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一話 異世界へ・・・

不定期更新ですが、楽しんでくれたら幸いです。

時間は数時間前に遡る。


「眠い・・・」


思わず言葉か漏れる。

今日のスキーが楽しみで昨日あまり寝れなかった。

今の時間は夜、夜の内に出発して現地に朝着く様に調整してあるらしい。

学校が集合場所になっていて結構な数の生徒が集まっている。

自由参加で対象は 一・二年生、さすがに冬休みのこの時期三年生は大学受験で参加出来ない。

三泊四日のスキー合宿・・


「星夜っ」


物思いに耽っていると後ろから名前を呼ばれる。

そこにいたのは 如月(きさらぎ) (みこと) 腐れ縁の同級生である、アダ名は “みこりん“ 長身でイケメン女子からも人気の男の敵である。


星夜、 俺の名前だ・・ (ひじり) 星夜(せいや)けして、けして

何処ぞの ◯闘士のパチもんじゃない向こうは星の矢だ。


「どうした?」


「集合だって」


「了解」


短い言葉を交わし自分達が乗るバスへ向かう。

“七号車“ と書かれたバスが俺達が乗るバスのようだ。


「おっ、ラッキーセブンじゃん」


そんな何気無い事を言いながら荷物をバスのトランクに乗せて自信もバスへと乗り込み、予め決めていた席に座る。

前から三列目窓際、車酔いしやすい俺は、自己申告によりこの席に座ることになった。

隣の席にみこりんが座る。


「酔い止め飲んだか?」


そう訪ねられて、


「おう、バッチリだ」


と返す、みこりんとは気心知れた仲なので俺が乗り物酔いやすい事も知っている。

クラスメイトの参加者が次々とバスに乗り込んでくる中、数人のクラスメイトと目が合った。


「チッ、おい、ペガサス何調子乗ってんだよ」


「はっ、てめぇは、アテナでも守ってろ」


「誰の許可えて参加してやがる?あ“ぁ」


いきなり絡んできた三人組、上から

松本・竹下・梅野 通称『松竹梅トリオ』である。

転校初日からやたら絡んでくる奴等で、絡んでくる理由も言動も謎の三人組である。

いつも適当にあしらっているけどバスという閉鎖空間ではそれも出来ない。

何か色々言っているが聞こえないふりをして外を眺める。


「いつも逃げてばかりのビビリの癖に調子乗んなよ」


そんな事を言いながら彼等も自分達の席に着く。

その直後


「気にしちゃダメだよ」


後ろの席から声をかけられた。

そこに座っていたのは美少女。

パッチリとした瞳と腰まで届く長い髪をポニーテールにしている。

野山(のやま) (さくら)こいつも腐れ縁の一人で転校初日からつるんでいる。

愛らしい見た目と性格の良さから男子からも女子からも人気がある。


「気にするだけ損だろ? だいたい絡んでくる理由が分かんないし」


「だよねぇ」


そんな事を話していると隣の みこりん が


「なぁ、それマジで言ってんの?」


と聞いてきたが正直理由が解らないので


「マジだけど」


と、答えておいた。

呆れた顔をしている みこりん だったかそれ以上何も言って来なかった。

そうこうしていると出発の時間になり、このバスに同乗している保険医

夢野(ゆめの) 理莉愛(りりあ)先生がマイクを持ちしゃべり始める。

ちなみにこの人俺の従叔母(じゅうしゅくぼ)である。

従叔母とは大叔父の娘の事、大叔父の家の養子で俺が小さい頃から何かと忙しい母に代わり面倒を見てくれていた、さらに今現在我が家に居候している。

名字が違うのは、大叔父が婿養子になったからと聞いている。


「皆さーん、今日から三泊四日のスキー合宿です。 怪我しないように気を付けて、楽しんでいきましょう。 具合が悪くなったら直ぐに先生に連絡してねー」


それから簡単な連絡事項を生徒に伝えそのまま出発となった。

俺は、睡魔の誘惑に耐えきれずそのまま眠りに就いた。

これがいけなかった。

あと、ほんの数十分起きて居れば良かった。



目が覚めるとそこはすでに 異世界 だった。




今後も頑張ります。

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