熊本城観光
「熊本城に着いたぁ」
「とりあえず中にいく?」
「よーし中に入ろう」
私達は着いてそうそう熊本城の中へ入って行った。
「はぇ〜いろんなものが展示してあるんだな」
「見ろよこれ、刀とかあるぜ」
「もらっていっちゃだめかな」
「ダメだろ流石に」
「おーいみんなー。ここから良い景色見えるよ」
「光、お前早いって。もう少しじっくり見てこうぜ」
「あー、こことか本来なら色んな紹介映像とか見れたんだろうなぁ」
「沙莉、何とか見れるように出来ない?」
「うーん出来なくは無いと思うけど、城にダメージ与えちゃうかもだし」
「元々の城には映像なんてなかったんだし、素材の味を楽しもうぜ」
「なんか違う気が」
こうして私達は熊本城をのんびりと観光した。
「さぁて、そろそろ帰るか」
「そうだね。お腹空いてきちゃった」
「戻ったらおやつにでもしよっか」
「なぁなぁこの部屋行ってなくね?」
焔が全体マップを指差して言った。
「どこどこ?」
「ほらここら辺」
「そんな場所あったか?」
「もしかして隠し扉があったのかも」
「隠し扉なんてあるんならそう書いてあるだろ。じゃ無いと誰も入れねぇし」
「とりあえず行ってみようぜ」
「まぁ戻るのに結局ここ通るし行ってみるか」
私達は焔の見つけた隠し部屋の近くまで戻ってきた。
「うーん。それらしいところはないな」
「あのマップのミスなだけじゃね?」
「それとも今復興工事の最中だったか」
「はぁ、せっかく秘密の部屋見つけたと思ったんだけどなぁ」
そう言いながら焔が壁に寄りかかると壁が回転し焔が壁の向こう側に行ってしまった。
「回転扉じゃん」
「焔ー。そっちは大丈夫?」
「あぁ、みんなも来いよ」
順番に回転扉を通り焔のいる方へ行った。
「これ相当長い廊下だね」
「とりあえず行ってみようぜ」
私達が廊下を進んでいくと一つの部屋を発見した。
「あれ?この扉開かないな」
「これ、中から鍵掛けられてる」
「蒼雷開けてよ」
「え、これ開けて良いやつなのか?」
「まぁまぁダメなやつでも怒られることはないからさ」
「分かったよ」
カチャ
「鍵開いたぞ」
「流石蒼雷」
「蒼雷将来泥棒にでもなったら?」
「確かに向いてるな」
「ならねぇよ」
焔が扉を開けたその時、
「わっ!」
いきなり一体のゾンビが飛び出てきた。
焔はゾンビを瞬時に避け、蒼雷がゾンビを拘束した。
「何で中からいきなりゾンビが」
「あ、見てあれ」
光の言うとおり扉の先をみると
「うっわ、なんかめちゃくちゃゾンビいるじゃん」
「蒼雷」
「りょーかい」
蒼雷は出てきたゾンビを押し戻し再び扉を閉じて鍵を閉めた。
「ふぅー」
「よし、帰ろう」
「そうだね」
私達は何事もなかったかのようにその場を後にした。
「ねぇねぇ、何であそこに沢山ゾンビがいたんだろ」
「多分だが熊本城で出たゾンビを全部あそこに押し込めてたんじゃね?」
「だから城の中にゾンビがいなかったのか」
「でもどうやって鍵かけたんだろ」
「さぁ。ここは俺に任せて先に行け!見たいな自己犠牲マンでもいたんじゃね」
「もしくは蒼雷の生き別れの兄弟だったりして」
「それはねぇだろ」
「さぁてさっさとキャンピングカーに戻っておやつ食いながら次どこいくか決めようぜ」
「ならお土産屋からお菓子拝借しようよ」
「いいなそれ」
「普通にそれ犯罪だけど、、、まぁもう今更だしいっか」
そうして私達はお土産屋でお菓子を拝借して次に行く場所を決めながらおやつを食べるのだった。
次の目的地は決まらなかった。




