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出会いは理不尽


 まずは確認しなければ。

 綾は両手で体のあちこちを触って、その後腰を伸ばし、柔軟体操を行う。軽く上に伸び、深呼吸。

 どうやら怪我はないようだ。頭も痛くないし、気分も悪くない。

 そうなると、事故の衝撃が謎になるが、そこは考えても解明のしようがないので放置することにした。



 「怪我はないのはラッキー。買い物はしたところだったから、数日は食糧に困らない。携帯は……圏外だからあてにならない。今することは、現状位置の把握。人を捜すこと。よし、動くぞ」



 ここでこうしていても状況は変わらない。もしかしたら、事故で死んだかもと思われて、どこかに放置された可能性も捨てきれない。

 幸い怪我もないし、体はすこぶる快調だ。

 とにかく動かなければならない。今はひたすら歩こう。

 綾は立ち上がり歩き始めた。

 納得はできなくても誰も助けてはくれない。



 たとえ、どんな事が起こっても、選択を決定し進むのは、自分しかいないのだから。



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