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人間なんて…  作者: ガリクラ
1/1

模索

人は、強いられた道を拒む。

親や周りが決めたレールは歩みたくないらしい。

でも俺の考えは少し違う。およそ人間と言われる生活を送る時点で人類と言う種族の決めたレールの上をあるくのとおなしだ。俺はそう考える。

しかしだからと言ってこのレールを降りるような行為をすると頭の弱い人だと思われる。俺が中学の時に机に仏様を彫刻した時もそうだ。俺はただ人と同じことをしたくなかっただけだったのだが…そんなことを繰り返しているうちに時は流れ、卒業の時には完全に周りから一線ひかれていた。

さみしかった中学時代で気がついた。

やっぱりレールを降りるのはやめよう。俺は高校から変わると決めていた。

そして高校生になったわけだが、経験がないので友人の作り方がよくわからない。こういうキャラの場合『本で読んだ』とか言うと思うだろうけど、俺は本は読まない。漫画だけ。漫画だと主人公には最初から友人がいる。まぁそれは置いといて。さてどうしたものかと考えているとクラスの担任は自己紹介の時間を設ける。よしチャンスだとおもったね。ここで好印象を残せば今後の高校生活で友人に困らない。正確には友人がいないと言う悩みはなくなる。自分は32人クラスのちょうど真ん中あたりの出席番号だ。考える時間はある、と思っていた…自分でも理解出来ないくらい早く速く迫る時間。とうとう俺の番が来た。考えすぎていて前のやつの紹介など耳に入らなかった。しまった前の奴らのをお手本にするべきだった。まぁすぎたことを深く考えても仕方ない。俺はこういうところはメリハリがすごい。うん自負できる。そして俺は口を開けて言葉を放つ…イメージはできていた…が行動が伴わない数十秒そうしていると担任は俺に気をつかって次のやつに飛ばした。あぁミスった。俺がその時おもったのはそれだけ。後半の奴らの紹介は聞けた。

そして休み時間、クラスメイトも俺に気をつかったのかよく俺に話掛けて来てくれた。なんてことない会話だった。どこ中?何がすき?部活は?単純な質疑応答に飽き飽きしていると一人の男子と目があった。廊下に立っていたその男は何処か見憶えがあった。そしてすぐに思い出した。同じ中学の男だ。俺はわざわざ中学のやつとあわないようにこんな田舎の私立に来たってのに、まぁ話したこともないやつだから問題ないか…そして俺はクラスメイトとの会話に意識を戻した。

クラスメイトのおかげもあって俺はわりとすぐにクラスに馴染んだ。クラスのムードメーカーなんてのにはなれないが、と言うかなる気もないがなぜかそこそこ目立つキャラになってしまった。しかしそんな高校生活のなかでもっとも気になることがある。それは、クラスメイトの一人の女子にえらく好かれているのだ。まぁ悪い気はしないが正直タイプじゃない、常にハイテンションだし声はでかいし髪は短い…帰り道が7割ほど一緒なので一緒に帰っているが…時々まずい雰囲気になる。そいつがいまにも告りそうなのだ、この俺に。友人の作り方も知らない俺には、彼女を悲しませず事を終わらせることのできるボキャブラリーがない。さて…どうすれば…どうするか…どう。

付き合いました。やはり俺には無理だった。クラス内カップルとしてすぐに知れ渡った。俺が今思うことは…彼女に悪いことをした。と言うこと彼女は俺を本当に好きで交際をお願いして来た。しかしおれは好きでもないのに断れないと言う理由だけで彼女との交際を始めてしまった。これはもうあれだ。解決方法が一つしかない。

ー俺が彼女を好きになる!!ー

これしかないだろ…よしまずは…

いてつく波動かな…


不器用男の変な恋が始まる?

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