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側室という肩書

お城の端っこの部屋で、荷物をまとめながら連絡がくるであろう時を、今か今かと待ちわびている。

私の予想では、お昼頃下っ端のメイドさんの誰かが国王からの指示として、ここまで来てくれると見ているのだが…待ちくたびれてしまった。お城の端っこすぎて私の存在を忘れられてしまったのだろうか?あり得る…そう思えば、座っていた椅子から立ち上がり部屋から廊下へと出る扉を開いてみる。

自分がたてた音以外、シーンっと聞こえてきそうなほどの静けさのみで、誰かこちらに向かってきている気配もない。


もう荷物をもって衛兵の人でも誰でもいいからそこらへんにいる人に、家に帰ってもいいか聞いてみようか…?本来なら、指示があるまで待機していなければならないのだが、城の住人のほとんどが忙しい今、私ごときで手を煩わせる訳にもいけない。どちらにしろ、ここから出ていかなければならないのだから、さっさと自分の事は自分でやるべきだろう。きっとこの調子を見る限り指示を待ってても、何も出来ないまま放置されるのがみえている。むしろ今、放置されているのではないだろうか?


よし!誰かを探し出して、そのまま家に帰ろう!そう行動に移そうとした途端、遠くから足音が聞こえ見覚えのあるメイドの一人が小走りにこちらへと向かってきた。私の前に急いで歩いてくると、「すいませ~ん」っと息切れしている。無駄に長い廊下を走ってはいけない事に気を使いつつ急いでいきてくれたのだろう。メイドであるリンちゃんが笑顔で、手元にある国王からの保証の手紙を私に差し出しだす。


「…お疲れ様でございました」


「ありがとう。今までお世話になりました」


私が手紙を受け取ると、リンちゃんは少し涙ぐむ。お城の端っこで放っておかれそうになった私の傍に二年の間、メイドとして働いてくれた数少ないこのお城で仲良くなった一人だ。今日もきっと忙しい中必死で時間を作りここまで知らせてくれたのであろう。私もつられて涙ぐみそうになるが、こんなに素晴らしい日に泣くなんてもったいない。リンちゃんとも又会う気満々でもある。私は笑顔を作りリンちゃんを抱きしめた。


私、セリシア・マンドレイヌは今日まで第一王子ライアン様の50人いる側室の中の一人だった。王子にお会いしたのは、もう二年前のお城に上がったばかりの頃、挨拶程度のたった一回きり。それも数名いる中でのこと。

ここにいる理由もマンドレイヌ家がギリギリ伯爵家だった事、社交界デビューさえもしていない私だったが、年齢がギリギリ結婚出来る年齢に後数日だった事が重なり、王家が出された第一王子の側室の条件にギリギリ当てはまってしまった事が運の尽き…国中の条件に合う爵位と年齢の女性は皆、手あたり次第お城で側室と相成った訳だ。

まぁそれでも、悪い事ばかりでもない。伯爵家とはいえ名ばかりであり貧乏だった私の家は、国からの援助が貰え、側室になる代わりに父にはある条件を飲んでもらえ、しかもお城の中にある書庫は読み放題だった。二年間それなりに充実もしていたといえよう。側室としては、全く機能してなかったが…。


王子様とは一切会う事もなく、側室とは名ばかりのただ飯ぐらいの私。

このお城から出られる日を、今か今かとずっと待ちわび…やっと…やっと、晴れて念願の家へと帰る事が出来るのです!

お城の庭園などに散歩程度は出かけてはいたのですが、街になどにはほぼ出してもらえず…。今日からは、私は自由ですよ。


「あの…お迎えの馬車の事なのですが…」


「どうかしたの?まさか…!まだ、帰れないとか?」


言いにくそうなリンちゃんに、城から出られない現実を突き立てられるのかとヒヤヒヤしながら詰め寄る。


「いえっ…帰れるのですが…。その…どの馬車も出払ってまして…」


「馬車がないの?」


「その…申訳ないのですが…行商の馬車と共にでしたら、ご用意が出来るのですが…」


あぁ…なるほど…。確かに今は一番忙しい時でもある。しかも、今までこの城にいた側室のほとんどが…、いや、選ばれた一人以外全員が家へと帰される事になっている。順番的にも私みたいな下っ端が最後にまわされるだろうし、お嬢様方の用意には時間がかかる。行商の馬車にでも乗っていかなければ、きっといつ帰れるか分からないっという状態なのだろう。


