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用語/登場人物紹介3


用語集


ガミネスト


カリン達がいる世界の名称。この名を知っている者は少ない。そもそもガミネストにはまだ『世界』という概念をもつ者が少ない。


シラヴァーズ


ガミネストでの人魚。寿命は長く、性別は女性しかいない。人の心を読む力を持つ。また、彼女たちとまぐわった人間の男には呪いがかかり、以後人間の女性とまぐわうと、その間に出来た子供は末代まで彼女らシラヴァーズの力を受け継いでうまれてしまう。この呪いは、シラヴァーズが愛した男を逃さない為である。なお寿命の差で恋人になったが最後、必ず人間の方が先に亡くなる。


アーリィベイラー


鉄仮面の男が先導し栽培したベイラー。天然のベイラーと違い心はなく、言葉も話さない。このベイラーを生み出す為、何百何千のベイラーが捕らえられ、研究の名の元で調査解体された。青黒い身体を持ち、姿を変えて飛行できる。能力をさらに成長させたザンアーリィベイラーも栽培に成功している。


クラシルス


サーラ、およびその他の海で取れる珍しくもない海藻。しかし煮詰めて出した液体はベイラーのコクピットを柔らかくし、出入りを自由にする効果をもつ。




ガミネストの上空を悠々と飛ぶ巨大な生命体。詳しい事はガミネストの住人には何もわからない。山脈よりも大きな身体にそれと同じくらい大きい翼。山のような牙と角を持つ。コウの前に度々現れるが、何故現れるか分からない。



龍の眷属達


龍の眷属と言われる動物達は決まって龍と同じ赤い部位を持つ。カリン達が出会ったリュウカクは龍と同じ角をもち、サーラに生息しているリュウイは龍と同じ胃を持つ。眷属は非常にに珍しく、1種でひとつのつがいと言われている。そのため、生息している事がわかっている土地では、彼らを信仰している地域もある。


龍石


龍の眷属から授かれる赤い石。カリン達はリュウカクから授かった龍石入りの笛を持っている。


龍石旅団


カリンが集めた旅のお供。ベイラー乗り達で構成されている。


心の故郷/綿毛の川


ガミネストにある肉体と心を分ける考え方。生き物ごとに肉体と心の故郷は別にあると考えられ、人間の心の故郷は綿毛の川と呼ばれている。


帝都ナガラ


カリン達の向かう国。様々な国を統合して生まれた巨大国家。ゲレーンやサーラは同盟国であり、戦いを起こす仲ではない。しかしそれは単に攻め滅ぼして手に入れるには国にとって損害は免れなためであり、なんのデメリットがなければ今すぐにでも攻め入る形を崩そうとしない。


サルトナ砂漠


広大な砂漠地帯。昼は暑く、夜は寒い。雨季が存在し流砂が起きる為、飲み込まれて熱中症で死亡する事例が絶えない。またオアシスが点在しており、意外にも動植物は多い。旅をする民族が居ると言われているが定かではない。



登場人物紹介


オルレイト・ガレットリーサー 特徴 / 男性 細長い身体。一本にまとめている髪。


バイツの息子であり長男。現在のレイダの乗り手。本を読む事が好きで、ベイラーのコクピットの中に何冊も持ち込んでいる。絵心もあり、やがては自分で図鑑を作る事が夢。病弱で薬が手放せないために、乗り手になる事を半ば諦めていた。カリンは淡い恋心をもつ。剣は習い始めであるが持ち前の知識で補填しながら戦う。マイヤとはカリンの事で語り合える為に奇妙な友情が生まれている。


マイヤ・マイラ 特徴 / 女性 メイド 黒髪 眼鏡 恐れを知らない物言い


カリンの従者。炊事洗濯、縫い物までそつなくこなす才女。縫い物はベイラーの物も含まれる。オルレイトとはカリンの事で語り合う事が出来る為に奇妙な友情が生まれている。


アーリィベイラー・ヨゾラ 特徴 / 幼い男の子の声 鳥形。 灰色に青いライン。 カタコトの言葉


マイヤが出会ったベイラー。その後彼女が乗り手となる。アーリィベイラーが生まれる前の試作であり、既存のベイラーを空に飛ばす為の構造をしている。故に人型になる事ができない。ベイラーと植え寄せ(ガッタイ)する事で空をとべるようになる。ヨゾラ単体でも空をとべる。


