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テレビが欲しい

私たちは現在やることがない。


ほんとにない。


やることと言えば家事と焔の企画くらい。


「やっぱりあのまま九州まで行った方が良かったのかなぁ」


「なんと、ついに草乃までそんなことを言い出した」


「俺らが大人なら色々仕事した方が良いんだろうけど」


「まだ光達高校生だし」


「高校生に働いてもらうほど人手不足じゃないみたいだしね」


なので私たちは現在のんびりラジオを聴いていた。


『続いて次のニュースです。


現在全てのテレビ局が放映停止しておりますが、香川テレビ局が前回の安全地帯拡大作戦により解放されたため、明日より香川テレビ局よりニュースなどを配信していきます。


現在はニュースのみになりますがいずれバラエティーやアニメドラマの再放送なども随時やっていくとのことです』


「聞いた?」


「うん聞いた」


「よし、テレビを買いに行こう!」


そうして私たちは家電量販店にテレビを買いに行くことにした。


キャンピングカーなのにテレビないのは、焔と光が見つけた時点でもうすでに壊れてたからなんだよね。


そう言うことでキャンピングカーで直接行こうとしたけれど沙莉が


「冷静に考えてここは無法地帯じゃないんだよ?私は免許は持ってないから」


と言うことで歩いて行くことにした。





二十分ほどで家電量販店についた。


「いらっしゃいませ〜」


「すいませんテレビが欲しいんですけど」


「どのようなテレビをご所望ですか?」


「キャンピングカーの中で見れるようなテレビを」


こういうことに一番詳しいのは沙莉なので私たちは沙莉に全て丸投げすることにしていた。


「なるほど、ではこちらのテレビなんてどうでしょう?」


「ねぇ皆んなこれでどうかな?」


「うーんよく分からんが良いんじゃね」


「俺は別に何でもいいぞ」


「光も異論なし」


「私も」


「じゃあこれでお願いします」


そういえばこの中での通貨って金のままで良いのかな?


「では82980円です」


別に普通に使えるんだ。


「えーっとカードって使えます?」


流石に使えないでしょ。


「すいません。カードは現在扱うことが出来てなくて」


やっぱり


「えーっとじゃあ、あー、7万しかないや。誰か残り持ってる?」


何で沙莉そんなに持ってんのよ。私たち遊園地に行ってただけだよね?そんなお金いる?


「俺は三千円なら」


「光一万あるよ」


「じゃあ貰うね。83000円で」


「83000円ですね。では20円のお釣りです。テレビは郵送しましょうか?」


「いえ、大丈夫です。蒼雷」


「はいはい、運べば良いんだろ」


テレビは蒼雷が持って(超能力で)帰ることになった。


「ついでに何か買ってく?」


「私はもうお金ないよ」


「草乃と焔は?」


「私は5000円かな」


「俺は8000円」


「大したものは買えなさそうだし帰ろっか」


その後私たちはキャンピングカーに戻り、テレビの設置に相当時間がかかったのだった。






一方その頃自衛隊は、、、、


「このノートは一体」


「どうしたんですか隊長」


「いや。こんなノートが私の寝室に置いてあってな」


「富士山調査報告書?何故に富士山?」


「とりあえず読んでみよう。何か大切なことが記されているかもしれない」

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