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商会同盟軍


「ハァ」


 帝都ナガラ。第十二地区にある港。そこに乗り手とベイラーが海を眺めて佇んでいる。普段漁師たちでにぎわうこの港には、今はだれもおらず、不気味な静けさが漂っている。


「カリンの花嫁衣裳、あたしも見たかったなぁ」

《ため息をつくな。港を抑えられたら背中の王城まですぐだ》

「分かってるって」


 すでに帝都には、一方的とはいえ宣戦布告を受けている。いつ敵が来てもおかしくなかった。潮風に打たれた体を払い、ベイラーであるセスへと乗り込むサマナ。


「あ」

《見えたか? 》

「うん。船がざっと10隻ってところかな」

《大所帯だ》


 ついにその時が来た。


 海上からくる、一隻一隻が高さにして60m、排水量をして1000トンを超えるまさに大船団。それを見たサマナは、セスにサイクル・ボードをつくらせ、海の上を滑るように進む。ベイラーであるセスは、海の上でもよく分かる赤い肌で、加えて頭には刃状の角まで生えているため、言ってしまえば悪目立ちする。


 故に、セスめがけて船上から大量の矢が降り注ぐのに、時間は要らなかった。


《問答無用か》

「上等! 」


 船団の正体は、現時点ではサマナの知る由はない。だが、こうして海から敵意がやってくる事は、サマナには文字通り視えていた。彼女は人の心を読む術があり、それは意識さえすれば、目の届く範囲すべてに及ぶ。すでに海の向こうから、隠しきれない帝都への敵意が漏れ出ていたのである。


 漁師たちがいないのは、彼らが戦いに巻き込まれないように、サマナが事情を話した上ですでに避難をさせていた為だった。本来であれば眉唾物の話であるが、連日漁を手伝い、潮の流れから魚の群れの行先までを見通す力を見ていた漁師達は、すんなりと受け入れていた。


「(誰が。何の為に)」


 10隻の帆をつけた大型船。それも商船用ではなく、完全に武装した物である。弓に、投石機。一部の船には、先端に衝角がついており、船体をぶつけることで相手を沈めてしまう魂胆も見える。


「(聞きたい事は山ほどあるが)」


 サマナが目を見開く。雨のように降り注ぐ弓矢は、ベイラー1人を落とすには少々過剰な攻撃となる。しかし、狙いを定めず、攻撃を点ではなく面で行うことは、戦いにおいて非常に強力であり、その攻撃を即座に行ったことは、船の上にいる敵が、戦い慣れしている事を意味していた。


「この波捌きとくと見ろ! 」


 敵にとっても予想だにしない事は、弓矢を撃ったベイラーの乗り手が、人の心から、わずかな風の流れ、潮の向きまで。すべてを見通す目を持っていることにある。サマナは港に吹く風を読み、セスを海の上で、サイクルボードで滑りながら、踊るように舞うように、その悉くの矢を躱す。


 赤いベイラーが、わずかな波に合わせ飛び上がり、宙を翻り、波の中へと消えたとおもえば、また波から現れるその様子に、船の上からどよめきが起こる。


「(とりあえず意識はこっちに向いたな)」


 サマナは内心ほくそ笑みならが、わざと船団を横切るように移動する。ベイラーであれば、弓の攻撃程度であれば、サイクルシールドを用いる事で防ぐ事ができる。そうしなかったのは、今の一瞬で、サマナが敵に対して脅威とみなされるように仕向ける為であった。


《目立つのは嫌いじゃないが、いいのか》

「うん。住人の避難に防衛にと人手が回らないだろうしね」

《なるほど。セス達は囮と言う訳か》

「人手を回してもらうまでの辛抱だよ」

《それはいいが、どうやら一筋縄ではいかないぞ》

「なんで? 」

《船をみろ》


 セスが指さすその先で、船団があわただしく動いている。弓矢を放っていたであろう兵士たちの姿はなく、代わりに、船体の側面。通常は備わっていないであろう扉が開き、中からまた別の武器が現れる。すでにサマナは幾度と戦いその姿形をよく覚えていた。


