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魔導士という肩書

長い話にお付き合いありがとうございます。まだまだ続きますが宜しくお願いします。

炎に包まれた屋敷の中、小さな手を必死に繋ぎ走る。視界もほぼ遮られた中で問題なく進めるのは、幼くも魔法の才にすぐれた少年が妹を守る為の結界を張りながら進んでいるからだ。少年の右腕は、妹を魔物から庇い受けた傷で真っ赤に染まっている。幼い二人の子供を守ってくれるはずの大人はここにはどこにもいない。


「大丈夫だよ。兄様が守ってあげるからね」


魔物に囲まれた屋敷の中で、どうやって守ると言うのか…。あの時の兄の言葉は、何もかもを覚悟していたのだろう。まだ年が10になったばかりだというのに…。地下への秘密の扉を開いた兄は、私をそこに押し込め「ここから出てはいけないよ」と告げた。兄も一緒だと思っていた私は不安になり縋りつけば、優しく頭を撫でて私の手をとる。


「シア…君がこれをもっていて―」


私の愛称を兄が呼んでくれるのは、これが最後になった。



――――――――――――



夢を見ていた…?お城につくまでは良かったが、入るまでに長い時間がかかり、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。急いで魔導士長の元へ向かえば、あっけないぐらいに魔導士としてすぐに受け入れられた。兄からの紹介状の効果が大きかったが、私の実力も認められた事も嬉しい。魔王討伐へ急な参加希望だったのにも関わらず、簡単ではあったとはいえ試験を行ってもらい、私はその試験を難なく達成出来、自分の力が通用する事に胸をなで下ろした。どうしてこんなに実力があるのに、今まで魔導士にならなかったのかとの質問に親への説得に時間がかかったと言えば、妙に納得された。お嬢様っぽいと言われ、貴族だとは露見したのかと少し焦ったが、いい所のお嬢様っと言う事で納まりそれ以上は追及もされなかったので何とか乗り切ったようだ。


私の予想通り、二日後に出発する事になった。集められた精鋭部隊は約300名。騎士や傭兵、回復魔法を使える巫女様達に私が所属する魔道師部隊。

流石ライアン様の手腕と言うべきか…急な招集だったことにも関わらず世界でも錚々たる方々が集まっていた。


騎士を統率されるは、東の国では脅威となっていた魔物を倒し英雄となった エフェクト・バーン様

傭兵をまとめ上げるは、傭兵ギルドの世界ではその功績を知らない人はいない グァド様

世界の癒しでありその美しさをも褒めたたえられる聖女 ネオ・ロンリース様

ご高齢ではあるが、大魔道士であり、賢者とも名高い オルドレイク様


勇者に選ばれたライアン様も、そんな方々に負けない…いや…それ以上の功績を世に知らしめ、残る功績は魔王を倒すのみとされている。太陽の光を浴びたライアン様の金の髪は、本来の金よりも輝いて見え、精悍な顔に何もかもを見通せるような空色の瞳。世界中の女性が彼に憧れ、一晩の寵愛を乞う…っというのも頷ける。確か昨日まで彼の側室だった気がするが、今じゃ他人事のような過去に思えるぐらい遠い存在だ。それもそのはず…彼を目にしたのはこれが二回目で、今の私は彼300人はいる部下の一人なったのだから。


精鋭部隊約300名のうち40名ほどが魔導士部隊となる。そもそも魔導士っという存在自体が少なく、その中でも戦える魔法を持つものを世界中から集めて部隊を作っている。それでも魔力や実力の差は個々に差があり、途中離脱を余儀なくされる予備要員も参加せざるおえなかった。実質…本当に最後まで使える魔道士は、10にも満たないだろうっと考えられている。魔道士の人員問題は深刻だったらしく、私の参加は思っていた以上に手放しで歓迎され、右も左も分からない私だったが手取り足取り親切にしてもらえた。いい所のお嬢様設定も良かったのかもしれない。



出発は町中がライアン様の勝利を信じ、それはもう派手な出発だった。地鳴りが起こったのかと思えるぐらいの人々の声に見送られた。名だたる方々はあるものは手を振り笑顔をふりまき、あるものは静かに堂々たる姿で、あるものは馬車の中に引きこもり…各々見送りを受け入れていた。

私も見送りというパレードに参列していたのだが、魔導士達が乗る馬車の中で大人しくしていた。一緒に乗っている魔導士を見渡してみても、どうもこの状況は苦手なようで何だかそわそわしているのが可笑しかった。


