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「大変なの! あたし冒険者として四天王を倒したから集落に挨拶にいかなきゃ!」


 四天王じゃないよな? なんだっけ、候補的な。たぶんこいついろいろなんか勘違いしてるな。周りもざわついてるじゃないか。

 しかし、獣人族の集落か。


「場所はわかるか、すぐ行くぞ。あ、待ってくれ距離はどれくらいだ?」

「これくらいにゃ!」


 ダメだこいつ、腕を広げて説明してやがる。


「ここから何日くらいだ?」

「あたしの足なら一日あれば行けると思う!」


 新しい労働力をゲットするため、ここは行かなくてはならない場面だ。急がなくては。


「盗賊! あそこの小屋に食料を置いておくから七日間に分けて食べてくれ! いつ帰ってくるかわからんからな! それと大きな集会場みたいなのの建築をしてほしい、材料はこれだ! できるだけ見栄えよく頼む」


 ベニヤ板で作ったような掘っ立て小屋だけでは、なにかと不便だからな。

 俺はスマホを片手に持ち、レンガの家の作り方を調べた。あと材料も。

 七日間分の米のみを倉庫代わりの小屋に出したら、残りの金を全部使い、レンガやらモルタルの材料、道具を買う。

 作り方を見せようとしたら顔を近づけるのが嫌らしい、早口で全部読み上げる。俺はよくわかっていなかったが、経験者のじじいがいるとかでなんとかなるらしく、安心した。盗賊は優秀だしな。


「さすがにそんなすぐ問題も起きたりしないだろ。よし、建築とかもろもろ安全に気を付けて頼んだぞ盗賊!」

「おうよまかせとけ! 来たとしても俺が守ってやらぁ。それとな、俺はもう盗賊はやめた」

「……そうか、よろしくな! 元盗賊!」

「いくよ!」


 化け猫になったネッコに乗って俺たちは集落に向かった。




 移動中は暇だ。


「そういえばさ、フェアはどんなギフト持ってるんだ?」

「腕がムキムキになるの」


 そういうとフェアは右腕を肥大化させた。

 鳥かごから大きい右腕だけがはみ出している。


「にゃはは、そんなのあたしもできるよ!」


 走りながらも話は聞いているのか、顔だけこちらに向け、化け猫の顔だけが獣人族になった。人面猫だ。


「クッソキモいですね」


 まぁ確かにどっちもキモいな。でもよく面と向かって言えるなこいつ。

 ネッコは結構な速度で走ってるわけだが、前を見ていないわけで。

 キュラの言葉に罰でも当たったかのように木の枝がキュラにあたり。体が弾けた。


「うわ、ばっちぃの。えんがちょ」

「おまっ! ええ!? 仲間の肉片見てよくばっちいとか言えるな!」

「吸血鬼なの、すぐ復活するの」


 あ、そういうもんなのね。ちょっとググるか。…………おいやっぱ漏らすなんて書いてねぇぞ! こいつ別種族だろ!

 しかしそうなるとキュラだけ弱くないか? フェアはまぁ、獣が苦手なんだから狼は仕方ないとして。


「肉盾くらいにしか使えないな、お前追放していいか?」

「!? ライトアロー消したおかげで勝てたんですが!? というか私再生遅いので肉片集めてくれませんか? せめて頭を尻から離して下さい!」

「わかった! わかったからバラバラの状態でいろんなところをウゾウゾ動かすな!」


 まぁ確かに消してたけどさ、それって光魔法系? にしか効かないじゃん。弱くね?

 尻から持ってきた。


「…………お前それ痛くないの?」

「痛いというより、その、痛くはないですね」


 少し顔が赤い気がするがまぁ、痛くないならいいか。


「ギフトは、まぁいいか。魔族なのになんで魔法使えないの? 普通魔族って魔法得意とかじゃないの? 名前に魔がついてんじゃん」

「……魔族が全員魔法を得意とかそういう偏った目で見るのはよくないと思います!」

「きゃははははは、魔族なのに魔法使えないの? 妖精族のオッサンとお揃いなの!」


 パチンとキュラが指を鳴らすとフェアの纏っている光が消えて全裸になった。

 ギフトだけ無駄に成長してやがる!


「ぎゃあああああああ」

「あら? あらあらどうしたんですかそんなオッサンみたいな恰好をして恥ずかしいですね、あ、まったく服がないのでオッサン以下ですね」


 仕方なく全裸になることだってあるんですよ。おっさんを馬鹿にするのはやめよう。


「まぁいいや、とりあえず狼に勝てるくらいには強くなろうな」

「「「四天王倒したのにぃ?」」」


 こいつらもしかして無駄に自信つけてない?

面白そう、続きが読みたい、キャラ可愛い、など。

思ってくれた方はぜひ、ブックマークと下の評価を5つ星よろしくお願いします!

一回でもクスリとしたら、わかりますよね?

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