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悪役令嬢でござりまするってよっ!  作者: SIN
第2章ですますわっ

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 かなり意気込んで毎朝水遣りをすると豪語したのは数日前の事。

 それから毎朝決まった時間に窓から水を飛ばして小雨を降らせているのだが、庭師少年とはあれ以来1度も顔を合わせていない。

 会わないよう時間をずらされているのだろうが、ソレは、まぁ、正解なんだろうと思う。

 あの後、兄弟姉妹やその母親達に何もされていなければ良いが……。

 水遣りの時間から1時間もすれば庭師少年はオレが担当していない部分の水をやりに庭に出てくる。

 上からだと表情までは分からないし、しっかりと着込んでいる服の上からでは体罰的な事が行われたのかの確認も出来ない。

 オレと話しただけでそこまでしないと思うが、こんな環境で育つと嫌でも人間不信になるってもんだ。

 前世から人間不信ヒキニートだし、今更人間を信用……

 「エイリーン様?どうなさいました?」

 できてるな。

 フィンは専属の侍女だし、師匠だし、特別なのかも知れないけど、それなら兄弟姉妹だって、兄弟姉妹の母親達だって「家族」という特別な存在の筈で……親父なんかは尊敬するべき人物。なんだろうけど、お腹痛いーって倒れてても無視出来るわ。

 庭師少年の事はー……関わらないのが1番の得策なんだろうし、庭師少年もそれを望んでいるのだろうから、何か直接文句でも言って来ない限りは気にしないでおこう。

 うん、よし。オレはオレの事を考えるとしようじゃないか。

 「そろそろ素振り以外の訓練もしたいんだけど、どうかな?ですわっ」

 素振りを毎日しているお陰で体のバランスが良くなってきたし、掌には着々と剣だこが生成中。

 破れたらそりゃ物凄く痛いんだけど、日に日にゴツクなっていく手を見ていると、なんだか誇らしい。

 白くて細くて華奢で……そんな令嬢らしさとは間逆だけど、それが良い。

 今やってる事は無駄じゃないんだって実感できるんだよ。

 前世では1度も味わった事のない充実感。

 後はこれで日光に当たって多少健康的な肌色になれたら良いが……日焼けしても大丈夫なのだろうか?

 長年閉じ込められていて、これだけ肌が白いんだ。急に日光浴なんてしたら火傷するんじゃないか?

 赤く腫れるだけ腫れて皮がむけたら白く戻り、後に残るのはソバカスという大惨事。

 強くなれれば肌の色なんて関係ないか。いや、生贄になるんだからソバカスすらどうでも良いような……。

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