サマナ・フリフラッグ 特徴 / 女性 赤い左目 全体的に薄い身体


レイミール海賊団の船長。右の目がない。16歳から18歳。正確には不明。かつて奴隷としてとらわれていた時に、ターム・フリフラッグによって助けられる。この時、お互いに血縁関係がある事は分からなかった。風や海の流れを読む力がある。


ターム・フリフラッグ 特徴/ 盲目 老婆


レイミール海賊団元船長。彼女らは強奪を行う訳ではなく、安全に海路に船を誘導する代わりに服や食料をもらっていた。当時は他の海賊も多くいた為に護衛が必要だったが、彼女ら以上に海を知る物はいなかった。いわば非合法の海兵隊。時は経ち、レイミール海賊団以外の海賊が軒並み帝都の軍に滅ぼされ、仕事にあぶれていた頃、(なお島では自給自足できた為あまり苦労していない)海でサーラの船が襲われてる事を知ったタームが自分ではなくサマナに行かせた。


正確は大雑把で大胆。目が見えないために耳から聞こえる音で判断する。


‘‘船長’’のソウジュベイラー 特徴/ 男性声 潮風に痛んだ肌。


レイミール海賊団の船長が代々乗り継いでいたベイラー。乗り手はターム。名前をつけられていないのは彼をしてキャプテンと呼ばれていたから。しかし長年潮風に晒された身体は動くたびにサイクルが痛む程酷くなり、海に出れなくなっていた。


ソウジュベイラー・セス 特徴/ 男性声 派手な赤い身体 一本の角


コウ達が出会った海賊のベイラー。サイクルボードをつくり波に乗る。サイクルウェーブで自力で波を作って空を飛ぶこともできる。地上で歩くのが嫌い。


ライ・バーチェスカ 特徴/ 男性 きらびやかな金髪。 鋭く蒼い眼光。


サーラの王。15歳。見る者を威圧するかのような美しさをもつ。何事にも苛烈だがサーラの気質を色濃く持っており、騒ぐ時にはとことん騒ぐ。クリンに夢中なのは国中の誰もに知られている。


クリン・バーチェスカ 特徴 / 女性 栗色の髪。 しなやかな体躯


サーラの王妃でありカリンの姉。旧姓ワイウインズ。武術、学問、音楽まで、一度見た物であれば習得できるまごう事なき天才。特に武術にそれは現れ、一度でも技をみればその対策や弱点を見つけれる。また殺気を放てば人に自分が殺される幻を見せる事ができる。これはクリンの持つ殺気の強さ故である。2年前、正々堂々戦ったライに敗れた。その為に意気投合し3日後には婚姻を結んでいる。


ロペキス・ロニキス 特徴/ 巻き毛 タレ目 弱虫


サーラの城勤だった男。偶然にもクリンの専属従者に選ばれる。無理難題をぶっつけ本番で何回も押し付けられる。涙目になりながらそれでも逃げ出さずにやり遂げる。本人の意思とは無関係にクリンの評価が上がり、その都度無理難題が押し付けられる為ロペキスは堪ったものではないが決して自分からは逃げない。そこがクリンに評価されている事には気が付いていない為、彼の災難はこれからも続く。


鉄仮面の男 特徴/ 紳士的な所作 詰襟の高級な服


鎧に使われる兜だけをつけた不気味な男。声から初老の男であることがわかる以外何もわからない。仮面には細工があり、つまみを回すと人間の声をベイラーと同じ笛の音由来の声に変換できる。


ケーシィ・アドモント 特徴/ 女性 褐色の肌 踊り子の派手な服


サーラに潜伏する際に男1人より若夫婦の方が目立たないという理由だけで買われた若い奴隷。実際に夫婦として生活もしていた。パームからそれなり以上の待遇を受けている。アーリィベイラーを操る事に関しては天才的なセンスを持つ。


ソウジュベイラー・アイ 特徴 / 女性声 長く黒い髪 黒い肌


コウと同じ、かつて現代で生きていた女性。幼少の頃から虐待と裏切りの数々を受け、この世の全てを恨み切っている。コウがきっかけでそれはさらに加速し、いまやガミネストを燃やし尽くそうとしている。その髪は自在に動き、鋭くも出来る。




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