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バレてはないはず

「ん、んん?」


三度寝していた私は目を覚ました。


「あれ?蒼雷はもう起きてるのかな?」


焔、光、沙莉はまだ寝ていたが蒼雷の姿だけなかった。


そうして私が下に降りると蒼雷がのんびりテレビを見ていた。


「おっ、草乃起きたか。珍しく遅かったな」


テレビの時間を見るとすでに14時を過ぎていた。


「えっ、私こんなに寝てたの?」


「まぁ夜中に二度も起こされたからじゃねぇの?」


「そうなのかなぁ?」


「それにあの三人はまだまだ寝てるし」


「そ、そっか。それで蒼雷はいつ起きたの?」


「俺も一時間前くらいよ」


「そうなんだ。それじゃあそろそろお昼ごはん食べる?」


「いや、いいよ。朝結構食べたからそんなお腹空いてないし」


「それもそうだね」


私たちがのんびりテレビを見ながら雑談しているとキャンピングカーのドアを叩く音がした。


「誰かきたのかな」


「いい加減チャイムかなんかつけるか」


そう言いつつドアを開けるとそこには朱里さんがいた。


「朱里さん。無事だったんですね」


「こんにちは草乃ちゃん、蒼雷君。なんとか無事だったよ」


私たちは朱里さんを部屋に入れてお茶を出した。


「それで今回朱里さんはどんな用事で?」


「率直に言うと何か知ってるんじゃないかなぁって思ってさ」


私と蒼雷は少しビクッとした。


「何かとは、、」


「実は昨日みんなに逃げるように言った後、私が瀬戸大橋に戻ってから不可思議なことが立て続けに起こってんだよね」


「へ、へぇ〜ど、どんなことが起こったんですか?」


「ゾンビが圧死したり、風が吹いたと思ったらゾンビが死んだり、ゾンビがどこからか狙撃されたり」


「そ、そんなことがあったんですね。そ、それで何故その話を私たちに?」


「状況的に考えると一番関係がありそうなのは草乃ちゃん達なんだよね」


「な、何故私たちだと?」


「まずタイミングがちょうど私が草乃ちゃんに伝えた少し後だと言うこと、そしてニュースでバリケードが突破されてた場所は載ってたけど、発電所とかが襲われてるのを知っているのは近くにいた人と自衛隊と政府の人ぐらいなのよ」


「な、なるほど。それで消去法的に私たちと」


「あ、勘違いしないでね。疑ってるわけじゃあないから。状況的にはみんなが一番あってるけど、あんな現象を起こすのは無理なのは分かってるから」


出来ちゃうんだよなぁ。


そんなこと絶対に言えないけど


「まぁ結論から言うと俺らは何も知らないぜ」


「そっかぁ。まぁいっか。そろそろ仕事に戻るね」


「はい。頑張って下さい」


「うん。あっ、また今度バリケード増強のお手伝い頼むかもしれないからそん時はよろしくね」


「はーい」


朱里さんはそのままキャンピングカーを出て瀬戸大橋へ向かっていった。


「これバレてないよね?」


「んまぁ流石にバレてはねぇだろ」




「やっぱり草乃ちゃん達怪しいなぁ。


でも誤魔化したってことはなんか事情があるんだろうなぁ。


とりあえずは様子見するとしようかな」

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