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詩*日常から*

負け戦

作者: a i o

カーテンの裾からは

まぶしいくらいの月明かり

それなのにスマホで

雨の音を流している


訪れない眠気に嫌気がさして

開きっぱなしの目が

痛いぐらいに乾いて

暗い琥珀色の豆電球

願わくば

この時間を閉じ込めてしまいたい

迫る 朝までのカウントダウン

焦りは小刻みに募るから


(まだら)に夜は過ぎてゆく

飛び石のような意識

根底の頭痛

冷やされた部屋は

なんとなく孤独

空と繋がることのない

延々と鳴る雨の音に

ぶつ切りの雨粒を

部屋中に転がして


重たくって空っぽの体

横たえたまま

出ない涙を流したくなる

睫毛にかかる月明かり

それすらも

太陽が照らしてるだなんて









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― 新着の感想 ―
好きです!!!ぐったりと1日を疲弊して過ごした戦士のような趣きを想わせました!!雨粒が孤独をより一層強調して、それでも明日が来るという最後の流れまで素敵です!!!!
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