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【親編~前編~】僕がカスになった大きな理由。

親編は少し苦手な人も多いかもしれませんので、嫌いな方は親編を避けるようにしましょう。

という事で、僕が親に何をされたか具体的に書いていくとする。

僕の父親は、初期ベジータ以上、ブロリー以下の野蛮人である。

例を出すとするなら、僕が兄とカードゲームをしていた時、僕は自分のデッキで1番強いクリーチャー、『ガイアスラ』を召喚した。「ガイアスラ!召喚」と言って場にガイアスラを召喚した。(バトルスピリッツの話なのだがこれがわかる人は多分いないだろう)


その時だった。父親は何を思ったのか「ガイアスラ!召喚」と言い、僕が持っているカードを全て蹴り飛ばしたのだ。意味がわからない。僕の心の中では「ッッッッッ〜〜!!!」と凄い技を魅せられた時のバキのキャラクターのようなリアクションになっていた。それぐらい僕は驚いていた。当時の僕はピカピカの1年生だ。当然沸点も低い。父親に「なんでこんな事を!」と怒って聞いた。だが肝心な事に、僕はこれ以上の会話を覚えていない。これは将来、僕が小説家になろうで愚痴る事を予知して、僕を困らすために、あまり記憶に残らないような事を言ったに違いない。まったく最低な男だ。


この時点で読んでいる人達は「あれ、父親に文句言えてるって事は父親の事をそんなに恐れてないって事じゃん」と思う人もいるだろう。確かに小学校1年生までは怖くはなかった。対して関わりもないから、これと言った酷いこともされた訳ではない。

だが、半年後に僕は自分の人生が崩壊が始まる出来事が起こる。


結論から話すと、僕は顔にあざが出来るほどボコボコに殴られてしまった。

理由として、算数の宿題をやっていたのだが、引き算が出来ず、それを見た父親が僕の算数力を確かめようとして、引き算の問題を出した。

「17-3は?」「20」と僕は足し算をしてしまった。だが、まだ大丈夫。もう一度父親に「17-3は?」と聞かれた。

僕は「15」と答えた。もうアホである。今の僕なら呆れるレベル。だが父親は呆れたのではなく、キレたのである。

そこから顔を押さえつけられ、顔面を10発近く殴られた。翌日、あざが出来た。僕は、学校で先生に「どうしたの?そのあざ?」と聞かれた。当時の僕は空気を読む事を知らない。父親の名前を出してしまった。


家に帰ると父親は寝っ転がってテレビを見ながら「もうお前には教えてやらん」とだるそうに言ってきた。「少しは反省しろよクソジジィ!!!」と思い、その日から僕は、父親と算数が大嫌いになってしまった。


いやぁ、最初は明るい感じで書いてたから暗い感じになるのは少し嫌なので次話は明るい話にしようと思います。


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