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With Ribbon正月SS

・・・

・・・

・・・

「どうも~あけましておめでとう。今年もよろしく。

正月から駆出されている天作知之だよ。

全くホントうちの創造主は元旦から仕事させるんだからね。

簡便願いたいよ。

でもここを読んでくれてる人にそんな愚痴を言っても仕方ないね。失礼。

さて新年一発目のSSは去年から続いているWith RibbonのSSのようだね。

一応来月の愛理の誕生日まで続くみたいだよ。

それじゃあ前置きはこれくらいで、本編をごゆっくりお楽しみ下さい。



「はるかは大人になったら何になりたいんだい?」

「はるかね、あぐみちゃんやみおんちゃんみたいな魔女になって、色んな人を助けるんだ!」

「そうか~はるかは魔女になりたいのか~」

「うん!

そうなったら魔法でパパも幸せにしてあげるからね」

「ははは、ありがとう。

じゃあパパ期待しちゃうぞ?」

「任せておいて!」


こんな約束をして早10数年。

私、日向はるかも魔法というものがない事を理解できる歳になってしまいました。

魔法があるならそもそも私がパパのお嫁さんになれていたはずだしね・・・そんな事を思っていると、声を掛けられました。

「は~るかちゃん」

声に振り向くと、久遠おばあちゃんが立っていました。

「久遠さん!」

「マ~マ」

私が久遠さんの方を振向くと、更にまた背後から声が聞こえてきました。

そしてその声が聞こえた方に振向くと、外見は全然違うけど、どこか雰囲気が久遠さんに似ている美少女が立っていました。

「あなたは?」

「ボクは日向ユウ。ママの娘だよ」

「・・・!」

私は驚きます。

超能力を使って若いパパの所に行った事がある私だけど、まさか自分の娘に会う事になるなんて思っていませんでした。

頭では理解していたはずなんだけどなぁ。

「はるかちゃんもユウちゃんも久しぶり。

今日はね大切な事を話しに来たの」

久遠さんはユウちゃんとも知り合いのようです。

「大切な事というのはね・・・日向家に代々伝わる秘密の事よ。

その秘密とは・・・」

「「秘密とは?」」

「実は・・・日向家は魔女の家系だって事なの!」

「「えぇ!」」

まさか自分で否定していた事を言われるとは思っていませんでした。

「あら?

本当に知らなかった?

あなた達も魔法使えるじゃない」

「ごめんなさい、ボクは知っていました。

ここはそう言っておくのがお約束じゃないかと思って」

「そうよね~今更だったかしら。

ごめんね、はるかちゃんも期待させておいてこんなオチで」

「え、えっとじゃあウチって本当に魔女の家系なの?」

「あら?

はるかちゃんは翔ちゃんたちから聞いてない?」

「初耳だよ~」

「そっか~じゃあもったいぶった意味はあったわね♪

でもさっきも言ったけど、あなたも魔法を使っているのよ」

「そうなの?」

「そうよ~あなた達は超能力って言ってるみたいだけど、あれは時間移動の魔法なのよ」

「!!」

そっか~確かに何でこんな事できるか不思議だったけど、あれが魔法だったんだ!

そうだよ、普通こんな事できるはずないもんね。

「じゃあ、他の事もできたりするの?」

「もちろん。

空を飛んだり、色々な物を出したりね」

「あ、空を飛ぶ方法はボクも知らない!」

「じゃあ簡単だからその辺りを今日は教えてあげるわね」

「「ありがとう、久遠さん!」」

こうして私たちは久遠さんに空の飛び方を教わることになりました。

一時間後。

私は箒で空を飛んでいました。

「すご~い。

こんな事できたんだ~」

「そうよ~それじゃあみんなでちょっと日本を見て回ってきましょうか~」

「「は~い」」

私たちは久遠さんについて行きます。

沖縄から、北海道まで私たちは日本を見て回ってきたのでした。

そして・・・

「到着~」

私たちは家の前に戻ってきました。

「私、富士山って初めて見た~」

「私も~」

「二人とも楽しんでもらえてよかったわ」

「久遠さん、教えてくれてありがとう」

「どう致しまして♪」

「ねぇ、久遠さん他の魔法も教えてくれない?」

私がおねだりします。

「う~ん、でもちょっと時間がないかしらね」

「え?

時間?」

「そう。

そろそろはるかちゃんは目を覚ます時間でしょ?」

「え?

何の事?」

「はるか~」

遠くからパパの声が聞こえてきます。

「ほら、翔ちゃんが呼んでる」

「え、ちょっと・・・」

「ほんとだ。

じゃあママ、生まれてくるボクをよろしくね♪」

「それじゃあはるかちゃん元気でね~」

久遠さんとユウちゃんはそういうとどこかに消えてしまいました。

そして私の意識はそこで途絶えたのでした。


「そんな夢だったの」

私はパパに夢の内容を話しました。

「へぇ、ウチが魔女の家系ね。

でも確かに妙な説得力はあるな。

俺もあの超能力ってなんで使えるか知らないし」

「実は真実だったりするかもね。

それで空とかも飛べたりして。

こういうのも正夢っていうのかな?」

「流石に空は飛べないだろう。

まあ魔法ならそういうこともできるかもしれないが。

それはおいておいて、はるか知ってるか?

元旦に富士山の出てくる夢を見ると縁起が良いと言われているんだぞ。

よかったな」

「そうなんだ~じゃあ今年はいい事があるかな?」

「ああ、きっとあるさ」

パパは私の頭を撫でてくれました。


今思えばこの時に見た夢はある意味正夢でした。

私はこの年から学園に通い始めます。

そこで私は私たち以外にも特殊な力を使える人がいることを知ります。

そしてその人は私にとってかけがえのない人になるのでした。

Fin



あけおめ~ことよろ~遊び人レベル世界3位です!

「もう帰っていい?」

はやっ

「正月から仕事させられてうんざりなんだよ」

まあまあ。

じゃあ今回はさっさと終わらすからさ。

今回の反省点は内容全体ではなく今年のSSは短いってことかな。

去年はりきりすぎちゃったからね。

風邪ひいてたのに連載なんかやっちゃって。

「はいはい、次背景」

ほいほい。

今回のテーマは初夢。

ベタなテーマだけど書いたことなかったからやってみたかったんだよね~

ここにWith Ribbonの謎の一つ、超能力について触れてみようかなと。

超能力と魔法は超常現象としては似てるからね。

そして、昔書いたぶらばん!のSSに魔女っ子アニメの作品を出したから今回もそれを引用した感じかな。

「じゃあ閉めるよ」

さっさと終わらせたい感じまるだしだねぇ。

まあいいけど。

ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございます。

今年は男性キャラクター視点でのSSを中心に書いていきたいと書きましたが、このSSじたいは去年書いてるのでご了承下さい。

それから全てを男性視点で書くわけではないのでその辺りもご理解いただけたらと。

まあでも去年よりは男性視点を多くしていきたいと思っております。

よろしくお願いします。

そして次回、愛理のSSでWith RibbonのSSは終了の予定です。

よろしければまたお付き合い下さい。

「じゃあボクの出番はその時ね。んじゃ失礼」

はぁ、全く。

まあ正月だししょうがないか。

それでは今回はこの辺で失礼します

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