「アーリィベイラー!? 」

《敵はやはり仮面卿の手の物という事か》


 青黒い肌に、毒々しい翡翠色のコックピット。そして一つ目の頭。翼があり、サイクルジェットの推力により、変形して飛行することが可能な、仮面卿の一団が栽培に成功した人工ベイラーのひとつ。船の中から飛び上がたその数はおよそ20。


《おうおう。変形して突っ込んでくるぞ》


 空に飛び上がったアーリィのうち、1人が突撃してくる。翼を畳み、足を延ばし、飛行形態から人型形態へと変わる。アーリィベイラーはその空を飛ぶ仕様上、非常に軽量にできており、こと速さにおいては、地上でただ歩き回るだけのベイラーを置き去りにできる。


 アーリィはその速さを活かし、サイクルナイフで接近戦を仕掛けたきた。セスは海上でボード1枚の上。さらには自身が制空権を持っていると確信した上での攻撃である。状況の判断としては、乗り手としては、手練れといって差し支えない。


「でも」

 

 アーリィは重力を味方につけた上での突撃であり、足場の不安定なセスが一方的に競り負ける事は請け合いだった。だが、その必殺の一撃は、海の上を空振り、同時に赤いベイラーの姿も見失う。海にはサイクルボードだけがぷかぷかと浮いている。


 アーリィの乗り手が視界を確保すべくあたりを見回そうとした次の瞬間、頭の上にあるはずの無い影が出来た事で、状況は一変する。


「サイクルシミター! 」

《ブーメラン!! 》


 セスは、すでにナイフの間合いを超え、ボードの上で飛び上がり、アーリィの頭上を通り越していた。そして、両手には、片刃、かつ重心を意図して傾けた曲剣(シミター)を作り出し、回転を掛け投擲する。


 回転のかかった2本の剣は、曲線を描きながら、アーリィベイラーの背中へと向かい、飛行する為の翼を的確に破壊する。翼による揚力を失ったアーリィはその場でバランスを崩し、海の中へとその身を落とす。


 セスは、アーリィと違いサイクルジェットのような推力を持たない。飛び上がるのも宙を舞うのも、全て風か、波が必要である。以前は腕から足場を自ら作り出し、崩壊する寸前にその波に乗ることで飛行を可能としていた。だが今は、サマナが持つ『シラヴァーズの呪い』が進行した事により、風を、波を読む事さえできれば、自由の空を行き来できる。


「(すごい。ボードがどこにあるか見なくても分かる。)」 

 

 加えて、波を読むことさえできれば、足場にしたボードがどこに流れていくのかも分かった。水しぶきをあげながら、危なげなくサイクルボードに着地すると、再び来るであろうアーリィの襲来に備え空を見上げる。


《他のが突っ込んでこないな》

「みたいだね」


 商会同盟軍は、先の一瞬で起きた出来事を脅威とみなしたのか、アーリィをさらに高高度へと飛び上がらせ、遠距離からの攻撃へと切り替えてくる。アーリィ達がその腕にサイクルショットを構え、撃ち降ろしてくる。サマナはそれを失笑で迎え入れた。


「いまさらショットが効く訳が―――」

《サマナ? 》

「セス! シールド! 左側に! 」

《応! 》


 サマナは、もう一度波を利用し回避を試み(こころみ)ようとしたが、突如生まれた敵意を感じ、とっさに左側へとシールドを生み出した。上空からくるサイクルショットは、波を使い確かに回避に成功する。だが、左側面、別方向からサイクルショットが撃ち込まれる。


 セスのが生み出すシールドは、さほど強度が無い。敵のサイクルショットが2.3発命中したあたりで砕け散り、防ぎきれなかった残りの分は、セスの半身へと命中する。文字通り木々が削れる音を聞きながら、その威力により左腕ははじけ、波にのまれて彼方へと消えていった。


