴を脱いで中に上がり2階の奥の部屋の前まで来た。


「ボス、島の外からやってきた連中を連れてきました」


「入れ」


私達が部屋に入るとボスらしき人の周りにいた連中が私達に銃口を向けてきた。


「俺はこの桜島の現在のリーダー厄飼翔大だ」


「あーえっと、光です」


「焔でーす」


「沙莉です」


「草乃です」


「蒼雷」


あー焔と蒼雷死んだな


「貴様らは一体どこから来て何をしに来た?」


あっ、厄飼さん思ったより短気じゃなさそう


「えーっと香川の安全地帯から来ました。目的は観光です」


「観光だと?」


「はい観光です」


「まぁ良いか」


あっ、良いんだ。なんか厄飼さん良い人みたい。人を見た目で判断しちゃいけないな


「まぁここに来たからにはここのルールに従ってもらう」


あーこれ絶対労働させられるやつ、、、いや偏見で判断しちゃいけないって数秒前に学んだはず。


ルールって多分争い禁止とか食料は平等に分配とかでしょ


「早速お前らにはとことん働いてもらう」


やっぱ見た目通りだわ


私達はその後それぞれ別々のところへ連れて行かれた。


「男は農作業とバリケードの防衛、女は家事や日用品制作だ」


とのことなので焔と蒼雷は畑に、私と光と沙莉は大食堂の厨房のようなところへ連れて行かれた。


焔曰く、すぐに逃げ出しても良いけどせっかくだしちょっと農作業の体験していきたいとのこと。


私もせっかくだし普段出来ないことやらせてもらおーっと。


ってなわけで私達の桜島観光、もといい職業体験(強制)が始まった。


私と沙莉はいきなり料理に参加させられた。


「この野菜切っといて」


「はい」


「後これも」


「はい」


大量の野菜を切り続けることになっていた。


「おい、そこ皿溜まってるぞ」


「はーい」


光は料理はそんなに得意ではないので皿洗いをしていた。


「職業体験って言ったけど、やっぱただただ大変なだけだね」


「うんやっぱりさっさと帰ろっか」


「でもここの人達すごいな。食材をから速度も精度もすごい高い。私も見習わないと」


「じゃあやっぱまでもう少しいる?」


「うーん、二日もしたら体力無くなって動けなくなりそう」


「おいそこ!喋ってないで作業しろ!」


「はーい」


その後も夕方まで永遠と作業させられた。


「ふぅー、疲れたぁ」


私達三人は料理を作る時間が終わり、他の人が夕飯を食べている中皿洗いをさせられていた。


「これじゃあやってることブラック企業だよ」


「新入りに後始末やらせるとことかマジでブラック企業のやり方」


「焔と蒼雷は大丈夫かなぁ」


「なんやかんやで焔は楽しんでるじゃない?」


「蒼雷はめんどくなったらバレないように能力で楽してるでしょ」


「あーあずっと皿洗いとかつまらないなぁ。もっとなんかこうおもろいことないかなぁ」


パリン!


私達が話していると近くで同じく皿洗いをしていた女子中学生が皿を割ってしまった。


「おい!今皿を割ったのは誰だ!」


食堂飯を食べてた銃を持った連中が怒鳴った。


「あーあ、こりゃああの子終わったな」


私達の近くにいた女子大生がボソッと呟いた。


「どうゆうことですか?」


「君たち新入りか。ここでね皿を割ったり食材を落としたりの失敗をすると連中に連れてかれて殺されるとかゾンビの餌にされるとかもしくはあの子若いから連中に弄ばれるか」


その話を聞いた瞬間、光の目の色が変わった。


「沙莉、草乃、ちょっと光遊んでくる」


やっぱりなこりゃもう止められないな


「おい誰なんだ、皿を割ったのは!」


連中が銃を構えて厨房へ来た。


皿を割った中学生が怯えて何も言えないでいると


「はい!光が割りました」


光が堂々と手を上げて宣言したのだった。

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