第一話 魔王第2の人生
魔王が勇者に倒された!?
「ここまでだ魔王ヴェルディ・ゴーン・キャルティス!やっとここまで追い詰めたぞ」
「くっ…このまま…終われるか…」
魔王が最後の力を振り絞り魔法陣を出した
その瞬間
「フラッシュソード」
勇者の一撃が放たれあたりが光に包まれた……
うっ…ここは?
気がつくと見知らぬ人たちに囲まれていた。
なんだこれは、確か勇者の攻撃を受けたはず。
あのダメージからしてやられてるはずだが…まさか拘束されたのか?
やけに静かだ…目線も何故か低い。
まるで我を上から覗き込むように見てくる。
我を見下しているのか?
考えるのは、後にしてこいつらが何者かを聞かねばならぬ。
「オギャー」
な、なんだ今のは?
今、自分がオギャーと言ったような。まさか元魔王たる者そんな事は、言うはずがないまるで子供のようだ。だが確かに聞こえたような…
多分空耳であろう。
「オギャー!」
な、なんなんだ。
目線の低さと話すたびにオギャーというのは、まさか、赤子になっているのか⁉︎
た、確かに体が動きにくい。
だがなぜこうなった?
考えても意味が無いだろう。
まずは、この状況を抜け出すのが先か。
このままジッとしているのもいいが元魔王としては、誰かに見下されるのが嫌だしな。
とは言ったもののどうしたらよいのか…
そうだ赤子は、泣くのが仕事と言うからな、泣いたらこの状況を抜け出せるかもしれん。
元魔王だが今は、赤子。
そうさ赤子なのだから泣いたところで大丈夫だろう。
「オギャー、オギャー」
うっ、やっぱりあれだな。
おかしいな。
お!奴らが何処かにいったぞ!
よしここから抜け出す…っておい!やめろ我を持ち上げるな!
「はいおトイレですね」
…今は、トイレがしたい訳では無いのだが。
た、確かに股がゴソゴソして気持ち悪いが…
それに元魔王がオムツを履いているとは…
それに何か臭うな
MASAKA‼︎‼︎
「たくさん出てまちゅね」
うぉぉぉぉマジかよぉぉぉ
…我は、元であっても魔王だよな?
なぁ誰か言ってくれ魔王ヴェルディ・ゴーン・キャルティス様。
貴方は、誰もが恐れる魔王様だ!と言ってくれぇぇぇ!
「オギャー、オギャー」
「あらあらどうしたの?」
「オギャー、オギャー」
もう終わったな我の人生。




