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女子高生とコーヒー、それと怪  作者: 霜見肇


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 私はスマートフォンをブレザーのポケットにしまうと、走り出した。目的地は知らないけど、そこまでの道は分かる。急がなきゃ。


 学校の最寄り駅のホームから、改札を飛び越えて、走った。駅のロータリーを抜けて、右に曲がり、民家の裏の路地を走る。途中の車道も走り抜ける。鳴っていたクラクションは、すぐに聞こえなくなる。


 走る。体力もないし、足も速くないけど、とにかく急いで。走って走って、狭い路地を左に曲がって、走って走って走った。


 駅前の商店街に出た。そこを右に曲がって、商店街の中を走る。急がないと。走る走る走る。


「――ちょっと。そこのお嬢さん」


 白い髪で眼鏡をかけた、男性――?


 走っているので、そこまでしか分からなかった。何か言っているけど、すぐに聞こえなくなる。私は急がないといけないの。


 走って走って、商店街の終わりが見えたところで、行く手に男の人が出てきた。学ランを着ていて――今はそんなこと、どうでもいい。目の前のその人は動かない。私は彼を右に避けようとして――

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