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夢壊す少女は
少年はベッドに横たわる
〝夢が見たい〟と言い残し
そして夢の世界に飛び立った
いつも通りの楽園に
少女は一人立っていた
少女は哀しげな表情を
少年に向ける
少年は遊ぼうよと声をかけ
少女は頭を横にふる
少年は何でと聞いたが
少女は返事を返さない
ただただ哀しげに
少年に目を向けるのだ
少年は飛び起きた
なんでだろうと考えて
僕はなんで起きたんだろうと考えて
そして辿り着いたは
ただ怖かったのだ
楽園が壊れることが
夢をなくした少年は
自分の世界をなくした少年は
ただただ涙を流して
叫びながら壊れていった
夢は壊れる
遅かれ早かれ壊れるのだ
永遠の夢それは死すこと
だから僕たちは夢を見る
死ぬことに慣れるまで
でもきっとそれは無理なんだ
死ぬのは一回きりだから