王都を出発してから、二週間街から町へと移動しつつ魔王の領域へと進んでいた。途中前方の騎士部隊が、魔物を討伐しつつ編成を考え実力を測っているらしい。私は二番目の兄との一見で屋敷の外にもあまり出させてもらえず、側室となってからは城から一歩も出ていない事もあり、魔物討伐の実戦経験など一度もない。魔王討伐する為には、無尽蔵に溢れている魔物たちの群れの中を突破する必要があるだろう。その前に少し実戦を経験したく、魔導士長に相談をすると「焦らなくてもすぐに実践できますよ」と、言われ待つこと一週間。出現する魔物はほとんど騎士部隊のみで片付くものばかりで魔術師の出番は一向に来ない。練習しておくにしろ、無駄な魔力は使えない。私に出来る事は待つことのみだった。


その日は野宿という人生初の体験で、好奇心と緊張が混じった感情に興奮していた。魔導士内にいる私以外の唯一の女性であるアンネさんが、野宿の準備など何していいのか分からない私に、優しく指示を出してくれ何とか手伝いに加わる。アンネさんは私よりも10は年上でお子様も王都にいるらしい。とても外見だけでは、そんなにも年の差があるとは思えない。うねるような長く美しい黒髪は、いつもいい香りがするし、はっきりした顔だちの美人さんで体つきも凹凸があり、妖艶な色気は私には到底出せるものではない。面倒見がいいのは、やはり母親でもあるからだろうか?私はすっかりお世話になってしまっていた。こんなに手がかかる私にも関わらず、アンネさんは女の子が部隊に入ってくれて嬉しいっと言ってくれる。私もアンネさんがいてくれて嬉しいっと言えば、ぎゅーっと抱きしめられる。もう子供じゃないのにっとも思うのだが、それを心待ちにしている自分もいてフワフワする感情がとても心地よい。


木々に囲まれたその場所は旅慣れたものなら誰もが利用する場所らしく、難なく設置し終え食事まで済ませることが出来た。ちなみに食事の味だが、私は考えないようにしている。

辺りが暗くなり焚火の前で各々過ごす自由な時間、ライアン様が各部隊の人達にに声をかけている。王都からここまで、ライアン様は時間が空く限り討伐隊に参加している者に一人一人話しかけ気を配っていた。ご自分事だけでも大変だろうに、本当に頭が下がる。今話されているのは、ライアン様とネオ・ロンリース様。ライアン様の金髪とは対照的な銀の髪のネオ・ロンリース様。瞳の色は翡翠に似て、肌は真珠のように美しい。本当にお似合いで周りの空気さえも美しく感じて見え物語の一場面の様だ。


今日のアンネさんと私に用意された寝床は、女性の多い救護部隊である巫女様達のほうへまわされていた事もあり、ライアン様の登場はそれはもう色めき立っていた。皆、いつライアン様から話しかけられるのかと今か今かと待ちわびている。

アンネさんはというと、そんな様子とは一切無関係とばかりに私にお茶をすすめてくれた。お茶を頂きながらライアン様の様子を窺えば、ネオ・ロンリース様との話は終わり、巫女様に囲まれている。これまで私は、ライアン様との接触は一切していない。特に意識していた訳ではないのだが、お忙しく誰もに慕われているライアン様に関わろうとしない限り話す機会などはほぼなかったのだ。


「なんだか凄いですね…」


「ライアン様の事かしら?」


「はい。何だか雲の上の存在なんだと、改めて思ってしまいます」


「そうね。それだけの努力もなさっているようだし…シアさんは、ライアン様の傍に行かなくてもいいの?」


ただのアリシアとなった私は、アンネさんにシアと呼ばれている。親しい間柄になったようで、この呼び名は何だが嬉しい。


「お話しするような事はありませんし、今はここでアンネさんとのお茶の時間が大切です」


「まぁ…嬉しいわ。後でこっそり持ってきたお菓子食べましょうね」


っと軽くウインクするアンネさんが可愛らしい。お茶を楽しみながら、アンネさんと旦那様のなりそめや、お子様の成長話を楽しく聞いていた時、騒めきが近づいてくるのが分かった。振り返ればライアン様がこちらのほうに近づいてくる。誰か知り合いでもいるかのように迷いのないライアン様の歩みにアンネさんを見れば、不満そうな顔をしてライアン様を見ていた。


「やぁ、アンネ。俺にもお茶をもらえるか?」


「ライアン様にお出しできるようなお茶は、ここにはございませんわ」


「そんな事はない。アンネが入れるお茶は、どんなものでも絶品だ」


「…仕方ありませんね。お茶を飲んだら、さっさとお仕事にお戻りください」


親し気な二人の会話に唖然としながら、私は出来るだけ邪魔をしない様に気配をけしていた。本当ならこの場を離れたいのが本心だが、そんな不敬な態度はとれない。アンネさんはテキパキとお茶を入れライアン様に「お暑いのでお気をつけくださいませ」っと言ってお茶を渡す。ライアン様はお茶を受け取ると目の前の木の根の上に座った。そのリラックスした姿に周りの視線が集中している。


