願いの使い道
ネイラが生きていた。しかしゆっくりと話す暇もいまま、またすぐに居なくなってしまった。嵐黒い雲の中へと消えてしまい、後を追いたくても、この嵐の中では飛んでいく事も叶わなかった。
「右から岩だ! 」
《撃ち落とします》
追われ嵐の最中、飛んでくる障害物をサイクルショットで叩き落とすレイダ。円陣を組み直し、どうにかバラバラにならずに済んでいるが、今自分たちがどの方向に飛んでいるのか検討もつかず、落ちては吹き上がり、落ちては吹き上がりを繰り返し続けた結果、この異常な状況に慣れ始めてすらいた。
「どこまでとばされているんだ」
《わかりません。サーラに戻れる距離であればいいのですが》
話ながら片手間で飛んでくる岩や木を次々に撃ち落としていく。元からサイクルショットによる射撃が得意であったことに加えて、オルレイトの考えた銃口付きのサイクルショットは狙い撃ちが非常にしやすく、結果としてだれひとり、この吹き荒ぶ嵐の中で障害物に当たると言う事はなかった。しかし、身体がどれだけ無事でも、心がズタズタになっている者がいる。
《コウ様。悲しみに暮れるのもわかります。ですがそれは今では無いはずです》
《わかってる! だけど! 》
目の前で、ガインが、ネイラが、その身を呈してあの凶悪なベイラー、アイを自分たちが引き剥がしてくれた。しかしもうガインと会えるかもわからない。さらにネイラが言った言葉も、追い打ちをかけてる。
《ネイラさんは、さよならって言ったんだ。いままでずっとまた共にって言っていたのに、さよならって言ったんだよ……もう会えないんだ……なのに、なのに僕は何もできなかった》
コウは先程から、左手だけで円陣に加わっている。セスにしがみついているような形であった。なぜ右手を使わないのか。それはその手に持っている物が原因だった。
それは緑色をしたベイラーの腕。肩から下、指先まで丸々あるその腕はガインの物。戦いの中ですでにボロボロになりながら、それでもコウたちを逃す事を優先しその拳を振るっていた。その腕が今コウの手の中にある。左手で円陣に加わろうとすればそれを離さなければならない。それがコウにはどうしても出来なかった。
「(どうやって慰めになる。目の前で居なくなった乗り手が居て悲しかったなと声をかけられる。どうして責められる。今お前の力が必要なんだ、だからその手に持っているも腕を捨てろ等と誰が、どの口がと言えるんだ)」
オルレイトがうつむきながら考える。彼もまたネイラが居なくなった事をまだ実感として感じていない。覚えていなくともこの体を医者として診てくれていたのは他でもないネイラだ。そのネイラがもう居ないと言うのが信じられなかった。
「(もし、言葉をかけられるとしたら姫さまだが、姫さまだっておんなじだ)」
そして悲しんでいるのはコウだけはなかった。乗り手のカリンもまた悲しみに暮れている。コウがギリギリ掴めるだけの力をしか出していないのはひとえにカリンの心が沈みきっている為であった。比べた時にコウよりは沈んでいないというだけで、彼女もまた深い傷を負っている。
「今はぼくたちの出来ることをするぞ! 左から3つ! 」
《はい! 》
レイダが機械的に撃ち落としていく。風に煽られて針が逸らされないようにギリギリまで引きつけて撃ち落としていく。ガムシャラに何度も何度も撃ち落としていると、ふと周りの風景が変わっているのに気がついた。いつのまにか変わっていたその風景はサーラとも、ましてやゲレーンとも違う、オルレイトにとって初めての風景であった。さらにあれほど激しかった嵐はいつのまにか抜けており、静寂が訪れている。
「な、なんだ、僕たちは一体何処にいるんだ!? 」
《あ、青いです! オルレイト様はご存知ですか!? 》
「わからない……って、後ろは真っ暗だ! なんだここ! 地面もない! 何処なんだここは!? 」
冷静さを問いかけていた者とは思えない動揺ぶりに、じっと目をつぶっていた双子がキョロキョロと辺りを見回し始める。リオ、クオがその光景をみてにわかに興奮し始める。
