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悪役令嬢でござりまするってよっ!  作者: SIN
第4章ですますわっ

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22

 授業が始まり、真面目な時間を少しだけ過ごした後、オレは教師に質問がある風を装って手を上げてみた。

 「……なんですか?」

 少し機嫌が悪そうに顔をしかめた教師は、それでもちゃんとオレに発言権を与えてくれた。

 では、エントリーナンバー1番エイリーン、歌わせて頂きます。

 ペンをマイクに見立てて口元に当て、立ち上がって片足をイスに乗せ、ロック調の歌を披露した。途中でペンを投げ捨ててエアギターまで。

 結論を言うと、誰からもツッコミは入らなかった。

 エア歯ギターにまで発展させてしまった事で、話しかけては駄目な人。との認知をされた感もなくはないが……いや、それでも教師からは、授業中ですよ。とか注意があってしかるべきだ。

 けど、何もなかった。

 1曲歌いきった後のシィンとした教室内の居心地の悪さったらないね。

 「……以上で質問はおしまいでござりますわ。先生はどう思います?」

 次は王道中の王道、無茶振り、だ!

 「……え?」

 まぁ……こうなるわな。でもまだまだ逃がさないからな。

 「質問を繰り返しましょうか?」

 投げ捨てたペンを拾い上げ、口元に当てて片足をイスの上へ……

 「いいえ、いいえ結構です。授業の妨げにならないように座ってらして?ね?」

 ほぅ?生徒からの質問を授業の妨げだと捉えるのか。

 「酷いですわ。私は質問をしただけですのに、授業の妨げだなんて……」

 いや、ただ歌っただけで妨げ以外の何者でもないのだが、質問という風を装ったのだからこの返しは間違ってはいない。

 「あのね?平民に費やす時間は1組にはないのです。今後貴方からの質問はもう受け付けません」

 意味不明過ぎて完全な拒絶に走ったか……。

 まぁ、この教師の返しも間違いではない。ただオレが侯爵家の令嬢だと失念している部分だけは異常だけどな。

 とは言え、貴重な実験が出来た。

 ストーリーには余り関係がない所、日常的な所においてはキャラクター達の言動は実に人間的だ。

 ナナの出番がない所ではある程度自由なのかもな。だったら、ナナのいる2組の教室で同じ事をしたらどうなる?

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