側室が家に帰されるという事は、もう必要が無くなったという事である。

王子様がお姫様と結ばれ愛を育み、愛の結晶である天からの授かりものを頂いた。物語は素敵なハッピーエンドのようだが、王子様の寵愛を受けなかったお姫様達は、現実に引き戻されこれからどうなってしまうのかは知らない。お金などの国からの保証はあるだろうが、無駄にしてしまった二年はお金では解決できないだろう。

私のように捨てて置ける存在程度であれば何も問題を感じないのだが、これから他の元側室の苦労を思えば何だか王室のやり方に不満を覚えてしまう。


仕方がない事だと言ってしまえば、仕方がなかったのかもしれないが…。


この世界は、魔王と呼ばれる存在に脅かされていた。元々いた魔物が狂暴化し、小さな村は日々消えていった。必死に魔王という存在に対抗するべく神託にすがった所、この国の第一王子ライアン様が勇者だと告げられる。

驚き戸惑ったのは、この国の王であるアレクシトラ・ザンディエフ陛下。この国を任せる為に手塩に掛け育ててきたライアン様を神託に選ばれたというだけで、もっとも危険な場所へ行けというのだ。しかも生死さえも保証されない。

この世界の平和を心より願うライアン様の必死の説得により、何とか魔王を倒しに出る事を国王様に許されたのだが、ただ一つ条件を付けた。


ライアン様の子供を残しておくこと。


まだご結婚もされていないライアン様には、相手を探す時間もなく…国中から王家との結婚に条件にあう女性を集めたという事である。跡取り問題も第二王子であるセイル様がいらっしゃるのに、何故そんな展開になっているのかは分からない。


あっという間に気づけば二年…。魔物の犠牲者が増えるのでは?っと懸念もされていた。流石と言うか選ばれし者はやる時はやる男だった。二年間の間に平民からも騎士への門を開き、魔法を少しでも使える者には、魔物に対抗する為の力への知識を広めた。力のない者たちへの保護に伴いそれぞれへ仕事を与えこの国への発展までさせる始末。

それは、もしもライアン様が魔王を倒せなくても次へとの道を開く為の心遣い…ワザと二年をかけ準備したのだと評価を高め周りはライアン様を称えていた。それでも、どうせ私を選ばないのならば、もっと早く解放されても良かったんじゃないか…こんな所に押し込められた私には思う権利ぐらいはあるはずだ。


約束の子供が授かったライアン様は、これから魔王との戦いに備え仲間を集い…御子が出来た事に感激した国王様は、祝うための準備を整え、そして側室として上がっていた方々は家への戻る為待機し今に至る…使用人の苦労は計り知れない。


私にも、どうしても叶えたい願いの為早めに家に帰り準備をする必要がある。いくら約束していただろうとは言え、父は私の願いにごねるだろう。それを説得する時間も必要なのだ。私の望みを知るリンちゃんは、どうにかして早めに帰る事が出来ないか考え一生懸命用意してくれたのであろう。


「本当にありがとう!!馬車を確保するのも、大変だったでしょう?」


「いえ!本当に申し訳ありません」


リンちゃんは、「行商の馬車に乗られるような身分のお方じゃないのに…」と、私の代わりに悔しがってくれているようだ。本当に優しくて気が利くメイドさんが私についていてくれた事に心から感謝しなければいけない。本来帰りの馬車は私の家から迎えがくるものだ。それよりも先に帰る手段を、私の代わりに考えてくれたのだ。


「謝らないで、本当に私はリンちゃんに感謝しているのよ!」


「セリシア様…私は、貴方様にお仕え出来て幸せ者でございました~」


肩まである癖のある栗毛の髪が涙に張り付き、鼻水まみれの泣き顔に思わず笑ってしまう。リンちゃんが落ち着くのを待ち、私は手元の荷物を確認する。二年間の間にもって来た荷物はカバン一つにまとまっている。予め先に洋服などを送っておいたものもあるが、伯爵家の令嬢としては少なすぎる荷物だと思う。初めは二週間で帰ってくるつもりだった。夜会の参加は自由だったので、一回も参加したことはない。お茶会などは、下っ端の知っている令嬢との女子会程度だったので、服はほぼ私服で許された。他の令嬢は許される範囲でドレスなど買って貰っていたが、セリシアは自分が役立たずだと理解していた事もあり、必要最低限の買い物のみにとどめていた。なので二年前と荷物はほとんど増えていない。


その荷物をリンちゃんが持ち、行商の馬車へと案内してくれる。聞けばその馬車は、行商をしているご両親の馬車らしい。何から何まで、本当になんていい子なんだろう…。これが最後になると思うと、また涙が込み上げてくる。最後まで笑顔でいようと決めたのに。ぐっっと我慢しつつリンちゃんの後ろについていく。

