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国民的女優の先輩が恋人  作者: アデルさん
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先輩と登校デート

初めまして アデルといいます。

⚠️今作は処女作です。

色々とグダグダですが、大目に見て下さいm(_ _)m

朝の6時半過ぎ、大抵の高校生はここから時間がすぎるにつれ、憂鬱となっていくだろう。

めんどくさい学校に行く時間が、徐々に近づいていくるからだ。

だが、”村雨秋斗”は一切そんなことを思わず。 逆に早く登校時間が来ることを心から待ち望んでいる。


茶色のブレザーを着て、階段を降りながら赤いネクタイを締める。

二階建ての一軒家に、秋斗と母.妹の三人で暮らしている。

父親は単身赴任で、イギリスの何所かにいる。


リビングに入ると、薄型の4Kテレビに人気女優が映っていた。

綺麗な銀色の髪を黄色のフード付きパーカーで隠しながら、『そこは、poto』とクールな見た目に反しながら、可愛い声を出している。スマホのギガに関するCMだ。


この女優は”如月美鈴”小学低学年にも関わらず、月9のドラマに出演したのがきっかけで大ブレイクし、高校3年生にもなった今もなお人気は衰えず、逆に人気を増しているくらいだ。


「僕の美鈴さん、可愛いな」

「お兄ちゃんキモイ…………」


ただ綺麗な女性を、見た時の感想を素直に口に出すと、後ろで黒上を両サイドから小さく髪を結んでいるか垂らしている。 血のつながっている妹”村雨冬雪”


母親譲りの、少し垂れた目を侮蔑の眼差しで秋斗を見てくる。


「なに彼氏面で言ってるんだか」

「いいか冬雪。男は時に夢を見るんだ。人気アイドルと付き合ったらとか、あの女優さんが実の姉さんならとか。つい考えてしまうんだ……」


しょうがないと言いたげに声を出すが、冬雪の心には残念ながら全く響いてないらしい。


「お兄ちゃん。そんなんだから未だに彼女の一人すらいないんだよ」

「ほぉ、兄にそんなことを言えるんだな。冬雪は恋愛経験が御有りのようだね?」

「う、うるさい! 確かに付き合ったことはないけど、私結構モテるんだから」

「へ~」


本人が言った通りに、冬雪は客観的に見て容姿が整っている。

美形の母親譲りだろう、対する秋斗は父の遺伝を強くうけっもたらしく、見た目はふつうだ。


「こら~ 朝から兄弟喧嘩はだめよ」


振り向くと、洗濯籠を抱えた二人の母である”村雨春”が立っていた。

腰に届く程の長髪ストレートロング、頭の後ろで一つに結んでぽにてーるにしている。 


「早く席について、朝ご飯できたから」


秋斗と冬雪はおとなしくしたがって、向かい合うような形で四角形を挟んで座る。 この村雨家のヒエラルキーは春が頂点なので逆らえるものなどいない。



いつもながらに、母の美味しい朝食を食べて学校の支度を進めた。

部屋の時計が7時20分になったころに家を出た。

秋斗が通っている高校は、『四季高校』県内でも有数の進学校。 ある一定の成績をキープしていればバイトをしようが、授業をサボろうが許される学校で、その自由な感じの校風が魅力的で入った。

とはいっても、学力のレベルがかなり高いため、授業を休むとすぐにおいてかれる。


家を出て、徒歩20分で着く学校とはま反対に足を向け歩き始める。

全く人気がなく、出勤.通学時間でも全然いない。


歩いて3分程度に着く、小さい公園が見えた。

夕方になると、地元の子供たちが楽しそうな子達が遊んでいるが、流石にそんな声聞こえるはずもなく代わりに、遠くからでもわかる美人オーラを醸し出している。銀髪美人がジャングルジムに腰を落としながら誰かを待っているようっだた。

秋斗は彼女が誰だかすぐに分かった。なんならさっきTVで画面越しで見たからだ。


早歩きで近づくと、彼女も気づいたようでこちらに目線を向ける。


「お待たせしました」

「いえ、待ってないわ」


よくあるデート時に先に来相手が言いそうなセリフ、大抵相手を気遣ってい言うものだが、彼女は本当に今さっき来たばかりらしいこの人は、幼い頃に月9のドラマに出演し、大ブレイクを果たし、映画.ドラマ.CMにも引っ張りだこな国民的女優大女優の"如月美玲"