 セスは空を睨みつけながら、たった今起こった出来事を確認する。


《こいつら、連携プレーをしたのか!? 》

「ただの連携じゃない」

 

 空を見上げれば、セスを撃ち降ろしていたアーリィの数は、先の半分になっており、別の、左側面から攻撃を仕掛けてきたアーリィが別グループとなって空を飛んでいる。 


 二か所それぞれ別の場所からの、一点へ向かっての集中砲火。それはアーリィベイラーが、空で編隊を組み、セスに対し、十字砲火(クロスファイア)を狙った事を意味している。これはれっきとした戦術行動であり、現代でも、非常に有用な手段である。


「やつら兵隊みたいな事をするようになった」

《まずいぞ。左腕を失った》

「分かってる」

《そもそも、空でどうやって連携したんだ》

「ちょっと黙って」


 サマナの内心は穏やかではなかった。仮面卿が現れる上で、アーリィベイラーが出てくることは予想できた。だが、彼女の中でアーリィがそこまで脅威であると考えていなかったのである。なぜなら、アーリィとはすでに何度も戦った事があり、飛行できるとはいえ、その脆さゆえに、簡単に手玉に取る事ができた。事実、1体目は即座に打ちのめしている。


「(そのアーリィがこんなに厄介な存在になるなんて)」


 だが、目の前に現れたアーリィベイラーは、乗り手の練度もさることながら、統率がとれた集団であり、対抗するには、セスだけではあまりに分が悪かった。左腕を失い、バランスが崩れそうなのをどうにかこらえながら、サマナは状況を打破すべく考える。


「(兵隊ってことは、指揮官がいる筈。そいつを何とかするしかない)」


 統率が取れているのであれば、指示を出しているいわば司令塔がいる。そう考えたサマナは、空を駆けるアーリィを見比べる。すると、僅かではあるが、アーリィ達それぞれに相違を発見した。


「(翼に番号が振ってある……なら)」


 それは翼に塗られた三桁の数字。法則性はさておき、識別を行っているのは明白だった。


「(誰だ。誰が指示を出してる)」


 意識を集中させ、アーリィの乗り手、その心を強引に読もうとする。波や風を読むことをやめ、サマナの、失ってもう何もないはずの片目が痛みだした頃、ソレは起こった。


《よせサマナ! 》

「え」


 セスの制止がわずかに遅く、間に合わなかった。


「(なんてやつだ)」

「(左腕をふっとばしたぞ)」

「(この帝都の手先め! )」

「(港を抑えれば上陸は容易いぞ!! )」

 

 耳に反響するのは、アーリィの乗り手達が発する怒鳴り声。


「(もう一度だ! )」

「(こんどこそ吹っ飛ばしてやる)」

「(俺達の力を見せてやる!! )」

「「「「「アレは俺達の敵だ!! 」」」」


 サマナは、敵意を感じてはいた。だがそれは、あくまで帝都へと向かっていたもので、サマナにではない。今までは敵意と一緒に、波や風を読んでいたことで、相対的に受け取る感覚が鈍くなっていた。それを、人間のみへと意識を集中させてしまった為に、波や風で和らいでた敵意が、そして何より、サマナ個人へと向かう悪意が、彼女に牙を剥く。


「あ、あああ! 」


 人の心が読める。それはむき出しの悪意にさらされる事でもあった。


《サマナ! (おか)に戻れ! サマナ! 》

「あああ!? 」


 人は、ただの言葉で容易に気持ち悪くなり、それはストレスという形で体が反応を示す。本人の意思を無視して聞かされる悪意のある言葉で、人の胃には簡単に穴が開く。呪いの大元であるシラヴァース達であれば、心を読む術をコントロールし、そもそも自分の都合のいい部分しか心を読み解かない為、このようなストレスは生じない。


