避難&戦闘開始
私達がキャンピングカーの外に出て、焔が出した別のキャンピングカーに乗り換えていると、子ども達と共に奈美さん、瑠美さんがやってきた。
「奈美さん、瑠美さん。子ども達は大丈夫ですか?」
「は、はい。一度みんなで休憩に教室に入っていたので今日学校に来てる子は全員無事です」
「なら良かった。光達は今からゾンビの方に行きます。草乃と朱里さんと子ども達と一緒に避難してください」
「はい」
奈美さんと瑠美さんは実質これで3回目になるので落ち着いてる。
「それじゃ行ってくる」
そう言って皆んなは飛び出して行ってしまった。
「それじゃあ私達も早く行きましょう」
「でもこのキャンピングカーじゃ全員は乗れないですよ」
「それに関しては大丈夫です」
奈美さんがそう言うと同時に遠くから見覚えのある4台のバスがこちらに向かってきた。
「おっ、草乃ちゃん久しぶり」
「あ、投石部隊の皆さん」
避難所学校の人達が来てくれた。
「なにかあった際に子ども達を乗っけてってもらうために前もって相談しておいたんです」
「さぁ、避難所学校の皆んなはもう乗ってる。子ども達も早く乗りな」
瑠美さんと奈美さんと私は子ども達を誘導しながら全員をバスに乗せた。
「皆んな乗り終わった?」
キャンピングカーで本部に連絡をしていた朱里さんが状況を確認しに来た。
「はい、終わりました」
「よし、私も一応連絡は終わった。とりあえず出発しよう」
「皆さんは先に行ってください。私と朱里さんが後ろを警戒しながらついていきます」
「了解です」
奈美さんと瑠美さんはバスに乗り込み、私と朱里さんはキャンピングカーに乗り込んだ。
「草乃ちゃん、殿をやるなんて流石だね」
「このキャンピングカーは蒼雷が改造して相当硬くなってるんですよ。私達が殿する方がいいですよね?」
「そうだね。一番後ろからいざとなったら私がゾンビを撃ち殺せるしね」
「まぁ多分それは無理だと思いますけど」
「やってみなきゃ分からないよ?」
「その程度のゾンビならあの4人が全滅させてますよ」
「それもそうだね」
「それじゃあ出発します」
こうして私達は基地の反対側の裏側門へ避難しに行くのだった。
「ん~~。こりゃやべぇな」
ゾンビを向かい撃ちに行った4人は基地の入り口付近でゾンビの様子を観察しようとしていた。
しかし
「あーもうこれ来るね」
「そうだね~」
「お前ら呑気なこと言ってないではよどうにかしろ」
「そうだな」
「んじゃあ早く焔は結界張ろうか」
「いや、多分破られるぞ?」
「無いよりかはマシでしょ。ほら早く」
「はいはい。【結界】」
焔は基地全体を覆う結界を張った。
「あーほらなもうヒビ入りだしたよ」
「それじゃあ焔の結界が破れたのを合図に一気に殲滅しちゃおっか」
「果たしてそんなこと出来るのか」
「いつになく弱気だね蒼雷」
「だって俺はもうすでにゾンビ倒そうとしてるけどなかなか死なない」
「え?抜け駆けしてるの?」
「いやだって別に俺の超能力は結界越しだろうと関係ないし」
「え〜、じゃあもういいや。光もやってこよ」
光はものすごい勢いで飛び出して行った。
「あ、あれ?」
しかし光が高速でゾンビを斬りつけてもゾンビにはかすり傷程度しか与えられなかった。
「あーおかえり光」
「分かったろ?俺の言ってること」
「こりゃあ最初っから全力出すしか無いね」
「そうだな。【火属性強化】【火属性付与】【身体強化】」
「リミッター解除。全弾を爆発弾に変換」
「ルートル、光輝燦然。フォルムチェンジ」
焔は炎を纏いだし、沙莉は大量のロケットランチャーを装備し、光はいつもの短剣から斧に持ち替えた。
「そろそろバリア割れるよ」
「んじゃ行くよ〜」
パリン!
「ゴー!」
バリアが割れた途端3人はゾンビに向かって飛び出して行ったのだった。