「ところでアンネ、彼女を紹介してくれないのか?」


「…だと思いました。この子は魔導士になったばかりの新人のこよ」


「どうりで…見ない顔だと思っていた」


チラリとアンネさんが私に視線を向ける。挨拶をしろっという事だろう。ライアン様に挨拶をするのは二回目なんだけどな…っと自称気味に笑いそうになる顔をぐっと引き締め、私はライアン様に向かい挨拶をする。


「セリシアと申します。ライアン様のお力になれる様、一生懸命精進する所存でございます」


「そんなに固くならなくてもいい。セリシア…これから宜しく頼む」


「…はい」


初めて名を呼ばれ、言葉を交わした。低音の心地の良い声に、周りで聞いている女性達が魅了されているのが分かった。それに伴い、名を呼ばれた事に関して嫉妬した視線も私に向けられている。

ライアン様の中で、完全に忘れ去られていた私の存在に安心しつつ一物のむなしさを感じる。今の私の伏せた瞳は何の感情も映していないだろう。これ以上は話すことはないと口を閉ざした私に気が付いたのか、アンネさんがライアン様に話しかけ二、三言の会話の後、ライアン様はお茶を飲み干し他の場所へと行った。


「緊張させてしまったわね…。大丈夫?」


私の様子が違ったせいで、アンネさんに心配をかけてしまった様だ。私は何とかアンネさんに笑顔を向け「大丈夫です」と伝えて、冷めてしまったお茶を口にした。話を変えようと、疑問に思った事をアンネさんに聞いてみる。


「ライアン様とは親しいのですか?」


「ライアン様が幼い頃ちょっとね…。魔法を教えていただく師が同じだったのよ。私は姉弟子って所ね」


なるほど…っと頷いた時、遠くから男性の叫び声が響く。空気が変わった事を感じアンネさんも私もその場に立ち上がる。私は傍に置いていた杖を握り、アンネさんが「まずいわね…」っと症状を曇らせた。魔物の襲撃だと分かっていても、姿が確認できなければ対処しようがない。今いる救護部隊は、騎士や傭兵の方々に守られる形で場所を配置されていた。魔物が簡単に突破してくるとも思えないが、もし魔物がここまでやってきたら…。私は、周りを見渡し戦力を確認する。女性のみで構成されているこの場所には、女性の騎士も傭兵もいるが実力がある者たちとはいえ、どうにも数に心もとない。


「シアさん…もし私が予想している魔物であれば、ここまで来ると思うわ。その魔物は群れを成して行動する。そこまで強い魔物ではないものの、どうにも数で圧倒し、しかも素早くてたちが悪い」


私はアンネさんの話を聞きながら、周りの警戒を強くする。嫌な気配が近づいてくるのが、嫌でも分かった。数が多いという事は、それだけここまでたどり着く可能性も高いという事だ。囲まれるように、そこかしこから魔物と思われる声が聞こえる。どこから現れるのか分からない今の状況に焦りを覚える。


「本来ならその魔物には、炎系の魔法が有効なのだけど…ここじゃ少し場所が悪いわ」


木に囲まれたこの場所で、燃え移れば私達も危ない。それなら、風の魔法だろうか?っと考えていると、私達の斜め右後ろから魔物が姿を現した。二メートルはある猿にも似たその魔物は木々をつたってここまで移動してきたらしい。


「姿を見せたら、まずは爆破系の魔法を…!」


アンネさんが放った五発ほどの爆発が魔物に向けられ、そのうちの一発が魔物に命中した…が、他は避けられ後ろに退いてこちらの様子をみている。魔法が当たった魔物に動く気配はない。魔法への耐性はないようだ。

その後もぞくぞくと現れた魔物の数にぞっとする。赤い目が闇の中不気味に光り、先ほどの魔法を見てか警戒して動かない。爆破系の魔法をつかったのは、威嚇する為でもあるらしい。

すぐに飛びかかってくる訳ではないようだが、時間の問題なのは一目瞭然だ。私も爆破系の魔法を魔物に放とうと構えると、「待って」とアンネさんが私を止めた。


「相手の出方を見て魔法を使って…。誰かがこの魔物の親玉を倒せば、この魔物は去るはず…」


親玉とは見てすぐに分かるものなのだろうか?もし倒したとしても、すぐこの魔物はいなくなるのか…?とにかく今は時間を稼ぐことしかできないんだっと納得し、私は杖を握る手に力を籠める。


きゃーーっという女性の声が後ろから響く。私は後ろを振り向くと目の前にいる魔物より、一回りも二回りも大きい巨大な魔物がネオ・ロンリース様を腕につかんでいた。「こんな所に何故親玉がいるの…!」っとアンネさんの驚愕した声。女性騎士達は、ネオ・ロンリース様を盾にされ、動けないでいるのが分かった。

