She got crazy because of a kidding kiss
「そんな殺すなんて」
俺は震えが止まらない。やっぱり殺人鬼なんて信じちゃいけなかったんだ。
桜井さんもまともに見えて、あの二人と同類。そうだ。
「これでも反省してるのよ。」
恐ろしい。それ以上の言葉は出てこない。全て食いつくされてしまいそうな、怪物のような人だ。
「ねぇ、あたしたちずっと友達だよね!」
「そうね。」
二人はとても良かった。本当の姉妹かのように。
二人の仲はどんどん深まっていったそんなときだった。
チュッ
「ねぇ、ミサキ何照れてんの?」
「なんでも、ない。」
その時からだ。私が狂っていったのは。
元々私は人づきあいが得意でもないし、あまりしゃべる方でもない。それに人に興味もなかった。
「ちょっとあんたたち何やってんのよ!」
「ちぇっ、委員長のやろーが来やがった。」
いじめが起こってようけんかが起こってようと私には関係なかった。でも正義感が強い彼女がうらやましかった。
「ミサキ、あたし委員長としてもっとしっかりしないとだめよね。でもこれ以上どうしていいかわかんないよ。」
「大丈夫、チカは十分やってるよ。」
簡単に壊れてしまうところもとてもかわいらしかった。
私を頼ってくれてるだけでそばにいてくれるだけでうれしかった。それだけだった。
でもキスをされて私はおかしくなった。チカが私のことを好きだと勘違いしてしまった。
「なに?急に呼び出して?告白?そんなわけないかwww」
「ううん。」
「えっ何言ってんの?」
「私ミサキのことが好きなの。」
「急になに、あたしもミサキのこと好きだよ。友達としてね。」
「違うの、私あなたと付き合いたいと思った。そばにいるだけじゃ満足できなくなった。」
「え?なにそれ。きも。あたしそういう趣味ないんだけど。」
「じゃあ何であのとき私にキスしたのよ!」
「う、ミサキやめっ」
気づいたときには、遅かった。気づけば、私の手の中でチカは死んでいた。私はその場から逃げた。自分で自分が怖くなった。人を殺してしまった。人生で初めて人を殺した。初めて興味を持った人を。
私は、退学処分を受けた。校内中が沸き立った。美人優等生が人を殺して退学したって。
私は少年院に入った。そこではいじめにあった。顔がいいからスタイルがいいから、こんな顔いらない問思った。
私は少年院を出た。水商売をする傍ら好きな人ができた。彼は、私を好きだと言ってくれた。でも嘘だった。相手には妻がいた。
「騙したのね!」
「い、いや、本当に君のことも好きだったんだよ。」
「嘘、あの時と同じ。」
気づけば相手の身体はズタズタに切り裂かれていた。皮膚が残らないほどに。私の手には血まみれの包丁があった。
また私は逃げ出した。
「また、君か。」
「はい。」
「何か覚えてることは?」
「何も覚えてないんです。自分で殺したのはわかってるでも、殺してるときの記憶ないんです。」
「またそれか。」
私はそんなことを何度も何度も何度も何度も繰り返した。
いつしか死刑囚になっていた。
怖い。でも怖気づいていたら、奴らには勝てない。猫の手いや、殺人鬼の手でも借りたい。でも
ここから出るために、二人の力を借りよう。ひとまずはこの世界から出ないと。
それに、信じること、そばにいてあげることが、この人の望みなら近くにいてあげようそう思えた。裏切られてきた人生だからこそこうなってしまったのだから。
「よお、LOVE KILLER。」
「そんな名前でもう呼ばないで。」
「そのガキに手出すなよ。こっちが唾つけてんだからよ。」
「なによ、子供には手出さないわよ。」
「あんた、そのガキに惚れてんだろ。見てりゃ、分かる。ナンパ師の目を誤魔化せると思うなよ。」
そんな会話を尻目に俺は一つ剣を取った。
「私もこのくっそたれた監獄から出る気になったわ。」
桜井さんはもう片方の剣を握る。
「わたしもう一度、罪と向き合おうと思った。彼を見て、死んでもわたし自責は消えないって気づいたから。」
常滑は斧を握る。
「心はもう決まってる。あのくそったれた、嘘ぱっちのやさしさでだましたあいつを殺す。」
新城は弓矢を手に取る。
「どうせ死ぬなら一暴れしてこうぜ!!」




