2月15日(雨)
飛べた。
追記、息抜きで書き始めたので息が続かなくなってきました…。
不定期更新でやっていきたいと思いますのでお許しください。
今日の夕方まで遊んで帰宅だったので、昨日語りをする。
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「ゆき、まずは黒卵を食べに行こう!あれが美味しいと葵ちゃんが言ってたんだ」
葵ちゃんと仲が良いのか? 最近よく名前が出てくるな。
「私は~、ビーフシチューパンが食べたいです~」
おっとり言っているがガッツリ妹と同じ食事系に寄っている。
来る前にそんなに金はねぇいうとるやろが!
「あ、それなら大丈夫ですよ~、宇迦之御魂神がお賽銭持っていっても良いと私達二人にお給金くれましたからぁ~」
「そうなの?姉さん」
玉枝の本当にビックリした顔は初めて見た。
俺もあんな顔させてみたい、いつもさせられてばっかりだ。
「そうなのよ~」
そこでふと気がつく、お賽銭なら小銭だらけなのでは!?
「秋葉まった、小銭だけの支払いはお店に迷惑なんだぞ!」
特に10円だけでファミリーバーレル頼もうとするやつとかな!
本当に殴り倒そうかと思った。
「 宇迦之御魂神様がみずほというお店で、両替もしてくださったそうでちゃんと大丈夫らしいですよ~」
「ブホッ」
「きたないぞ、ゆき」
吹き出さないわけあるか! 稲荷の大神に何て事させてんだ!
つか銀行に繁盛の神様降りてるじゃないか!
「それで~、はいこれ玉枝ちゃんに半分ね」
俺の目の前で、帯が付いたお金がやり取りされている……。
すごいなぁ最近の銀行は帯を1000円札にも付けてくれるンダナァー。
「なんだ、500円じゃないのか」
「あらあら、お札はだめなの~?」
なぜ500円を所望した、俺にくれよ交換するから!
「いつもお小遣いは500円なんだ、姉さん。買い物帰りにコレで何を買うか悩むのが意外と好きなんだ」
「大きいと~何でも買えちゃうものねぇ~」
気難しそうに頷く玉枝。
俺は目から鱗だった、少ないお金で選ぶ方が大事だとは考えたこともなかった。
好きなものを好きなだけ買える方が楽しいはずだとおもう。
「そう、ゆきと一緒によく選んでいるから楽しい、な、ゆき」
「……そうなのか?」
おれはお金が一杯有れば良いな、位にしか。
「ゆき、たまには場の空気というものに慣れた方がいいぞ」
「玉枝ちゃん、こういう人は~、一度膝を付き合わせた方がいいのよ~?」
「そういうものかな姉さん……」
なにか、いたたまれない物を見るような目で見られている。
女の子は難しい。
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「わぁ、このお店入り口で温泉でてるぞ」
「それより~もはやく~!」
怒濤の勢いで注文し端から吸い込まれるように消えてゆく。
「ふたりが幸せならそれで……」
「ゆきも食べなよ、ほら!」
ぐほぉ
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「ひゃぁぁ無理むりぃ、臭いが、硫黄の臭いが!!、帰るよ!」
「玉枝そこは開けるな!ばかおまえ!ロープウェイだぞ!」
ガラガラ
「うぉぉいばかやろぉぉ……あいつ飛べるのか?」
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終始こんな感じなのだ、俺が生きている方が不思議だ。
てんしょん、で片付けられる程の軽さじゃねぇからな!
このばかやろぉぉどもがぁぁ
潜れた