表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第一話 転生したら俺、聖女になっていた。

 眩しい光が目の中を突き刺してくる。光源は目の前に置いてあるモニターだ。顧客のデータやら何やらをまとめた表のような物が表示されている。俺は、それを凝視しながら脳死でキーボードを叩き続ける。ひと段落ついたー…と思ったら上司がまた新しい仕事を振ってきた。断ろうとしても、無言の圧力で結局押し切られてしまう。その後も脳死で手を動かし続け、ようやく終わったと思えばオフィスには俺1人。気づいたら時計の短針が12を指していた。正午の12じゃなくて1日の始まりの方の12だ。家に帰るための電車の終電は12時より少し経ったぐらい。走っていけば間に合うか…?急いで荷物をまとめ、会社から出る。所々が痛む体に鞭打ちながらダッシュしていると、急に体が宙へと舞い上がる。

( …?なんで俺空を飛んでるんだ…? )

そう思考した次の瞬間には体が地面に叩きつけられていた。視界がぼやけ始める。かろうじて見えたのは俺の事を轢いたのであろう大型トラックが走り去っていく姿だけ。走り去る大型の車両の背を見ながら、俺はこう思う。

( 最後までクソみたいな人生だったなぁ…。 )

と。小中高では友達が出来ずいじめられ、大学でも一人ぼっち。社会人になってからは充実した生活を送るぞ!と息巻いていたが、結局は今みたいな生活に。そんなクソみたいな人生を思いながら、俺の視界は暗転していった。

 また眩しい光が目の奥を突き刺してくる。実はさっきのは夢で、まだ俺は職場の椅子に座っているのか?ならば仕事を再開しなければ、と思い目を開く。周りにはアニメや歴史の教科書で見る聖職者みたいな人たちがずらりと並んでいる。そのような人物達がいるということは、ここは教会やその類の施設なのだろう。こんなよくわからない状況に俺は困惑し、私は思わず「あ、…え。」と声を漏らす。

…?違和感。もう一度「あーあー、」と適当に声を出してみる。いつもの自分の声よりも数段高い声だ。それに何だか目線も低くなっている気がする。おかしいと感じ、自分の体の方に視線を落としてみる。きめ細かく色白な肌、力を入れると簡単に折れてしまいそうな手足、男の俺にあるはずのない胸の膨らみ、そして逆にあるはずの男のブツがない。以上が俺の目に入ってきた情報達だ。これらの要因から俺はこう推測した。

異世界転生して美少女の肉体を授かったのだと。いやまぁ…美少女かはまだわからないのだが。

「 やった…!前世での苦労が報われたんだ…! 」

前世…社畜時代の俺の姿を思い出す。まともに人と関わらず、ただただ惨めな思いをするだけの日々。しかし今世は違う。異世界転生…異世界転生だぞ!?あのラノベやネット小説でよくある奴!。主人公はめちゃくちゃ強くて魔王軍だとか何とかを相手に無双したりするあの!…そして状況的に俺はその主人公!ktkr!

「 叫んでもいいですか!?アアアアー!!! 」

「 聖女様!? 」

おっと…つい嬉しすぎて叫んでしまった。こほん…と咳払いをし、周りの聖職者さん達に向けて謝る。

 しかし…まさかこの俺が異世界転生するなんて思ってもいなかった。これから俺にどんな生活が俺を待ち受けているのだろうか?やっぱりチートスキルで無双したり?それともハーレム?あるいは両方?楽しみすぎてたまらなかった俺は、もう一度叫びそうになるも、その気持ちを抑えて軽くガッツポーズをすることだけにとどめておいた。


はじめまして!ポーリュシカと申します!異世界転生系の小説を書くのは初めてなのですが、楽しんでもらえたのたら嬉しいです!それでは第二話でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