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富士山レース

長い長いスゴロク大会を終えた私たちは一般道と空中を使ってのんびりと富士山へ向かっていった。


「おーい、みんなーそろそろ富士山着くよー」


キャンピングカーを運転していた沙莉が私たちを呼んだ。


「いやー、登山楽しみだねぇ」


「えっ?わざわざ登山するの?」


「えっ?逆にしないの?」


「いやぁ、てっきりこのままキャンピングカー浮上させて頂上まで行くものかと」


「俺もそう思ってた」


「草乃も蒼雷もせっかくの富士山を登らない気なの?」


「私、富士山登りきれる自信ないから」


「俺も能力はあっても三人みたいに身体能力まであるわけじゃないからな」


「えー残念。だったら焔、光。三人で誰が一番最初に頂上に行けるか勝負しない?」


「おっ、いいなそれ」


「やろやろ」


「いいんじゃない?俺と草乃はキャンピングカーごと上に登るから審判でもするとするよ」


「そうだね。三人とも頑張ってね」


こうして焔と光と沙莉の登山勝負が開催された。


そうして私たちは三人を富士山の登山道のスタート地点に置きキャンピングカーごと浮上した。


「さぁ、始まりました。第931回富士山登山勝負ー!実況は私、蒼雷であります。そして解説の草乃さんよろしくお願いします」


「えっ、あっ、よろしくお願いしまーす」


なんか始まったんだけど


「さて、草乃さん、今回この勝負誰が勝つと思いますかね」


「そ、そうだなぁ、普通に考えれば光だけど、今回それじゃあ面白くないからって光に速度制限ついたし、何より平面じゃなくて斜面しかも山道だからなぁ。もしかしたら焔や沙莉が隠し玉を持ってるかもしれないけら何とも言えないね」


「それではレースを開始します。皆さん準備はいいですね?」


「いいよー」


「俺もー」


「光もー」


「ではスタートします。3、2、1、スタート!」


三人が同時にスタートした。


「まずは緩やかな坂を登っていくコースだ」


「ここでは完全に光が有利だね」


「焔と沙莉はほぼ同じくらいの速度で走っています」


「おっと、そして早くも光が足場が石で出来た舗装されてない道へ入った」


「流石に光も安全のために速度を落としたね」


「ですがそれでも光と二人の距離は離れていきます」


「おっとここで沙莉がジェット噴射で飛んできたー!」


「あれ、ありなの?」


「まぁ光が許されてるんだしいいでしょ」


「凄い沙莉ほぼ浮いちゃってるから登山とはってなってるけど、早い!」


「おっとおっとさらにここで焔が加速してきた。身体強化魔法でも使ったんでしょうか」


「しかもなんか羽みたいなのも生えてない?もしかして飛行魔法でも使ったんかな」


「皆んなペースが早い、早すぎる。登山とはと言う状況です」


「蒼雷これ私たちが置いてかれちゃうんじゃない?」


「あり得るな、ちょっと俺も本気で動かすか」


「うわっ!」


蒼雷がいきなりキャンピングカーを加速させたので勢いで私は尻餅をついてしまった。


「さぁ、果たして誰が最初に頂上へ着くのか」





そんな調子で登山?を続けること数十分後


「さぁもうゴールは目の前最後の難関、石の壁をよじ登る場とコースです」


「さぁ現在一位の光が石の壁ゾーンに入った」


「おっ?光が一気に失速したね」


「流石の光でも石壁を素早く走り抜けることは出来ないようだ。っとここで後ろから沙莉と焔が見えてきた。沙莉か焔が差すのか、はたまた光が逃げ切るのか、光か沙莉か焔かー」


「あっ、焔が抜いた」


「おっと最後に焔が風魔法で加速して一番になった。さぁゴールは目の前頂上の標高を示す看板に触れればゴールです」


そうしてそのまめ焔が一番に看板に触れた。


「焔が今一番でゴールイン!一着は最後に加速して追い抜いた焔、二番手は光、三番は沙莉だー!」


「よし、私たちもおりよっか」


「だな」


そうして私たちを乗せたキャンピングカーも焔達の近くへ降り立った。


「皆んなお疲れ様ーってあれ?皆んなどうしたの?」


三人が私たちを見ずに別なところを凝視していた。


「あーほら、あれを見てみろよ」


三人が見ている先には相当な量のゾンビが待ち構えていたのだった。

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