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　皆さんは桃太郎という物語をご存知だろうか？まぁざっくり言うと、桃から生まれた子が鬼退治をするお話だ。

ざっくりしすぎ？そんなものだろう。なぜなら、絵本の桃太郎を読めば内容が書いてあるのだから。

なぜ、そんなに桃太郎の話しをするかって？

なぜなら、僕が桃太郎の生まれ変わりだからだよ。

「あぁぁー！なにが悲しくって前世の黒歴史が書いてあるのを見られなくちゃいけないんだ。」

　そういえば自己紹介が遅れました、僕の名前は山岡《やまおか》　桃矢《とうや》前世は皆さんご存知の桃太郎です。

　「なに黄昏れてるんだ桃太郎」

　「その名で呼ばないでくれよ猿時」

今話しかけてきたのは、柿野《かきの》　猿時《さるとき》

そう、桃太郎の時に鬼退治をした猿が転生したのが彼だ。

　「どうせ何時もの思い出しだろ」

　「そうそう何時もの事でしょ」

今、最初に話したのが木々須《きぎす》　白雉《はくち》　

桃太郎の時に鬼退治をした雉が転生したのが彼だ。

次に話したのが、犬丘《いぬおか》　翔《かける》

桃太郎の時に鬼退治をした犬が転生したのが彼だ。

「お前ら冷たすぎないか？」

そう、桃太郎一団全員が転生し、同級生になったのである。