 サマナは、まだそのコントロールの術を知らなかった。

 

《(こ、このままでは)》


 ベイラーであるセスは、どうにか乗り手だけでも助けようともがく。しかし、共有される意識の混濁が著しく、操縦桿も握ることさえできないようで、極端に動きが鈍くなる。そして、追い打ちをかけるように、上空から再びのアーリィベイラー達からの十字砲火(クロスファイア)を受けた。


 身動きの取れないセスは、シールドを使って防御することもできず、全身にサイクルショットを浴び、ついにボードから崩れ落ちた。


 傷だらけの赤い体が海に浮かぶ。


《おい、サマナ》

「ハァー! ハァー! 」


 サマナは、さきほどからずっと浅い呼吸を繰り返している。急激に受けたストレスをどうにか回復させようとする無意識の行動であるが、操縦桿を握れるほどの余裕は無い。


 セスの体は、手足がかろうじて繋がっている程度で、もはや武器はおろか、道具を生み出す事も難しい。コックピットのあちこちにヒビが入り、角も折れていた。上空では、商会同盟軍は上空を旋回し、セスに再び狙いをつけている。彼らは戦う力を失ったセスをなぶり尽くさんとしていた。セスが五体が繋がっている事が、彼らの反感を買っている。アーリィが旋回を終え、再び攻撃されれば、コックピットが無事である保障はない。


《(せめてコイツだけでも)》


 セスが、かろうじて動く半身でコックピットを覆うように動く。多勢に無勢。さらに相手は戦術的な練度もあり、抵抗する力も無い。せめてサマナが海に沈まぬように、自分の体を盾にするほかなかった。アーリィがサイクルショットを撃とうとしたその時。


 眩い緑色の炎が、空から降って来た。


 アーリィ達よりさらに高度からやって来たその炎は、編隊を組んでいたアーリィのうち半数を、物のついでのように吹き飛ばした。翼を失い海へと墜落していくアーリィ達を見て、恐れ慄いたのか、残りの半数が炎から距離を取る。


《今のは、まさか》


 炎は、アーリィを無視し、彼らがとびだった船団に向けて突進していく。やがて、その炎の中から、けたたましい声が聞こえてくる。アーリィのように変形をすることで、飛行形態から人型形態へと姿を変え、ようやく輪郭が露わになる。


「真っ向」

《唐竹ェ》


 2対4枚の羽。真っ赤な刀身の大太刀を手にしたその姿。


《「大切斬!! 」》


 裂帛の気合の元、渾身の力を込めて振り下ろされた、大上段からの一撃は、海上で巨大な水しぶきをあげて、船舶を文字通り、縦方向に両断する。船員は為すすべなく海へと投げ出され、散らばって海に浮かぶ破片にしがみついて事なきを得た。爆音と衝撃を伴い、黒煙を上げながら沈む船の上で、大太刀を背中に納めながらベイラーが現れる。


 金の装飾がほどこされた、白く、美しいベイラーは、煙の中でも分かるほどその目を真っ赤に輝かせている。


《式は、終わったのか》

《なんとか。それよりすぐ治そう。カリン! 》

「ええ! 」


 緑の炎。それはコウとカリンだった。彼らはたった一撃で、セスの陥った不利な状況をひっくり返した。


《「サイクル・リ・サイクル! 」》


 コウがセスに向けて手をかざす。淡く輝く炎は、セスの全身にゆっくりと巡ると、サイクルショットで傷付けれられた体が元に戻っていく。それはコウの、サイクル・リ・サイクルによる再生産であるが、第三者からみればただの治療にしか見えない。


