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先輩を好きになった20の出来事  作者: 夏野 みかん
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プロローグ

初めて、本当の先輩を知ったのは…雨の降る校庭。


サッカーゴールにもたれ、雨が降っているのに傘も差さず、雨空を見つめていた。


だがあれは…雨ではなかった。


先輩の頬に伝うものは…あれは…雨ではなかった。


    


         


いつも女の子に囲まれ、明るくて誰にもやさしい、そして頭脳明晰、容姿端麗と…

まるで作られたかのような人物像に、なんとなく胡散臭さを感じ、私はこの先輩が苦手だった。


周りが騒げは騒ぐほど、ますますその感は否めなくて、廊下で女子の大群を見かけたら、方向転換してしまうくらい係わり合いになりたくなかった。




雨が降る中…あの時先輩はなにを考えていたのだろうか…。


苦手なはずなのに、あの時は声をかけたかった…


「先輩…どうしたんですか」と…




雨の中…私は、ぼんやり先輩を見ていた。


それは…        


私が先輩を好きになったひとつめの出来事だった。





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