破壊による再生を阻むもの
前作の続きを別角度で別作品として整えたメモ書き?です
や、なんかエルフが流行りっぽかったので…こっちは、アイデアが固まってから
のんびり更新してゆきます。
精霊王の足元に広がるは、灼熱地獄と化した世界。
神界に浮かびし母なる世界樹最後の防御障壁が今、正に砕け散りつつあった。
世界の終焉…物質も、精霊も、空間も、全てが無へと帰る…。
「最後に残りし戦乙女神は、過去へと飛んだ…か…」
最後の別れもそこそこに、戦乙女は旅立った。あの母神と母勇者らしい合理的な乙女神だ。
熱量が増す世界。ああ、世界樹が泣いている。
表皮がジリジリと焼かれ、葉は炭と消え、とても世界樹とは思えない貧相な姿と化する。
「ボクも最後の手を打たないと…ね。おいで、ボクの可愛い最愛最初の娘、ハナヨ…」
ハナヨと呼ばれた少女…永遠の刻を生きるとされるハイエルフが、精霊王の召喚に応じ姿を現した。
赤いメッシュが入った薄い桜色の髪に、長身で細身の体。エルフ特有の整った美しい顔立ち。
ハイエルフの祖と呼ばれてきた少女…その里である『刻止まりし森』は、既に燃え尽きていた。
「ハナヨ…キミに最初で最後の試練を与える」
「お義父様…」
「世界樹に納められし過去へ飛び、特異点を巡りなさい!そして、この終焉から世界を救うのです」
「…皆、森と共に往きました。わたくしも往きとうございます」
始祖でありながら純潔。森が生まれる前から存在するも、その外で過ごしてきた刻の少女ハナヨ。直接世界で過ごしてきた彼女だからこそ、世界樹内での再シミレーションに対応できるのだ。
「ボクの命は絶対だ、分かるね?」
「…」
「義理の妹神を助けてあげなさい」
「精霊王…はい、承りました…」
エルフは、偉大なる父の命に逆らう事などできない。
それでも精一杯のわがままを伝えてきたのは始祖たる所以か?
「ハナヨ、キミが世界樹を、ボクを…、妹神を…そのついでに、世界を救う」
大業なる言葉とは裏腹に、ピクニックにでも行くかの軽さで精霊王はウィンクし、ハナヨを世界樹内へと送りだしたのだった。
前作は、毎日閃きと勢いで何とかなったんですが
タイムリープモノだと、そう簡単にはいかない…
せめてあらすじくらいは考えてからじゃないと




