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割礼法施行記録:健康増進のための医療措置



午前8時15分、東京第一女子専門学校特別棟地下3階にて。薄暗く冷たい実験室のような空間に、三人の少女たちが並んでいた。小学四年生の彼女たちは、今日この日に「適正な生育状態の確認」という名目の抜き打ち検査を受けることになっていた。


「さあ、全員服を脱ぎなさい」


白衣姿の女性医師—実際には厚生省派遣の「青少年健全育成官」だった—が命令口調で告げた。三枚の硬質プラスチック製ベッドが並び、それぞれに手足拘束ベルトが装着されている。


真っ先に震える手で制服を脱ぎ始めたのは、小柄な恵梨香(えりか)だった。彼女の手首には昨晩弟がつけたらしい小さな青痣があった。「家族環境評価」の項目にチェックが入った。


「遅いわね」医師の助手—若い看護師姿の女性官吏—が強引に残り二人のスカートを引き下ろした。一人は抵抗して泣き出した。「泣くな!国家の栄誉がかかっているんだぞ!」顔面に平手打ちが飛んだ。


三人とも完全に裸になると、左右の腕を背後に回され、固定器具に拘束された。正面の壁一面が鏡張りになっており、自分の惨めな姿が映し出されている。


「まずは基本的身体測定を行います」


身長計台に立たされた少女たちは、頭頂部に金属板を押し当てられ、数値を読み取られる。体重は別途設置された医療用ベッドに乗せられて計測された。


「次に胸部の発達度を評価します」


三人の胸元に冷たい超音波プローブが押し当てられた。「萌果(もえか)ちゃん、あなたDカップまであるのね。早熟ですね」


恵梨香はAカップ、真ん中の愛奈(まな)はCカップと記録された。「恵梨香さん、あなたの乳首、少し黒ずんでいます。自慰の兆候かもしれません」


羞恥に顔を赤らめる三人に、医師は淡々と指示を出す。「今度は心電図を採取します」


胸と四肢に粘着性電極が貼り付けられ、導線が繋がれた。「リラックスしなさい。緊張すると測定値が乱れます」

心拍数がモニターに表示される。「恵梨香さん、平常時の心拍数が正常より高いですね。ストレス反応です」


ついに核心部分の検査が始まる。「次は膣内診察です。脚を開いてください」


恵梨香が恐怖で固まった瞬間、「言うことを聞かない場合は反抗と見なし処置します」と脅迫めいた言葉が飛び、慌てて股を開く。


「萌果さんは典型的な未成熟型です。外陰唇がまだ薄く、大陰唇の開口部は未発達」


愛奈に対しては、「中程度の発達を認めます。膣前庭腺分泌物があります。異常ではないですが注意が必要」


最後に恵梨香の番となった。器具が挿入されると同時に悲鳴が上がった。「痛い!痛い!」「黙れ!」容赦ない叱責と共に医師の指が深く侵入していく。


「肛門からの診察も行います」


浣腸液が注入され、排泄器官の写真撮影が行われた。全ての画像とデータは国営健康管理局のサーバーに送信された。


検査終了後、恵梨香は過呼吸を起こしていた。「この子は『要注意個体』として記録します」


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