大勢の人が忙しなく動いている城の入口の端に、小さな馬車がぽつんっと邪魔にならないようにおいてある。その馬車にリンちゃんと近づくと、人のよさそうな丸っこいリンちゃんのお父様であろう方がリンちゃんに話しかけていた。軽く話終えたリンちゃんが、私にご両親を紹介してくれる。


「セリシア様、私の両親です」


「このような馬車で申訳ありません」


「十分すぎるほどです。送って頂けるだけでもありがたいのですから」


「さぁ、こちらへどうぞ。あまり座り心地は良くないのですが、座るスペースがこちらにありますので」


リンちゃんのお父様の隣にリンちゃんの面影があるお母様が言う。本当によく似ていて、紹介されなくても分かるぐらいだ。私が馬車に上がり椅子に腰を掛けると、リンちゃんが「セリシア様…どうか…どうか…ご無事で」と私の手を握り馬車から離れていく。

苦笑しながらリンちゃんに手を振れば、「行きますよ」と声をかけ馬車は動きだした。

小さくなっていくリンちゃんを見ながら、これから行わなければいけない手続きなどを手際よくさばけるよう考えていた。まず、先ほども考えていた父の説得。その次は、これからの支度がある。

あっ…っと思い付き馬車の中にある荷物を見た。売れ残りであろう服は、着飾る為のドレスでも普段着ではない。黒く暗幕のようなそれは、魔導士が着る魔道着と呼ばれるものだと気づく。丁度いいものが目に留まったものだ。いや…もしかしたら分かっていて、リンちゃんはこの馬車に乗るように仕向けてくれたのかもしれない。これから何かをそろえるのにも、討伐隊を編成している今は、きっと品薄で手に入るものも限られてくるだろう…。


「あの…この魔道着なんですが、私が買っても大丈夫ですか?」


私の声に反応したのは、リンちゃんのお母様のほうだった。


「はい、是非。ここにあるものは売れ残りなもので、買っていただけると助かります」


「それなら、この魔道着とこのブーツとそれに…」


私は必要なものをどんどん選んでいく。ここにあるものだけで、支度を整える事が出来た。


「何から何まで…助かりました」


「何をおしゃいますか…買って頂き助かったのは私達のほうですよ」


柔らかい笑顔を向けてリンちゃんのお母様は、品物をまとめてくれている。服も靴も私にあうサイズのものが偶然にもそろっていた。私が欲しいと思っていたものも、これから必要になるであろうものも。…リンちゃんのご家族の優しい偶然に、胸が熱くなる。

馬車を私の屋敷の前につけると、私の荷物と先ほど買った荷物を入口まで迎えにきていた、使用人に部屋に運ぶ様に手配する。


「このお礼は、何時かきっとさせてください」


「いえ!滅相もないですわ。私達の娘に良くして頂きこちらこそ、お世話になりました」


「そうですとも。本当に、これからも何なりとお申し付けくださいませ」


リンちゃんのご両親はそう言うと、深々と頭をさげ馬車で帰っていく。


私を迎えに出てきた使用人に父への言付けを頼み、私は二年前まで使っていた自室へと戻った。「おかえりなさいませ」っとこの家での私専用のメイド達が、迎えてくれる中「ただいま」と共に早速一人ひとりに、指示を出す。

ここから私は急いでまた城へと戻らなければいけない。きっとあの行動力にあふれる、勇者に選ばれた王子様の事だ。もう子供が生まれる前から出発へ待機していただろうから、有無を言わさず明後日にでも出発するだろう。

服を着替え、久しぶりの部屋で待っていると、執事から父の部屋へ来るようにと、待っていた呼び出しに急ぎつつも優雅に立ち上がり、父の部屋へと向かった。


「お父様、ただいま戻りました」


「良く戻ってきた、おかえり」


「おかえり、シア」


父の部屋へ向かえば、兄も一緒に部屋にいた。二人で説得するつもりなのだろうか?困惑気味に兄を見れば、兄は苦笑いで返してくる。こうして久しぶりに姿をみれば、やはり親子というべきかとても似ている。父の濃い茶色の髪に同じ色の目の色を兄は引き継いでいた。昔は顔は母譲りだと思われたが、今では父の遺伝子だけが残っているような容姿だ。私がそんな二人と似ているところと言えば、髪の色ぐらいだろう。