「サマナ! 」

「あ、ああ。カリン」

「遅くなってごめんなさい。動けて? 」

「だ、大丈夫。それより、あいつら一体」


 右目を抑えながら、サマナが正気を取り戻す。


「商会同盟軍を名乗っているわ。どうたら仮面卿は戦争をしたいそうなの」


 あっけからんと告げるカリンに、己の状態を鑑みる暇もなく呆けるサマナ。よく見れば船の一隻は轟沈し、アーリィの数も半減している。


「商会同盟軍? 」

「話は後。まずは船を潰す。貴女達は陸に向かって」

「わ、わかった」


 カリンの有無もいわさぬ言動に、状況を飲み込む暇もなく、ただその言葉に従い、セスを伴って陸へと向かう。その背中を見送りながらコウがつぶやく。


《で、実際どうやって船を潰すのさ》

「バスター・ベイラーに居合斬り使った時、どうなったか覚えてない? 」

《ああ。斬撃が飛んだね。あれすごかった》

「あの時は鞘に炎を貯めたけど、もし()()()()()()()()()()()()()()()() 」

《……ろくでも無い事思いつくなぁ》


 カリンの考えに睥睨しながら、しかしその試みは、コウも胸が躍っている。


「どうするの? やるの? 」

《おまかせあれ》


 鞘にしまった大太刀を抜き、両手で構え、大空へと掲げる。


《「サイクル・リ・サイクル! 」》


 コウの背中に備えらた4枚の羽の先から炎がほとばしる。同時に、大太刀がその声に応えるように炎を生み出していく。やがてその炎は留まる事をしらず、刀身の刃渡りを超え、ゆっくり、だが確実に伸びていく。


《もっとだ》

「もっと!」

《もっと煌めけ(きらめけ)ぇええええ!! 》


 コウとカリン、2人の意思が重なり、その目を真っ赤に染める。赤目はベイラーの絆の証。だが彼らは、さらにその先の領域に手を掛けている。


 木我一体(きがいったい)。赤目の、さらに先の極致。この状態になると、カリンの頬から目かけて線が走る。それは樹木の表皮のようであり、コウの肌の表面と凹凸が一致している。コウの体と、カリンの体の感覚にもはや一切の差が消え去り、7mの体のコウでありカリンとなる。


 2人の重なり合う意思は、やがて大きな火柱となり、雲を切り裂き、空へと突き刺る。莫大な力のを受けた大太刀は、炎によってその刃渡りを何十倍へと伸ばし、振り下ろされるのを今か今かと待ち望んでいる。アーリィベイラーはコウの動きを阻止せんとサイクルショットを放ったが、そのすべてが、ただ纏っているだけの炎に焼き尽くされ、まるで効果が無かった。


 そして、その力を解き放つべく、コウが動く。船一隻を落とすには十分な威力。だが彼らはもとより、港を襲い来る船団全てを叩き切るつもりでいる。であれば、どうするのか。


 単純明快。勝ち得た刃渡りを駆使し、薙ぎ払うのである。


 カリンのは、己の技に『真っ向(まっこう)』と入れる。真っ向。剣戟でいえば人体の正面、頭から先、股下にかけるまでの間の事であり、真っ向唐竹とはつまる所、縦方向一直線の事になる。だが、彼女は、ほぼどんな技にも『真っ向』と入れる。剣戟の方向を指しているのではない。彼女にとって真っ向とは、『真っ向勝負』の事であり、正々堂々、正面切って振るう全ての剣戟の事を指している。


 故に、 眼前の敵を見据え、右から左へと水平に振りぬく薙ぎ払いの場合であっても、彼女は()()()()()()()()


「真っ向! 」


 背中を見せた相手に使わないという確固たる意志の元、放たれるあらたな剣技。


 その名を。


《一文字ぃ! 》

《「大炎斬あああああああん!!」》


 迸る炎が、港に入ろうとする船を、横方向から次々に両断していく。たまたま高度が低い位置にいたアーリィベイラーが巻き添えをくらい、黒煙をあげなながら次々と落ちていく。


 真っ向(まっこう)一文字いちもんじ大炎斬(だいえんざん)


 極大となった炎の刃で敵を飲み込む、コウ達の新たな技である。

 

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