5人だけの旅
無事にゾンビを倒し終えて、副校長先生を校庭に埋葬したのちに私たちはキャンピングカーに乗り込んで出発した。
「さて、さっさとバスを追いかけないとね」
「そうだね。計画通りならそろそろ高速道路に着いてる頃だろうけど」
「光が見た感じ、結構道が塞がってたからまだ着いてないんじゃないかなぁ」
「それもそっか。ってことでとりあえず出発!」
そうして私たちはキャンピングカーで走り始めた。
「おいー!、何でこんなにも通れない道が多いんだよー!」
走り始めたのはいいものの、走り始めてほんの数分で何度も行き止まりにあった。
「車に瓦礫に大量のゾンビに、はぁぁ、これじゃあまともに進めないよ」
「これじゃあバスと合流どころの話じゃわないよね」
「ならもう無理矢理空飛んでいっちゃう。?
「そんなことしちゃったら、流石に能力隠しきれないよ」
「んーじゃあ光、とりあえずバスが今どこにいるのかと通れそうな道探してくれ」
「えー正直バカめんどくさいんだけど」
「いいからいいから、とりあえず行ってきて」
「えーもう仕方ないなぁ」
光は文句を言いながらも変身をして、直ぐに出ていった。
一分ほどで光は帰ってきた。
「結果はね、バスはとりあえずもう高速道路に入って四国へ向かってた」
「おぉー、よかったな」
「でもね私たちが高速道路に入る道は全て塞がれてた」
「な、どうして?バスは高速道路に入れたんだろ?」
「分からないけど多分バスが通った後に塞がれたりしたんじゃないかな」
「そっかぁ、ならどうする?無理矢理蒼雷の力で向かう?」
「それしかないよねぇ」
皆んながどうするべきか悩んでいると光がある提案をしてきた。
「ねぇ皆んな、さっきしれっとバスの中を覗いてきたんだけど」
「うん」
「なんか皆んな光たちがもう死んだもんだと思ってるみたいに悲しい顔してたんだよね」
「あーね。確かに一般人から見たらあの状況から助かるだなんて考えらんねぇよな」
「それにあんな爆発というか花火があったら捨て身で倒したみたいな感じだよな」
「うん。だから今戻ったら相当困惑するだろうし、合流しなくてもいいんじゃないかな」
「あーー、確かにそれはあり。因みに高速道路使わなければ道はあるの?」
「いや、ないよ」
いや、ないの?そこはあるところでしょ。
「まぁでももう合流しないってなれば別に宙に浮いて移動してもなんも問題ないでしょ」
「そ、それもそっか」
「でも私たちがいなくなってバスの人達は大丈夫かな?」
副校長先生に鎌瀬先生に私たちも居なくなったらゾンビの大群にでも襲われたりしたら、ひとたまりもないはず。
「まぁそこは一応投石部隊の人達もいるし大丈夫でしょ」
「そうだな」
「よし、そうと決まればまた、俺らだけの呑気な旅といきますか」
「目的地は香川の安全地帯として、途中途中色々観光しながら行こっか」
「いいね。なら尚更高速道路とかは使わずに一般道でのんびりと行こっか」
「とりあえずどこらへん行く?」
「東京の都心部はゾンビがウヨウヨ居そうだし、山梨とからへん行こうよ」
「どうせなら富士山登りたいなぁ」
「いいなそれ。ってことで第一目的地富士山に向けて出発ーしんこー!」
「「「「おぉー」」」」




