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悪役令嬢でござりまするってよっ!  作者: SIN
第7章ですますわっ

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 結局黒いモヤを出す事は出来ないまま、騎士の訓練を終えたセミオンとドラードが戻ってきた。

 ノータスは中庭をランニングしているのだとか。

 いや、それオレに報告する必要ないからな?

 こうして暇な授業を受け、昼休みになり、昼食の為に中庭のベンチに座って、さぁセミオンのおにぎりとドラードの卵焼きだ!となった所で、

 「今週末の夜にパーティーがあるだろ?2人共来るよな?」

 と、深刻そうな顔のセミオンからとんでもない事を言われてしまった。

 パーティーがあるなんて初耳だし!

 「え、行かない。夜は忙しいんだよ。ですわ」

 「同じく。パーティーに行く暇があるなら他にするべき事がある」

 セミオンもオレ達のこの反応は予想していたんだろうな、だからわざわざ“今週末の夜に”と言ったんだろう。

 冒険者としてギルドに行かず、学友としてパーティーに来て欲しいってさ。しかし今週末と言っても日数にすれば2日後。それなのにパーティーの話しを一切耳にしなかったのはどういう事だ?

 あ、そうだった。オレは平民扱いなんだった。

 いや、にしても、セミオンのこの申し出自体が遅いじゃないか。

 「そんなに急ではドレスの用意も出来なくてよ?」

 ドレスは何着かあるにはあるんだけど、パーティーに着ていけるような煌びやかなものってどんなのか分からないし、アクセサリーも何を着ければ良いのやら?

 こんな時に女友達が1人でもいれば色々教えてもらえるのにな……。

 「ドレスは俺が用意するし!当日はエスコートもするし!だからエイリーン頼むっ!」

 セミオン自体の欠席は許されない雰囲気だな。って事は城でのパーティーって事なのか?そうなるとアフィオも参加するんだろうな……で、当然のようにナナとかフィルがいそうだ。

 「ドラードはどうする?でござりますの?」

 「……エイリーンが行く方に着いてく」

 小鴨か。

 今後の事を考えるとパーティーなどという何の足しにもならない催し物に参加するより、1でも多くの経験値が欲しいからギルドで依頼を受ける方が有意義だ。

 けど、こんなにも真剣に頼まれているのに無視をするなんて友達がいのない事はしたくない。

 仕方ない。

 「セミオン殿下、エスコートしてくださるかしら?」

 ただし、出来れば今回のみだからな!

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