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一般人の私が努力し続けた結果。  作者: 新鮮いちご
2/2

魔法が使えたら→生還 魔法が成功しなかったら→死

「本に書いてあった通りなら、私には風・光・結界の魔法に特性がある…」


「なら…!」


「まるには、指一本触れさせない…!」


「ちょ、邪魔なんですけど?そこどいて?」


「どかないっ!!」


「はぁ?死にたいの?」


「まるを…」


「そいつ、家族居ないんでしょ?なら、お前が死んだらお前は悲しんでくれる人がいるけど、アイツが死んだ方が周りへの被害は少ない。お前が逃げた方がメリットあるだろ?」


「それでも…」


「それでも、まるを…守りたいのっ!!!!!!」


そう言った瞬間…私の手が光り出し…


「結界…?!」


「んな訳っ!一般人には使えねーよ!」


「ンーっ…!はぁっ!」


「それ…は…!」


「ちっ!今回は見逃してやる!痛い目見るぞ!」


「まる、やったよ!死神撃退したよっ!!」


「すごい、すごいよ、あけみ!魔法も、使えて…」


「うんっ!でも、もっともっと強くなるよ…決壊だけじゃ、勝てないから!」


「…うん!頑張れ、あけみ!」


◆◆◆


「結界は守るだけじゃなく攻撃にも…硬いから、ハンマーや剣にできそう。風を使えば、宙に浮けそう。回復魔法は、極めるだけ…特性が無い魔法も、努力して使えるように…」


あれから二年後…中学一年生になった頃には、もう、立派な魔法使いに…慣れたと思う。


「不思議な事に、あの人も襲って来ないし。もっとやらなきゃ」


「これをこうすれば…出来た!やった、全属性…!」


「自作魔法も結構あるし…これなら負けない…よね?」


『プルルルル プルルルル』


「もしもしまる?どうしたの?」


『あけ……ズザッ……が…ぃ、何して……ザザ…たす…ザザザザ…またあいつ…プチッ』


「もしかして…ンッ」


結界をまとい、風邪で空を飛び、上からまるを見つけ…


「大変っ!今行くから…まるっ!」


「きゃはっ!ずっと来ないで油断させてからドーン!これならあいつも来れない…ん?あんた、何してんのよ」


「あけみ…またあの人が…」


「なにやってんの?!今すぐ切りなさいよ!」


「あっ…」


「ふふ、これでやっと回収出来…」


「まるの魂を回収するなんて許さないからっ!」


「あけみ…ありがとうっ!」


「いくよ…」


◆◆◆


一方、その頃のひまりは。


「ハッ!ハァッ!」


意外なことにひまりは剣道をやっているのである。


「ハァッ!あれ?なんか…きゃ?!」


空間の歪みが起きて…死神の上に落とされたのである。


◆◆◆


「きゃあああああああああああああああああっ?!」


「ひまりっ?なんで、剣…」


「イダっ?!なにすんのよ!こいつもアンタらの仲間?厄介なの呼んでくれたわねっ!」


「ごめんなさい…」


「ううん、逆にありがとう…この人、すっごい悪い人なの」


「っ……はあああああああああああああっ!」

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