「早速だがシア…嫁ぐ前の条件の事だが…」


「…はい」


きたか…っと身構えた私に、父は優しく微笑んで兄を見る。


「気持は変わらないのだな?」


兄が私に聞いてきたので、頷く事で意思を示す。「そうか…」っと兄は寂しそうにため息をつくと、一枚の封筒を私に渡した。それは、魔導士長宛てへの手紙だった。


「これからは、マンドレイヌ家の名を捨て いち魔導士としてライアン様にお使いするように…いいね」


「…はい!お兄様…ありがとうございます、お父様」


城で働いていた兄が、私の為に話を通しておいてくれたのだろう。兄に感謝しながら私は封筒を受け取った。これで、問題なく魔導士として討伐隊に参加が出来ると言う事だろう。


「家でゆっくり…とは、行かないようだ。シア…出る前に父を抱きしめてくれ」


父が椅子から立ち上がり、両手を広げている。その胸に私は引き寄せられるかのように飛び込んだ。


「お父様…お父様…ごめんなさい…ありがとう」


父は私を抱きしめ、頭を撫でてくれる。

私が側室になる前に出した条件は、神託の勇者であるライアン様と共に魔王討伐に出るという事。マンドレイヌ家は元々魔導士の血を引き継ぎ、今はもう亡き母も魔導士だった為、私には魔力がある。貴族の…それも一人娘であった私は、魔力があるものの両親には魔法の使い方…魔法が使えることさえも知らず育った。戦いに巻き込まれて欲しくないっという願い。それが仇となったのが私が7歳になった頃…。


私には、二人の兄がいた。今は母と共に眠っている二番目の兄。

とても優しい人だった。虫一匹さえも殺せないほどの優しい兄。魔物に襲われた私を助ける為、身を挺して死んでしまった。優しい兄は、その優しさによって死んでしまったのだ。

戦うすべがなかった私は、ただ見ているだけだった。その時の事が許せなかった私は、必死に魔法の勉強を始めた。優しい兄を殺した魔物に復讐する為に。そうこれは、私の復讐だ。私は兄のように優しくはない。一時期自分のせいで兄が死んだことに落ち込み引きこもっていた私が、たとえ復讐の為とはいえ外に出るようになった私を誰も止めなかった事も、私の復讐への道を助長した。あの時止めておけば良かったと側室になる条件をだした時、父が呟いた事を思い出す。親不孝な娘だと分かっていても、私は行かなくてはならない理由もあった。

父の胸からそっと離れると、兄は私の頭を優しくなで言った。


「用意はできているのかい?」


「はい。今すぐにでも城へ戻ろうと思います」


兄の目をしっかりと捉えながら返事をすれば、兄は私の頭から手を放し傍控えていた使用人に目線で指示した。使用人は兄からの指示に返事をしたかと思えばそうそうに部屋を退出する。


「馬車を用意させた。乗っていくといい」


そう言って兄と外に出てみれば、目の前の用意された馬車を見て私は驚いた。それは、家の家紋がついた馬車だった。マンドレイヌ家を捨てる私には相応しくない…そう思い兄のほうを振り返れば、いつの間にか兄の腕の中に包まれていた。「お兄様…」っと呟けば、兄は腕の力を少し強め、私は兄にされるがまま、その身を預ける。


「すまない、シア。本来なら、俺が行くべきなのに…」


「いいえ、お兄様。これは、私の役目なのです。…必ず帰って参ります。どうか、それまではお父様をどうか…」


私は兄から離れ馬車に乗り込むと、それを確認した馬車は静かに走り出した。馬車が見えなくなるまで見送ってくれる兄の姿を、その目にしっかりと焼き付け、私は走り出した馬車の中で、今まで誰かに結ってもらっていた髪を自分でまとめる。まだ手つきは覚束ないが、何とか髪はまとまり、見れるぐらいには出来上がっただろう。もうマンドレイヌ家の名を捨てたのだから、当たり前だが誰も私の世話などしてはくれない。このぐらい一人で出来なければいけないのだ。

側室であった二年間にも、リンちゃんに教えてもらいある程度は出来るようにしたつもりだが、魔王討伐への参加ともなれば、色々と臨機応変に対応できるぐらいにはならないといけないだろう。不安がない訳ではないが、その分私は自由になった。それだけの覚悟を持つ事で、貴族ではない私として、私に魔王討伐に参加するという選択の自由をくれたのだ。

そしてこの自由は、一緒に戦う同士達と同じ志を持てるようにとの、父と兄の私への心遣いでもある。そんな父や兄の配慮に感謝しつつ私は、魔王討伐という復讐を新たに心に誓った。





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