7/8
少女の夢の夢
私は思った。
彼に見つからないこの夢は、本当に幸せで
安らぐ日だなと思ったけれど、
それに慣れてしまった自分の中から、
ある感情が芽生えてきた。
あの人に会ってみたいと、
あの人と手を取って、原っぱを駆け回り、
二人で木陰で寄り添うことを、
私は足を交互にあげながら、
ぽーっとぽーっと考えていた。
でもそれは叶わない。
どこかで私は怖がっていて、
彼に辱しめを受けることを怖がっている。
だから私は踊る気持ちは心の中に、
そっと閉じ込めて眺めるの。
彼の姿を追いかけて、
ずーっとずーっと眺めるの。
だけれどそれは夢、いつかは覚める時間まで、
夢うつつに眺めるの。
久しぶりに書こうとしたら、
どんな気持ちで書いてたのか、
忘れ層になってた自分がいました…