茶色のブレザーにスカートは紺色と、神奈川県のどっかの高校と似たデザインの制服だ。

綺麗な銀色のストレートロングの髪に、黒のタイツと大人の雰囲気を醸しながらスクールバックをもつ彼女。


「では、行きましょうか”美鈴さん”」

「そうね。”秋斗君”」


秋斗と美玲は付き合っており、去年の3学期前半に秋斗から告白をして、晴れてカレカノ関係になった。

かと言って、普通の恋人みたいにデートなどできるはずもなく、周りには秘密にしているためにデートと言っても、基本ほとんどの美玲の家での家デートがほとんどだ。

もちろん学校にも秘密のために、2人はこうして普段人のいない公園にわざわざ来て一緒に登校しているのだ。



「前から思ってましたけど、美玲さんっていつも僕より来るの早いですよね」


一緒に登校をするようになってから、秋斗は集合時間のあ10分前くらいから着くようにしてるのだが、毎度美玲が必ず先に来ているのだ。


「まぁ、早く秋斗君に会いたいなって、思ったから早く来ているのよ」

「…………」

「今、ドキッとしたでしょ」


前屈みになり、秋斗の顔を覗き込んでくる。 美玲の顔は「したよね?」と言いたげにドヤ顔だ。冬雪ならムカつくが、美玲となると可愛いという言葉が脳内を支配される。


「美玲さんと早く会えて嬉しいなー」


美玲の質問はスルーして、自分の気持ちを棒読み風に伝える。


「棒読みしない」

「あだッ」


頭を軽くはたかれる。

全く痛くないが、とりま痛がる振りをしておく。 こうしておけば、美玲が心配をしてくれると期待をしたんけど、残念ながら美玲は無視して学校へと向かう。


楽しい時間は早く過ぎるもので、もう学校は目と鼻の先にある。


秋斗達は校舎の裏側で、いつもそこで別れて秋斗は右から、美玲は左から校門に向かうべく、学校の外側を沿って行く。


「もう、ここまで来ちゃいましたね」

「そうね。 私としてはもう少し学校が遠くにあれば良かったけど」

「僕も同じこと考えてました。 電車で3時間くらい遠ければいいですけれどね」

「それは遠すぎるから嫌」


いつものようにくだらない話をしていると、急に美玲の手が秋斗の体へと伸びてくる。


「みっ美玲さん?」

「じっとしてなさい」

「美玲さん。僕も同じ気持ちですが、流石に外で初体験をするのは……ハードルが高すg ……痛ててっ」


秋斗の右頬に急に痛みが走る。

目を開くと、美玲が頬の少し赤らめながら秋斗の右頬から手を離していた。


「何馬鹿なこと言ってるの、ネクタイが緩んでたから締めてあげただけ」


一度ネクタイの方を見ようと顔を下に向けると、キッチリと締められていたネクタイが見えた。


「あっ…… ありがとうございます」


満足そうに笑顔でお礼を言うと、美玲は呆れ顔で「ようそんなことで、喜べれるわね」と言ってくる。


「まぁ、こんなに早く美玲さんと、新婚プレイが出来ると思ったら口元が自然に」

「馬鹿なこと言わない。 私馬鹿な男は好きじゃないから」


これ以上言うと、ガチで嫌われると思ったので口を閉じておく。 けど、美玲がそんなことで秋斗を嫌わないと自信は気付いている。


「じゃ、そろそろ行くわね。 今日は少し遅くなるから早くk…」

「待ってます」

「……わかったわ。 出来るだけ早く済ませるようにする」

「別に急がなくてもいいですよ」

「いえ、私が早く秋斗君と帰りたいと思ったから、言ったのよ。 それじゃまた後でね」

「あっはい、それじゃ放課後」


軽くこっちに手を振って、すぐに前を向いて歩き始める。


「相変わらず、ドライだな」


秋斗としては、もう少しくらい話してから登校したいのだが、ここは学校の真後ろいつほかの生徒に見つかるかわかったもんじゃない。

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