「リク! みて! センの実でできた絵だよ! 青に、緑! でっかいねぇ! 」
「で、でもなんで足がついてないのかなぁ? 」
「あたし達、空飛び続け過ぎて変なもん見てるんじゃ無いか? 」
サマナがその光景が理解できず、ただ足元に海が無い事だけが不安だった。
「なんで後ろが真っ暗なんだろう……でもところどころ光ってる。あそこに人が住んでるのかな……でも不思議だ。どのくらい離れてるのか全然わからない。森で迷ったみたいだ」
「しかし、空を飛んでいたはずの私達がどうしてこんな所に? 」
ナットとマイヤは後ろの景色がただただ不思議で首を傾げている。そして、顔を上げたコウが衝撃を受けた。それは、この場所にいることが、そして今もなお、後ろの暗闇に引っ張られている事が、彼の知識では自分達が生身で決して行ってはいけない場所に、それももうすぐたどり着いてしまう事を意味していた。
《まさか、ここは成層圏!? 》
《が、ああああああ!? 》
突如、レイダが苦しみ始める。見れば先程までサイクルショットを打ち続けていたその右手が徐々に氷漬けになっている。成層圏とは言わば惑星と宇宙の境目。そこからでてしまえば空気はなくなり呼吸などできなくなる。弊害はそれだけではない。空気とは酸素を含む化合物であるが、その酸素がなくなった結果、気圧の変化によって酸素を含む物体は気化し、急激に物体の温度が下がる。結果としてレイダの体が凍っている。まだレイダだけだが、このまま惑星から離れれば全員が凍ってしまう。
「レイダ!? どうした? 」
《わかりません、ただ、急に体が》
《これ以上暗い方に行っちゃいけない! 成層圏から元にもどらなきゃ》
「セイソウケン? 何を言っている? 」
《まだ間に合うはずだ! カリン! サイクルジェットを使う! 落ちるぞ!》
「落ちる? どっちに!? 」
《こっちだ! 宇宙にでたら空気がなくなってみんな死ぬ! 》
「し、死ぬってどう言う……ッツ!? 」
意識を共有しているカリンがコウの考えを読み解く。コウが何を言っているのか意味も意図も何もわからないというのに、彼の危機意識が決して嘘でもハッタリでもない、純然たる事実である事を強制的に理解させられる。そしてその回避方向もまた強引だった。
《サイクルジェットは……片方だけか! でもやるしかない! 》
肩と両足から炎が吹き上がり、左手で円陣を組んでいるベイラー達を押し込むように、成層圏から惑星へと戻っていく。徐々に惑星へと迫っていくことで急に景色が変わり始め、龍石旅団の全員が驚く。特にオルレイトがコウを質問責めにしたそうにする、
「ま、待ってくれ! まさか今の黒いのは空の先にある物なのか? じゃああの明るいのは星か!? 」
《あとでいくらでも答える! 》
「約束だぞ! 」
問答の中、乗り手達の耳がズキズキと痛くなる。急激な高度変化により、気圧がかわって耳が痛くなっていく。だがそんな痛みが気にならないほど、目の前に広がる景色と、その景色の意味がわかり呆然としてしまう。それは今までの認識が書き換わっていくような衝撃であった。
「まさか、この、センの実で描いたかのような絵が、普段私達が足をつけている地面だというの? 」
「青いのは……まさか海!? 」
「あの茶色いのはなんだ……緑色は、森、か? 人がまるで見えない……地面が大き過ぎるのか」
「おっきいねぇ! 」
「クオ達のおうち見えないかなぁ! 」
乗り手達は思い思いの感想を抱きながら、落下していく。ただ1人、カリンが焦っていた。
「(方向が、変えられない! さっきの戦いで足のサイクルジェットまでうまく使えない! )」
コウの脚に付いているサイクルジェットすら、先程までの激闘で破損していた。結果方向をうまく変えることができず、ただ落下していく。行き先を決める事ができない。
《向きを変えられない! このままの方向にしか行けない! 》
「まてよコウ、まさかこのまま真下にいくのか! 」
