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風船の終わり  作者: 夢みがちの時雨
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君の鳴き声

聞こえる。


君の声がいつもの草原が真っ暗闇になって、

なにもかも分からなくて、

だけれど誰かの声が聞こえるんだ。


掠れそうなその声が、

泣き出す前の不穏な空気と共に、

僕の耳に入るんだ。


君はどうしてそう鳴くの。


僕は声を出そうとして、

あれ出せない…。


声が出なかった、なにもなにも出せなかった。


嘆きも歓喜もなにもかも、

自分で自分によって出せなかった。


そこで気づいたんだ。


この声は自分だったんだって、

なにも言えず、なにも得られない


哀れんでいたのは自分で、

哀れまれていたのはこれまた自分で、


そのときはじめて滑稽と言う意味を知った。



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