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☆初投稿作品☆「From where I stand 」  作者: 山河新(ユーリー)
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神無月ー3

智輝の実家の詳細は私自身の実家を参考にしたものです。


両親共働きだったので私も結構早い段階から家事を任されていました。

お楽しみ頂ければ幸いです。


この日は平日だったが、智輝は丸1日休みを取っていた。


免許センターの仮免実技試験はいつも朝からで実家からも派遣先の職場からも遠い位置にあるので昼から出勤にしても結局中途半端な時間になってしまい具合が悪かったためだ。 


丸1日休みの日にやることと言えば家事の一切である。


朝から干した洗濯物を取り込んで畳み、風呂の掃除を終えたら今度は晩御飯の支度に取りかからなければならない。


HDDに録り溜めてある、ドラマやアニメをDVDにダビングする作業もある。


母親が見たいドラマが今晩あり、録画しておくよう頼まれていた。


見終わった録画番組は片っ端から消していかなければすぐに残量がなくなって録画できなくなってしまうのだ。


「世界の亀山ブランド」等と書かれたシールが張られた60インチの薄型テレビは七年前に2駅向こうの街の家電量販店で購入した物だ。


両親は自分達で選んだ物なのに未だに使いこなせずにいる。


この間もHDDからDVDにダビングする方法を説明したが、上手くいかず残量が足りなかったためドラマの録画に失敗してしまった。


「晩飯何にすっかな~…」


智輝の実家では、家に一番先に帰った者が晩御飯を作る決まりがあった。


料理は小学生の時から母親の側で手伝わされており、中学の頃にはカレーや味噌汁、鍋料理などは作れるようになっていた。


時計は午後4時を指した所だ。


冷蔵庫の中を確かめると、白菜、水菜、豚バラ肉、もやし、長ネギ、油揚げ、それに瓶入りの調味料「キムチ鍋の素」がこれ見よがしに入っていた。


これはもう、「キムチ鍋」を作っておけと言わんばかりである。


「分かりやすくて助かるぜ。」


あまり早い時間から作りすぎてもあれだったので

智輝は6時ぐらいまではしばらく違う作業をする事に決めた。



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