オルレイトが血相を変える。ベルトを外し、レイダの中にある本棚をひっくり返し、中から地図を取り出した。そして、今目の前にある景色と符合させようとしたが、どの地図も街の広さまでて、間違っても惑星を俯瞰でみた地図などはどこにも載っていない。
「どこに落ちるか分からないなんてな……でも海ではないのはわかるぞ」
《そこまでわかったとして、どうするのです? 》
「レイダ、僕の想定はあくまでサーラ近郊の海に落下することだ……でもこれじゃ、そもそもどこにサーラがあるかわからない。それにだ」
《それに? 》
「大事なのは着地だ! どうやってこの高さから着地して助かる気だ! 」
オルレイトが状況を理解した上で絶望する。
「僕の想定した高さで、まだ海の上ならよかった。でもコウが言うにはこの高さは異常なわけだ。さらには下は地面ときている……くそ! どうすればいい! 」
分析しても状況を覆す手段を思い描けない。それほど今の状態がオルレイトの中で異常過ぎた。もしこれがパームのような悪意ある人間からの攻撃であったならまだ手段の1つや2つは思い描けたのかもしれない。しかし今回は自分の知らない知識と現象が襲いかかってくる全く人間の意識とは関係のない現象。その対処方法は知っている物しかできない類の物だった。手段はおろか知識もないこの状態でオルレイトのできる事は何もなかった。だからこそ彼は彼以外に頼る事を選ぶ。
「癪に触るって言うのはこう言う事なんだ。おいコウ! 」
《ど、どうしたの? 》
「ぼくたちを助けてくれ」
《……へ? 》
オルレイトからの突如の救援要請に面を食らうコウ。
「ぼくの知らない事が多すぎる。今の状況も、さっきの景色も。整理するには時間が足りなすぎるし、整理できたとしてこの状況を打破出来るとはとても思わない……だから、コウ。頼む」
《頼むって、どうすればいいの? 》
「君のサイクルジェットだけが頼りなんだ。こうなったら減速に減速を重ねて着地するしか道はない。そして今サイクルジェットが使えるのは君とヨゾラだけなんだ」
《ヨゾラ、ナニカスル? 》
コウの顔を覗き込むように、ヨゾラが目を向ける。彼の顔は飛行機状になった時の機首にあるのだとコウは気がついた。
「ヨゾラと、コウで、ベイラー4人を支えてほしい……頼む」
《ヨゾラ、ワカッタ。コウハ? 》
「そ、そんなこと」
コウが答える事を躊躇する。どうしても頭の中で失敗した時の事を考えてしまう。中にいるカリンを含め今この場にいる全員がこの高度から落下すれば、死亡は免れない。
《まだ他に手があるはずだ……俺と……僕とヨゾラだけで、この高さから支えるなんて無理だ! 僕のサイクルジェットは壊れてるんだぞ! 》
「今出来るのは君だけなんだ、悔しいくてたまらないが君だけなんだよ」
《オルレイト……》
声色から表情がわかる。彼は今唇を噛んででも彼に頼んでいる。自分が出来ることなら代わってやってしまいたいと心のそこから思っている。だがコウはそこまでして自分に頼る意味がわからなかった。コウにはいま決定的なまでに自身への評価が下がっている。それはあのアイとの戦いで起きた体と心の変化。乗り手をないがしろにして戦い続けた自分への不信感が身体を支配していた。
《どうしてだ。どうしてそんな信じてくれる? どうしてそんなに頼ってくれる? あの島での戦いを見ただろう? 俺の炎でみんな死んでしまうかもしれないんだ。それなのに、どうして》
「そんな事も、そんな事もわからないで、お前は今まで姫さまのベイラーをやっていたのか!! 」
冷静さなど置き去りにしてオルレイトが叫んだ。我慢ならないとレイダのコクピットから上半身だけをさらけ出してコウを睨む。落下しながら吹く風で髪が揺さぶられながら、それでも感情が昂ぶすぎて目から涙が出てきていた。
「お前が! 姫さまの信じるベイラーだからだろう! お前だけなんだぞ! 姫さまの前で立ったベイラーは! そんなお前が自分を信じなくってどうするんだ! 」
《オ、オルレイト? 》
「僕がどれだけ頑張ったってお前のように姫さまの力にはなれないんだ!今も昔も なれなかったんだぞ!
