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魚獲り大会

焔の掛け声と同時に光は速攻で海に潜っていった。


残りの3人も準備を終えてどんどん海に潜っていった。


「さぁて、私も急がなきゃ」


私は初めに浜辺に上がりとある場所へ向かった。


「あ、あったあった」


その目の前には少し小さめの漁船があった。


「免許も持ってないし、運転したことも全くないけど何とかなるでしょ」


私はちい小さな漁船のエンジンをつけ、直ぐに出航した。


「いやー、何とかなるんだなぁ」


なんやかんやで私は沖に着くことが出来た。


「んーえーっと、とりあえず撒き餌を撒いて、罠も置いてっと、こっちで数を確保。そしてこの釣竿で一番大きいのを釣るぞー!」




数時間後


「んー。なかなかいいの釣れないなぁ」


何度か掛かりはしたが大きいのは食いつかなかった。


「もうそろそろ集合時間になっちゃうなぁ」


残り時間は1時間を切っていた。


「次食いついたやつで終わりにするかぁ」


そんなことを思いながら餌をつけて糸を海に垂らした。


しばらくすると沖の方から複数の魚影がこちらに近づいてきていた。


「おっ、これは大物そうだ。じゃあ一回糸を巻い、、、ん?あれは魚じゃない?」


よーく見てみると人影のようなものが近づいてきていた。


「あれってもしかして、ゾ、ゾンビ!?」


どうしよ、大声出してみんなに助けを呼ぶ?それとも船を動かして逃げる?


あーどっちも駄目だ。


皆んなは水中にいるから聞こえないだろうし、船を動かすにしろ動く前に船に近づかれる。


あーもう、どーすれ、、あっ、そういえば。


私はカバンの中から一つの玉を取り出した。


「ショッピングモールで見つけてこっそりカバンに入れてきた、粉末状の強力な睡眠薬。それをカプセルに詰めておいた玉。これを」


私は予備の釣竿の先端に睡眠薬の玉をつけた。


「投石武器を使ってもいいんだけど残りの石がゾンビの数分足りないし、せっかくだからね」


そうして私は釣竿を構えた。


「さぁ、さっさと頭を水面に出してよ〜」


そう願っているとゾンビ達が段々浮上してきた。


「よし、今だ!」


私は釣竿を思いっきり振りかぶって糸に勢いをつけゾンビ目掛けて釣竿を振った。


「当たってー!」


釣竿の先端についた玉は水面に上がってきたゾンビの頭に直撃し、睡眠薬が弾けた。


「やった!」


ゾンビ達は段々動きが悪くなり、ゆっくり水中に沈んでいった。


「はー危なかった。あのゾンビは沖の方から来たけどどっから来たんだろ。まぁそんなことより、また復活してきたら面倒だし、いいの釣れてないけど、罠回収して、戻るかぁ」


釣竿を片付け、ついていた餌は海に投げておいた。


次に罠を引き上げようとすると入れた時の何倍も重くなっていた。


「何これおっも!これは結構期待出来るんじゃない?」


漁船についていた機械も使って罠をゆっくりと引き上げると、一匹のデカいマグロが入っていた。


「えっ!?やったぁー!」


私は丁寧に罠を漁船に乗っけて皆んなのいる浜辺に向かった。




一方その頃光は、、、


「あれ?ここどこだろう?」


光は魚を追いかけていたら相当遠いところまで来てしまっていた。


「あーこれ、どっちが浜辺だかわかんないなぁ。ってあれは、、、」





一方その頃焔は、、、


「ダイ◯ン、掃除機、吸引力抜群」


水中で海水ごと魚をストレージに吸引していた。


「んーそろそろ時間かなぁ。よし、戻るか」





一方その頃蒼雷は、、、


「いやぁダイビング用の装備って便利だなぁ」


ダイビング装備をして、魚を超能力で次から次に浜辺の方へ動かしていた。


「作業でしかないなぁ」




一方その頃沙莉は、、、


「私の装備って水中じゃあ大して役に立たないんだよなぁ」


武装を少し展開し、背中にジェットをつけて真面目に槍で魚を獲っていた。


「これがいつもの草乃の気持ちかぁ」

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