アンネさんが親玉へ気をとられていると、私たちの前にいた魔物が飛びかかってくる。咄嗟にアンネさんが魔法を放つも軽く避けられてしまった。アンネさんが動けば、目の前の魔物達もまた動くだろう…。アンネさんがココを離れる訳にはいけない…ならば…。


「アレを倒せばいいんですよね…。すいません、少し離れます」


「シアさん!!」


実戦経験はないが、爆破系の魔法には少しは自信がある。ネオ・ロンリース様を開放するぐらいの手伝いは出来るだろう。後は、女性騎士様に任せれば…私は、魔物の親玉のネオ・ロンリース様をつかんでいる方の肩に爆破系の魔法を放った。軽く当たる威嚇程度の魔法を放つつもりが、思いのほか威力を発揮したらしく親玉の肩が破壊されネオ・ロンリース様と共に腕が落ちる。

怒り狂った親玉が私目がけて突進してくる事は予想済みだった事もあり、冷静に顔面狙って先ほどと同じ爆破の魔法を五発ほど放てば、煙幕と共にゆっくりと地面に親玉の体は倒れた。

ドォォォォン…っと、煙幕の次に砂埃もまう。やっと視界を遮る煙がなくなり親玉の姿をみれば爆破の衝撃で首から上はなくなっていた。

一瞬の静寂の後に、けたたましい魔物達声がしたかと思えば、あっと言う間に散っていく。本当に親玉を倒せばいなくなるんだなぁ…っと感心していると、アンネさんが私のほうに走って駆け付けてくれた。


「ケガはない?大丈夫なのね!」


アンネさんが私の体をペタペタ触り確認すると、安心したようにギュッと抱きしめてくれる。


「アンネさんが言うように、そこまで強い魔物じゃなくて良かったです」


っと、アンネさんを安心させる為に言えば、アンネさんは呆れたように私をみてため息をはいた。


「私が言ったのは、親玉じゃないほうの魔物のことよ。本当に大した娘だわ…」


どうも親玉は強敵だったらしい。知らないという事はは本当に幸せなことだと感じた。初めて魔物に向けて放った魔法、私は運よく倒せたという事だ。終わって安心したからなのか、急に怖くなったのか…なんだか震えが止まらない。アンネさんはそんな私を抱きしめていてくれた。


「貴方のおかげで被害が最小限にできたわ。よくやったわね」


優しいてで頭を撫でられ、少しづつ震えが止まる。アンネさんの手でやっと私は落ち着いたのだと分かる。

私は先ほど魔物の腕ごと落としてしまったネオ・ロンリース様の事が気になり、そちらの方を確認すれば女性騎士様達に支えられ立ち上がった姿が見えた。遠目からなのではっきりとは分からないが、大きな怪我もしていない様子にホッと息をはいた。


「体調は大丈夫?魔法酔いは?眩暈とかしない?」


魔法を必要以上に使えば、どうしても体に支障がでてくる。その為、出発してから試し打ちでさえ、魔法を使う事は出来なかった。私はまだ実戦経験もなかった分、自分の魔力の限界も知らない。普通はどのくらいで魔力の限界があるのか分からないが、今の所体に異常はないので大丈夫だという事だろう。


「はい…特に症状はないと思います」


「…良かった。シアさん…あまり無茶はしてはダメよ」


「無茶する気はなかったのですが、魔法の調整がまだ上手くいかないみたいです」


「そういえば、実戦経験がなかったといってたわね…。その事についても、魔導士長に後で報告しましょう」


アンネさんの言う通り魔導士長に色々と報告をしなければならないっと思い魔導士部隊の設置場所へ向かおうとした所、魔物の親玉の姿を確認に来た人から待機するようにとの伝達が入る。その内容は、アンネさんと共に魔物を倒した時の状況を説明する為、ライアン様方の緊急の招集に参加する為の事だった。

私とアンネさんは指示があった通り待機している間テントで軽く支度をしようと歩きだし、横目で伝達をしてくれた人を見れば首が無くなった親玉をみて唖然としていた。その様子を見ていた私に、アンネさんは「私も驚いたわ。貴方にこんなにも力があった事を…」っとい呟くようにいった。

独学で魔法を学んだ私にとっては、普通が分からなかった。威力なども試した事もなく、自分の実力も良く分かっていないのが現状でもある。少し不安になりアンネさんを見ると、手を握りしめてくれる。


「これから少し貴方の環境が変わるとは思うけれど、私が傍にいるわ」


環境が変わる…?騎士や傭兵は編成を考える為、実力を測っていると言っていた。アンネさんが言う環境の変化とは、編成が変わったりするという事なのだろうか?魔導士の部隊にいるのに他にどこかに移ったりできるのだろうか?っと色々と疑問に思ったが、きっと後で説明があるのだろう。考えても分かりそうもなかったので、それ以上は考えない事にした。





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