コウが、そして中にいるカリンすら面を食らう。
「今度自分を卑下してみろ! 間髪いれずに、レイダの手助けも借りずにお前をぶん殴ってやるからな! 」
「オルレイト、貴方は」
「姫さま! コウを頼みます! 」
まるでこれ以上の会話を遮断するかのように、オルレイトがコクピットの中に引っ込む。ただ1人、レイダだけが彼と会話する事を許された。
《おつかれさまです》
「なんてベイラーだよ。自分がどれほど人から信頼されてるか理解していないんだ」
《まるで姫さまですね》
「まったく。まったく……代われる物なら代わってやりたいよ……まったくさぁ」
オルレイトの目には涙が溜まっていく。
「あーあ! 僕もベイラーだったらなぁ! 」
《あら。そうなると私の乗り手になれませんね》
「うるさい! 言ってみただけだ! レイダ、コウはまだ動かないのか! 」
《いえ。結構効いたみたいです》
レイダの視界を通してコウの姿をみる。うなだれているがそれは迷っているからではない。じっと右手に持ったガインの腕を見つめている。迷っているのではなく、決意を身に染み込ませているかのような余韻がそこにはある。
《……カリン。君は僕を信じてくれるのか? 》
「ええ」
《間違うかもしれない》
「私もそうだもの」
《みんなも、そうなのか? 僕を信じてくれるのか? 》
コウが仲間たちと視線を1人づつ交わす。その全員が、言葉ではなく行動で示した。全員がひとりも残らず首肯し、円陣の手を離してコウの左手に自分の右手を重ねていく。点と線が繋がり円型が星型に変わった。今ここに、コウを信じていない者など誰もいなかった。
《……わかった。みんなの命を僕にくれ! 》
迷いを振り切り、右手に持ったガインの腕を離した。ほんの一瞬名残惜しい感情を匂わせながら空の彼方へと消えていく腕を見送る。そして、しっかりと両腕で重ねた手を掴んだ。
《ヨゾラ! 》
《イッショニ、トブ! 》
《カリン! 操縦桿を離さないで! 》
「私のことは気にしないで! しっかりやるのよ! 」
《お任せあれえ!! 》
コウの背中にヨゾラがひっつく。翼がコウに生まれ、サイクルジェットが吹き上がる。全員が雲より高く星よりも低い場所から落ちていく。コウの逆噴射が空気を切り裂く。
《(僕をみんなが信じてくれている……僕はみんなの力になりたい! )》
炎が、今までとは比べものにならないほど強く、大きくなっていく。しかし追い討ちをかけるように衝撃がコウを襲う。残っていたコウの肩が、ついに連続使用により吹き飛んだ。サイクルジェットが爆発し、炎の力が一気に落ちていく。だが、だれもコウに失望など抱いていない。
《コウ様! 》
《コウ! 》
《ーー! 》
《白いの! 》
《コウ、トべ! 》
色も姿も違うベイラー全員が、乗り手の全員が彼を信じて手を握る。その時、ベイラーの目が赤く光った。赤目の現象が起きている。人間とベイラーの意思が重なった時起こりベイラーの力が増すこの現象が、たった1人のベイラーを信じるという行為のみで起こった。
「コウ! 貴方なら、出来る! 」
衝撃で体を揺さぶられ、もはや目をひらけないような状況なっても、カリンもコウを信じた。
《(こんなに、こんなに信じてくれている!……くそう! 炎が足らない! みんなを焼く炎じゃない! みんなを守る為の炎が! ほしい! )》
コウがひたすら自分の炎を欲した。それはだれかを憎んだ時に生まれた感情ではなく、だれかを守る為に浮かんだ別の感情。もはや脚の弱い炎しか出せないコウの願いだった。その願いを聞いたカリンが、コウの願いを肯定する。
