表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者がががっ。  作者: ごま。
1/2

偉大なる勇者。

絶大なる力の差に嘆いた、

地方の勇者は言った。


「こんなに力の差があるなんて……

自分が勇者と名乗っていたことが恥ずかしい……」


絶大なる力を保持しながらも、

傲慢にふるまうことはない偉大なる勇者がこう返した。


「もしかしたら、自分より小さな力なのかもしれない。

それでも、あなたに助けられた人がいる。それだけであなたは勇者だ。

皆、誰かの勇者なんだ」






「……と、偉大なる勇者の伝説には確かにそうある」


一人の文官がつぶやく。


「……が、が、が、しかし!だからと言って……!」


つぶやきからやや、語気を荒げて続ける。


「【来たれ!勇者!降臨せし魔王討伐へ!】の看板に……!」


もはや誰にともなく叱責を浴びせるかのように。


「これだけの人数、フツー、揃うか?!!」


本来は式典に使う城の広大な中庭を、

埋めつくすかのような人、人、人。


それは更に行列となって城外の堀沿いに続いている。


その最後尾には、看板を持った兵士が、行列に更に続こうとしている者たちに、

看板に書かれた文字そのものを伝えていく。



「勇者選抜の最後列はここだー!!」



総勢が62万5千4百飛んで8人とわかるのは、

選抜を募集して1週間後だった。

決して、某有名ファンタジー少年マンガを汚しているわけではありません。


むしろめっちゃリスペクトしております。


バイブルっす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