前へ目次 次へ PR 2/77 プロローグ2 『青春と観測者』 SFを『すこしふしぎ』と言い表したのは、藤子・F・不二雄である。 ただ平凡に過ごしている日常の中にも、『すこしふしぎ』なことは隠れているかもしれない。 気づいていないだけで、世界は不可思議なことであふれている。 自分のために、SFみたいなことが起こっていたとしたら―― それでも、言われるまで気づかない。 現象を自らが観測するまで気づかない。 青春は、優しく、厳しく、ほろ苦い。