case10
雄「メガネ忘れた。すっごいボヤけてる。これ資料読めるだろうか。」
裁判長「何してる"のろま"。」
【部下の前に現れたのは"トラ"だった】
雄「トットトトラ!!??こんな場所にどうして??」
裁判長「ん?確かにトラだが、いつもの事だろ。」
雄「いつもじゃないよ、だって裁判長はっ」
裁判長「急げのろま。」
【視界がボヤけているため文字が読めない部下】
雄「ひこくにんは...えと、しょくばで、トラ...」
裁判長「...内容が全く理解できない。時間の配分は意味がない。要するにトラブルを起こしたということで収まる。」
雄「(あんまりです。目が見えないんだってば。気づいてないのか?)」
被告人「俺はまだ見習いなんだぞ。たかが皿50割ったところで、訴えられるなんて。店の経費で落とせるだろ。小さい世の中だわ。」
裁判長「貴様、仕事を始めて何年経つ。」
被告人「だーかーら!見習いだから多めに見れるだろって言ってんの!」
裁判長「質問に答えられない阿呆か。お仕置きが必要だな。」
被告人「へえー可愛い裁判長のお仕置きとはにゃんですか~?」
雄「(どこがだよ。)」
裁判長「ほお~"可愛い"お仕置きがお望みか?ならばこの尻尾でシゴぃっ」
雄「静粛に!裁判長も被告人も、発言を慎んでください!」
雄「(トラブルメーカーなところは普段と変わらないのに。今日はおかしい。)」
裁判長「それにしてものろま。その頭のはなんだ。」
雄「それって、あっ!メガネがずっと頭に!!」
【メガネをかけるとトラ柄の"ネコ"がいた】
雄「いつもの裁判長だ...」
裁判長「いつも通りだと言っただろ。"だてめ"」
雄「だから度が入ってるんですって!(あれ。そういえばいつもはだてめなのに今日は"のろま"って...トラ柄野郎め。気づいてたなら教えてくださいよ...)」
トラだけに"トラ"にまつわるいろんな事が詰め込まれてましたね~この裁判長は"メガネ"にこだわる?というか、ドSな裁判長だけど、いつもと違う呼び方をして部下にメガネを気づかせるとこが、なんかスマートで師弟関係なとこもかっこいいですね~




