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第三次異世界大戦  作者: ヴァーリ
異世界侵攻編
21/46

P19 亜人の夜襲

皆さん、おはようございます。


今回は少し文がおかしいと思いますがご了承ください。

夜、国旗返納も行われ、隊員たちは各々の隊舎へと戻って行く。どこの駐屯地でも見られる日常茶飯事の光景だ。


そんな自衛隊イージニア駐屯地に近づく影があった。影は頭にターバンを巻き、合羽のような服を着て弓を持っていた。


「ふぁ〜あ……寝みぃ」


監視塔の上には、暗視サイト付きの89式を持った自衛隊員が警備についている。彼は不寝番を任されていたが、彼自身、給料がいいから自衛隊に入ったという半端者だったため、職務も中途半端にこなしているに違いなかった。


おそらく今回の出来事は、それが仇となったのだろう。


「ん?何だ?」


前方の草陰が動いた、慌ててライトを草むらに当てる。しかし、そこにいたのは白い小さなウサギで、それを見た隊員は安心して一息つくが、次は何処からか風を切る音が聞こえる。


「ふぐっ!?」


喉に強烈な痛みを感じ、尻餅をついてしまう。彼は警報のスイッチを押そうとするが、痛みに押されてしまい、あと少しのところで力尽きてしまう。


彼に弓を射ったのは、先ほどの集団で、警備の隊員を無力化した後、高いフェンスを越えて基地内へと侵入する。すると、目の前に手ぬぐいを持った若い隊員が2人歩いているのを見つける。


「あぁ〜今日も疲れたよ」


「全くだ、早く戦争終わらないもんかねぇ……がっ!?」


「おいっ!大丈夫か!?しっかりし、ぐはっ!?」


風呂帰りの隊員2人を弓で倒すが、運悪くそれが近くにいた警務隊員に見つかってしまう。


「敵襲!!施設内に侵入者!」


警務隊員は腰に付けていた9mm拳銃を抜くと、侵入者に向けて撃ち込む。拳銃の弾を食らった2人の侵入者は倒れるが、仲間はそれを見捨てて警務隊員を殺しにかかる。彼らは剣などの近接武器を使わず、全て弓で倒す。


警務隊員を無力化することに成功するが、基地内はサイレンが鳴り響き、厳戒態勢になる。侵入者の方も、仲間を2人失い、残りは4人だ。


「いたぞ!撃て!」


「誤射に気をつけろ!」


Tシャツ戦闘服姿の隊員が、拳銃やショットガン、サブマシンガンで侵入者を狙う。隊員の的確な射撃で2人を射殺、残りは2人になる。


「くそっ!」


侵入者は駆け出し、とある施設内へと入り込む。そこは第一戦闘団の隊舎で、その事務室の須藤1佐を狙った。通路では追っての自衛官の追跡を振り切り、扉を蹴破った。


「覚悟ぉ!!」


しかし、侵入者が弓を射るよりも早く、須藤1佐の拳銃が火を吹き、侵入者は地に伏せる。


一息ついた須藤が、警戒しながら侵入者の身元を確認すると、驚くべき事実が発覚した。顔を覆っていたターバンを外すと、その侵入者の長い耳が現れた。


「エルフ……だと?」


そこには、ファンタジーで人間に味方する王道種族が倒れていた。

さてさて、自衛隊の基地が襲撃を受けました。これから自衛隊はどういう判断を下すか……

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