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#0.プロローグ

わたしには大親友がいる。


小さい頃からの親友。


私は彼女に昔から嫉妬している。


彼女はなににおいても、完璧。

何が完璧って、美貌、性格、仕事も。


彼女は何もかも手に入れた天才とも言える

存在になってしまった。


小さい頃からの醜い嫉妬は

明らかに膨らんでいる。

それは小さな風船に少しずつ空気を入れるように。

大きくなっていく。


彼女は私のことをどう思っているのだろうか。

何事も語れる存在。

頼りになる親友、


果たしてそれとも…


わたしには心の中は読めない。

誰でも読めない。


読めるのならば、

真っ先に彼女の心を覗くだろう。


当たり前に育ちも好みも違うのに

何をそんなに嫉妬する必要があるのか。


でも、私はそんな彼女に嫉妬している。



私が彼女になれるのなら、

どんなに嬉しいものか。


今日もこの世に生まれたことをひどく

後悔する。

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