「貴方がほしいと願うなら、私も願うわ! 皆を守る為に! 」
コウが願う。それは生前にはなかった欲望。
カリンが願う。それは貴族の義務でなければ命令でもない。
2人が2人とも、同じ願いを重ねあった。それは、誰かを助けたいという願い。その為の力を欲した。
2人の咆哮が空に響いた。獣のような荒々しいものではない。体の中にある力を全て出し切るために、理性でもって解放するためのきっかけの叫び。その叫びが、2人に変化をもたらした。
「ヨゾラ、あなた何かしたの? なんだか炎が」
《チガウ。コレコウノ》
「で、でもさっきコウ様は肩のジェットが……いや、コレは」
真っ先に気がついたのはコウの背中にいたヨゾラとマイヤ。さっきまでの炎がまるで様相を変えている。ヨゾラが出している炎が混じりあい、まるで絨毯のように広がっていく。激しさはない。ゆっくりと広がっていくように、包み込むように大きく広くなっていく。一瞬レイダの体に炎が触れる。今までならば体が焼けていたはずの炎。
《熱くない……むしろコレは、暖かい? 》
レイダがおもむろに体を見ると、コウの炎が触れているのにも関わらず何にも起きていない。それどころか、別の現象が起きていた。
《坊や! 》
「ああ、見えてる! 見えてるが何が起きているのかわからない! 」
信じられない事が起きる。コウの炎を触った箇所から、徐々に傷が癒されていた。島での戦いでボロボロだったレイダたちの体が、まるで治療されていくかのように治っていく。体の中にあった不純物だけが燃えてなくなり、代わりにサイクルが回って身体が元どおりに変わっていく。そして、炎がさらなる変化が起きた。
《い、色が変わっていく!? 》
信じられない事が連発で起きる中、コウの炎の色が変わっていく。それは敵対者を焼き尽くすような紅蓮ではなく、淡く儚い、しかし確かにそこにあるゲレーンの森と同じ色。
《炎が緑に……なんて優しい……》
落下が徐々に遅くなり、ついに雲に到達する。身体に水滴が何度もつくが、その度にコウの緑色の炎が消していく。そして雲が晴れた時。ついに自分たちの落下位置がわかる。
「……ここは、まさか」
《オルレイト。ここは一体どこなんだ? 》
「いや、まさか、しかしそれなら飛ばされ過ぎだ」
「オルレイト、あなたここがどこかわかるの? 」
落下する場所に検討がついたオルレイトが、今度は焦りで唇が震えていく。
「海ではない……でもまともな陸でもない」
「それは、どう言うこと? 」
《オルレイト! まさかここは! 》
「コウ! 今は着地に専念してくれ! レイダ! 少しくらい手伝えるな!? 」
《仰せのままに! 》
地面にむかって落ちていくベイラーたち。コウに起きた変化により落下速度こそ落ちたが、零になった訳ではない。そしてその場所は落下の衝撃を多少は緩和してくれる土地だった。
《カリン! 着地するぞ! 》
「コウ! サイクルシールドでみんなを守って! 」
《お任せあれ! レイダさん! 》 」
《お手伝いしますとも! 》
コウとレイダが違いにシールドを作り出す。球状に作り出して違いに違いの穴を埋め合って綻びがないように作り出し、頑強でありながらしなやかなシールドを作り上げる。
《(いつもよりサイクルの滑りがいい……コウ様の力のおかげ? )》
シールドを作り出した瞬間に、何時もとは違う感覚に疑問に思いながら、迫り来る地面を見た。やがて訪れる激しい衝撃に身構えながら、凄まじい砂埃をあげて龍石旅団が空から着陸した。




