「買い物?」
買い物にきたのですが、特にシステム的なことないなと気がつきました。
ギルドから出たロアッソとケイシーは、付近に軒を連ねる冒険者用品店を巡ることにした。
所持金についてはアトランティスまでの渡航費でずいぶん飛んでしまったが、それでも必要最低限の装備はそろえることが出来そうだ。
二人はまず何から買おうかと相談を始めた。
「とりあえず治療品はそろえておきたいところね、僧侶いないし」
ケイシーは薬屋はどこかとあたりを見渡しながら言った。
「そうなんだけど、その前に・・・」
「? どしたのよ」
ロアッソは歯切れが悪そうにしている。何か提案したいことがあるのだろうとケイシーは詰め寄る。
「装備を買いに行っていいかな?」
「はあ? あなた、装備持ってないの?」
ケイシーは半ば信じられないといった表情だ。ロアッソはぼそぼそと弁明をはじめる。
「本当ならばもって来たかったのだが、渡航の際にかかる追加料金がバカにならなかったので置いてきたのだ(知力2)」
「あなたすごいわね。きっと馬鹿なのね」
ケイシーはパーティ解散も視野に入れたが、共有財産ということで懐事情が豊かなうちに装備をそろえたかったので今は言わないことにした。
「あんたの装備は後、そんなことより治療品よ」
「・・・」
ケイシーは有無を言わさずロアッソを道具屋へ引っ張っていき、HPポーションを6つ購入した。
お金 1500-(100×6)=900G
道具屋を出た後、武具屋を目指していた二人はふと何者のかの視線を感じた。
この場所に来て間もない自分たちは特に悪目立ちすることをしでかした覚えはない。
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PT幸運判定『誰か見ている?』
判定値決定、ダイスロール! ・・・「4」「5」!
サイコロを二回振って合計値が9以上ならば成功。
ロアッソの判定
ダイスロール! ・・・「1」「5」!
幸運値ボーナス「5」
合計値「11」・・・成功!
ケイシーの判定
ダイスロール! ・・・「4」「2」!
幸運値ボーナス「1」
合計値「7」 ・・・失敗!
→失敗『誰かが見ている』
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無視して歩き出すが、視線の主はどうやら自分たちをつけてきているようだ。
しかし数も多くなくバレバレの尾行から、実力はたいしたことはなさそうだ。そこでケイシーは次の曲がり角で待ち伏せしようと提案する。
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知力判定『待ち伏せ』
判定値決定、ダイスロール! ・・・「2」「5」!
サイコロを二回振って合計値が7以上ならば成功。
ケイシーの判定
ダイスロール! ・・・「4」「6」!
知力値ボーナス「8」
合計値「18」 ・・・成功!
→成功『待ち伏せ』
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角を曲がってからすぐさま身を隠し、しばらく様子を伺っていると大柄な男二人が慌てた様子で走ってきた。
聞き耳を立ててみると「せっかくのカモだったのに」「どこいきやがった」などと言っている。
ここでひとつ痛い目を見てもらうべく、二人は行動を開始した。
「後ろからコソコソと、何の用かしら」
突然後ろから現れたケイシーに驚いた様子の男たちであったが、女と見るやすぐに強気な態度に戻った。
次に男たちの口から飛び出したのは、金をよこせだのなんだのというありきたりな低俗な言葉だった。
どうやら口で言って分かるような連中ではなさそうだ、そう見切りをつけケイシーは武器を構える。
「ちょっと待て、俺は武器を持っていないぞ」
ロアッソの武器を買いに行く途中だったので当然なのだが、彼は今丸腰である。
「後ろから石でも投げてなさいな! 行くわよ!」
あまりに投げやりな言葉であったが、石も立派な武器である。
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ロアッソは石を装備した!
E石 基本攻撃2±1
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エネミー
「暴漢」×2 が現れた!
『待ち伏せ』成功ボーナス・・・先制攻撃!
戦闘開始!!
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ちなみに
ロアッソの持ち物
1 E石 攻2±1
2 ポーション×3
3 あき
4 あき
5 あき
6 あき
ケイシーの持ち物
1 Eショートソード 攻6±2
2 Eシールド ダメージ-1
3 ポーション×3
4 あき
5 あき
6 あき
こんなかんじです。
次回は戦闘です。
負けないよね?大丈夫だよね?
判定条件を「仲間」のときから変更しました。
それに伴い説明書の項に加筆しましたので合わせてどうぞ。