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私の出会った人々  作者: きあら
私、通院中
9/19

私、通院中3

「10時の電車に乗って、行かなきゃ無いから、早く診て貰いたい。」

と、窓口でごねている、スーツ姿のおじいさんがいた。

「どんな調子なのですか?」

と、受付窓口で聞かれているが、耳が遠いのかコミュニケーションがままならない。

そもそも9時に来て、10時の電車て。駅までも行かなきゃないでしょうに。

受付嬢が、徐々に声を上げて同じ質問を何回かした。。

「いやー、足がほてるから、なんとかして貰おうと思って。」

やっと通じたらしい。受付嬢は、中に入っていった。

割とすぐ、看護師が出てきて、

「10時には、診察、終わらないですよー。」

と、かなり大声で言うと、一発で通じた。が、

「10時の電車に乗って、行かなきゃ無いんだよ。」

と、また同じ事を繰り返していた。

看護師は、

「急ぎの、用事が、あるなら、明日、また、来たら?」

と、今日は、そっちに行くように勧めた。

まあ、具合悪い様子に見えないしねー。普通に歩いてるしね。

「足がほてるのよ。なんとかならないのか。」

と、訴えている。で、看護師も、

「10時に、駅に、間に合わ無くて、良いなら、診てもらいましょう。」

「間に合わないのか。じゃあ、いいか。」

なにが?どっち??また似たようなやりとりが続き、結局、診察を受けたようでした。勿論、10時までには終わらず。

優先順位は、何が正解だったのか。

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