無理やりっとく
ミカンの皮アートと化していた部屋を出て宴会会場に案内して貰ってたんだが、この家って小さく無かったか?
広いんですよ、この家、何処かのお城かってくらい、さすがは創造神!爺さんでも神ってる!
なんて考えてたら着いたらしい
ドアを開けて…閉めました!
『入らないの?』
『別の部屋と間違って無い?中にすっごいイケメンな人が居て目が合ったんだけど』
『麗さんでしょ?』
そーっとドアを開けてもう一度確認!
『米花!目が覚めたのね』
『あっ、桃ちゃん…っと隣に居るのは本当に麗様?』
『姿なんて神の権能で自由に変えられるよ、爺の姿は威厳を出す為にの、それより立ってないでお主も座らんか、ナマコでも食え!美味いぞ!』
イケメンになっても中身は変わって無いな
『うおっ!ナマコうまっ!』
俺は好き嫌いなんてしませんよ、ナマコだろーがなんだろーが食べ物なら食べます!好き嫌いしてたら立派な男には成れないのだよ!
『そうじゃろ!美味いじゃろ!食わん様なら無理やりっとく…まぁ食ったし良いか』
ちょっと続きが気になったが本題に入らせて貰った
『麗様、そろそろ新世界に行きたいんだけど』
『若いのはせっかちじゃのぅ、せっかく桃ちゃんや白椿ちゃん達と仲良くして楽しく飲んでたのに、男は要らんけど…ブツブツ』
創造神が何故ボッチでここに居たのかわかった気がするよ、女神様とか居たらこの人仕事しねーでずっと酒飲んでそうだもんな
『心読めとるぞ、女神って冷たいよね!わし上司なのに創造神で全ての根源!始まりの麗様って呼ばれてる存在なのに』
うっわぁ、酔ってらっしゃる!コレだから酒飲みってめんどくさい!!
帰る場所も無いので今日は泊まってく事にした、悪い人?神か、悪い神じゃ無いけど酔っ払いは勘弁だよ