表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は変態なんじゃない!紳士なだけだ!  作者: レトレトコンボ
4/7

幼女は大切な物を盗んでいきました。俺のプライドです。(キリ

新キャラ幼女がでてきましたが、ちゃんと同級生キャラも増やした方がいいかな?ロリじゃない。

「ぐへ!ぐへへへへ。」

ああまた始まった…。設定どうした?残念な顔になってるよ?まったく…。

ほら。女の子も凄い怪しい人を見るようになってるし。


奏は自分の好みの幼女をみると妄想タイムに入る癖がある。私は勝手ながら幼女ドリームモードとよんでいるが。

説明しよう。幼女ドリームモードとは初対面の幼女をみて、性格などがわかる前にただひたすら妄想に浸り未知の世界を求めるだとか。…どこの宗教だよ。

そしてついにジト目だった幼女は奏を指差し口を開く。


「お兄さんは変態さんですか?」

近い!残念。奏は変態ではない。幼女にしか興味ないのだから。…って変態か。

「いいえ。ロリコンさんです。」

怯えさせないように体制を低くし笑顔で言う。ごれで女の子を安心させれたかな?

「てか!いい加減返ってこい!」

肘打ちをかましてやる。

「グフ!」

「量産型か!」

・・・

・・・

・・・

「こほん!んで君はなんて名前?俺は嘉師和木奏。」

調子を取り戻した奏は咳払いをして女の子に問いた。

「申し遅れましたです。私は鈴音モモ。お好きにお呼びください。」

ぺこり。やべ。可愛い。なんだろうね?小動物に近い感覚。

モモと言われたこの少女は髪がハーフアップの黒髪であり清楚・おしとやか。という言葉がよく似合う女の子だった。


「モモちゃんかー?いい名前だね。私は乙咲英梨菜。」

英梨菜。お前いつもそれ言ってない?

ん?モモちゃん?


「あれ?もしかしてメルとグミちゃんのお友達の?」

「はい。お友達とはわかりませんが仲良くさせてもらってるです。」

この子がモモちゃんか。メルとグミちゃんに負けずとも劣らない可愛いさをもっているな。

「でも、メルちゃんとグミちゃんを知ってるですか?」

キョトン。首を傾げた。


「ああ。まあね。ちょっと前にメルとグミちゃんが喧嘩しちゃったときに仲直りさせてそれから仲がいいんだよ。」

「二人が喧嘩なんて、考えられないです…。」

まあ、普段仲良いからね。

「?嘉師和木さん?そういえばよくメルちゃんとグミちゃんの話によくでていたです。」

「え?本当?なんていってた?」

「優しい、お兄ちゃんと。」

うし!

「乙咲さんもよく名前でてましたよ。」

「え?なんて?なんて?」

「優しいー」

優しいって思われてるんだ。嬉しいなー。


「ビッチくさいお姉さんと。」

うん。全然嬉しくないわ。

「ビッチ。…っぷ。」

やべ。めっちゃ睨まれてる。ん?ビッチ?なんで小学生がそんな言葉しってんの?将来心配なんだけど。


「それでここはどこか聞いてもいいかな?」

コクリと頷き。

「ここは私の庭です。」

「「庭!!」」


この学校の特別ルール。大きな成績を残すとこの学校の土地をもらえたりする。でももらっている人は三人しかいない。まさかその中の一人が小学生なんて。

「なにで庭もらえたの?」

英梨菜も気になったのだろう。俺も気になる。


「そうですね。お茶…です。」

「「お茶?」」

ああ。あれか。茶道だ。ん?茶道?小学生?

「「あの天才茶道小学生鈴音モモ!」」

「…その呼ばれ方は恥ずかしいです。」

そう。この女の子モモは茶道のプロだ。幼くして茶道文化学術賞をとったことでメディアを騒がせたが、コメントはもらえても一切顔だしはNGだったとされている。

っていうか照れるモモちゃん可愛いすぎだろ。あと茶道ってことは着物姿見られるの?もう。お茶と一緒に俺も飲み干して。


「質問ばっかりで悪いけど次の質問。ここはどこにあるのかな?」

「?小学校のすぐ裏ですよ?」

あれ?四十分くらい歩いてたのにすぐ裏ってどゆこと?

まあ、いいか。


「最後。ここでなにやってたのかな?」

これ凄い疑問。自分の庭だとしてもこんな静かな場所にずっと一人はつまらないだろう。

「お花を、咲かせてるんです。」

「お花か。」

モモは頷く。


「英梨菜。大丈夫だ。この子はあいつらとは違う。」

顔色を悪くして震えている英梨菜を安心させてやる。昔、花関係で学校で問題がおき、ずっと忘れられなくなっているんだ。

「 …うん。大丈夫!」

ニコ!と笑うが少し辛いのかな。


「???」

「気にしなくても大丈夫だよ。」

「そうですか…。」

この子は頭が良いようですぐに英梨菜の顔色を伺い察してくれたらしい。

「でも、なんでお花?」

「ここが庭なのはわかりますよね?でも最初もらったときにはとても寂しかったです。だからここにお花をいーっぱい咲かせたら寂しくなくなるです!」


未来を語るモモも目はキラキラと輝いていた。

なんだか近い未来を語る子っていうのは見てるだけでも微笑ましくなる。だったら手伝ってあげようかな。


「よし!お花いっぱい咲かせて笑顔になれるところを作ろうか。俺も手伝ってあげるからね。」

「笑顔になれるとこ?」

「うん。笑顔になれるとこ。辛いときでも悲しいときでもここに来れば笑顔になって元気をくれるそんな庭を一緒に作ろう。」

俺にはそんな場所はない。だったらこの子にはそんな居場所を作ってあげたいのだ。


「はいです!」

ニコっと笑顔で笑う顔はまるで向日葵のようでとても美しかった。

自分のメリットにならないことと無償で働くことは何もしないって誓ってたが、この子のためならなんかやってあげたいって思えた。


毎日更新してく予定ですよ。いちお。次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