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私の出会った人々  作者: きあら
私、通院中
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私、通院中11

「熊にやられました。」

受け付けに腰の曲がったおばあさんがいた。右手の小指を押さえている。

見せて貰うと、もう、血が止まっており、傷も浅く、小さい。ちょっぴり爪先がかすった程度。ホントに熊だったの?「警察に電話した?」

看護師が、聞く。おばあさんはなんだかわからないっぽい。

家の裏口を開けると、屋根があって、物が置いてある所に家から出たら熊が立っていたと。

食べ物も無いって言う。ホントに熊??

ホントに熊だったらしい。おばあさんの診察中警察官が、診療所に来てた。おくらばせながら、息子さんも来た。熊の目撃情報を皆から、聞き取って、おばあさんからも聞いてました。

「俺見てないんだよ。でも、ばあさんが、熊だって。傷が、あんまり小さいから、ホントにかって、疑ったんだけど、近所でも、見た人いるし、そうなのかって。」

と、息子さんから。

認知症、疑ってスミマセンでした。

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